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2022年1月29日 (土)

長く鳴き続けるアオジかクロジの地鳴き-六義園

 今朝は、そろそろシジュウカラがさえずり始めるのではないかと期待して、閉園中の六義園に向けてタイマー録音してみました。
 昨日は、近くでシジュウカラが鳴いてくれましたが、まだ地鳴きでした。本日は、アオジかクロジが近くで地鳴きしてくれました。六義園には、アオジもクロジも記録されています。閉園前はアオジにはよく会いましたが、クロジは希でした。しかし、地鳴きでこの2種類を区別するのは難しいと思っています。ということで、アオジかクロジの地鳴きの話です。
 ところで、地鳴きというと、数声鳴いて鳴きやむのが普通です。今日、録音できた地鳴きは、長い間鳴き続けていました。
 DR-05で録音。ボリュームのアップ、2,500Hz以下の低音を軽減しています。なお、音の中心は8,500~10,000Hzにあります。そのため、高齢者には聞こえづらい音であることをあらかじめご了承ください。

 長く鳴き続けるだけではなく、声に力強さを感じます。また、近いということは、木の上のほうで鳴いています。アオジもクロジも地面にいることが多く、そのため地鳴きも藪のなかから聞こえます。木の上からの地鳴きが聞こえて来ることは、希です。
 鳴きはじめたのは、午前6時35分です。今日の日の出時刻は6時43分、時計を持っていない鳥にしてみれば、日の出時刻に鳴きはじめたと言って良いでしょう。この地鳴きは、1分24秒続いていました。その後、6時41分から4分16秒と、もっとも長く鳴き続けていました。そして、6時51分から1分23秒鳴いていました。いずれも、音の大きさが異なりましたので、鳴く場所を移動していることがわかります。
 他の鳥でも長い間、地鳴きし続けるのを聞いたり録音したことがあります。こうした長く鳴き続ける地鳴きには、どんな意味があるのでしょう。木の上部にとまり、長く鳴いていることと力強さを感じることから、何かをアピールしている印象があります。
 六義園では繁殖はしませんので縄張りの主張とは思えず、自己の存在の誇示、自己主張の意味があるのでは想像しています。

 

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コメント

松田様

いつも興味深く拝読しております。
今回の鳴き声には、カシラダカの地鳴きの可能性はございませんか?
                         
                                     コムクドリ

コムクドリ様
 いつもご高覧、感謝です。
 六義園では、カシラダカの記録は希です。
 六義園でのカシラダカの記録は、私が真面目に記録をとっていた1984~1991年の7年間の間で2例のみ。その後も見たことがありません。もちろん、鳥のことですから可能性がゼロはいえません。
 また、私の数少ない音源での比較では、カシラダカの地鳴きはアオジとクロジに比べて1,000Hzほど低い音で鳴いています。

松田様

早速のご返信ありがとうございます。
eBird Japan でカシラダカを検索するとよく似た声の8kHz~10kHzの音声があり、
また、バードリサーチでもよく似た音声の地鳴きが掲載されていたため、カシラダカの可能性があるのかなと思い、コメントした次第です。
また、よろしくお願いいたします。
                                  コムクドリ

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