蹴られた録音機-日光
抗がん剤の休薬週間なので、体調もなんとか持ちそう。と言うことで、久しぶりの日光に行って来ました。
いつものお気に入りの雑木林にタイマー設定をした録音を2台仕掛けて置いて翌日、回収に行きました。ところが、石の下に置いたはずのDR-05がむき出しとなり、布製のジャマーがはずれていました。
写真は、前日の夕方に置いたときの状態です。2個の平な石を重ねて置き、マイク部分が出ています。
翌日の状況です。石から飛び出した感じになり、録音機からジャマーが外れています。
ケモノだと、キツネ、タヌキ、テンならば石を動かせそうです。鳥だと、ハシブトガラスができるかできないか微妙なところです。
ということで録音中に原因が録音されていないか、チェックしました。なお、タイマー設定は午前5時から8時までの3時間です。
録音されていたのは、なんと人でした。DR-05で録音、大きな音は削除しています。100Hz以下のノイズを軽減しています。
どうも、男性2人連れの登山者のようです。クマ鈴の音がします。この季節は、まだ山菜は出ていませんので、良い天気に恵まれての山歩きでしょう。録音機は、林道から数mは入ったところに置いています。ですから、林道を歩いていて見えるところではありません。ただ、置いた近くにピンクのテープを小枝に結び付けてありますので、それで気が付いてしまったようです。
「なんだこれ!」と言って、石を足で蹴ってどかして、下の録音を蹴り出してしまったようです。時刻は7時50分のこと、タイマー録音の残り時間わずか。幸いにして録音には、ほとんど影響ありませんでした。
日光で、野生動物のためにトレイルカメラを置いて調査をしている知人によると、カメラの盗難が多いとのことです。そのため、ワイヤーで厳重に縛り付けるのだと聞いています。それだけに、持って行かれなかっただけでも幸いです。
私自身の油断も反省しています。この道の先には別荘が2軒あり、どちらも顔なじみです。私からは良い録音ができるとCDを上げたり、住民からは落としたジャマーを拾っておいてくれる仲です。20年前は、この林道で登山者にときどき会いましたし、ハンター、山菜採りにも出会いました。しかし、先の道が消えかかっているので登山者が来ることもなくなり、日光のハンターは高齢化、山菜採りは福島原発の事故以来、激減しています。ですから、2軒の別荘の住民以外出会ったことはなく、人の来ないところと思っていました。
どんなところでも対ヒトの対策を考えておくことと、再認識いたしました。
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