『奥入瀬渓流 きのこ ハンドブック』-ご案内
NPO法人奥入瀬自然観光資源研究会の河井大輔さんより、『奥入瀬渓流 きのこ ハンドブック 春-初夏編』をいただきましたので、ご案内です。
『北海道野鳥図鑑』など、図鑑つくりには定評があり、奥入瀬に入れ込んでいる河井さんが今度は、きのこの図鑑を出しました。樹木はもとよりコケ、シダとくれば、きのこはさけて通れないとはいえ、充実した図鑑となっています。
開いて驚くのは、きのこの名前が大きく漢字で書かれていることです。平茸あたりはヒラタケはわかります。しかし、漢字で書くとオオワライタケの大笑茸は、おかしいです。ムカシオオミダレダケが昔大乱茸って、なにか凄い名前です。アラゲコベニチャワンダケはカタカナで読むと意味不明ですが、漢字で書くと粗毛小紅茶碗茸となり、載っている写真のイメージで理解できます。
しょせんカタカナは記号でしかないため、音は伝わってきても意味が伝わりません。それぞれの種には、意味のある名前がついているはずで、漢字で表記することでそれがよくわかり、おかげで名前を覚えられます。なにより、きのこ学者が命名に苦労したことだろうなあと思いながら眺めました。
もちろん、解説はていねいで、初心者にわかるように語りかけるような文体です。写真も豊富に掲載されています。きのこで困るのは、成長段階で形が変化してしまうことです。それを複数の写真でフォローしてくれます。
私のフィールドの六義園でも共通種がありそうなので、これからのきのこの季節です。判型は、ポケットに入る大きさなのでお供させたいと思います。
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