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2022年4月16日 (土)

夏鳥を迎える準備ーウインドジャマー

 野鳥録音のコツのひとつが、いかに風をさけるかです。
 野鳥録音を始めて知ったことのひとつに、自然の中はいつも風が吹いていることがあります。とくにお昼を過ぎた頃から、いちだんと吹き始めます。
 風がマイクに当たると「ボッ。ボッ」という音になってしまいます。風には音がないので風が立てる音が大きくなれば、録音は終了です。
 風のこないところで録音したり、自分の身体で風をよけたりもします。もっとも簡単な方法は、ジャマーを付けての風よけです。
 ジャマーは、風防、ウインドジャマー、ウインドスクリーン、あるはボアボアと呼ばれています。布製とスポンジ製があって、布製は高め、スポンジ製は安価です。
 以前、記事にしたようにスポンジ製の簡単なものでも、効果は十分あります。
 ご参考までに過去の記事「ウインドスクリーンの効果」です。
http://syrinxmm.cocolog-nifty.com/syrinx/2011/01/post-4441.html
 ところで、断捨離のため機材の整理をしていたら、以前愛用していたステレオマイクが、黒い粉に覆われているのに気が付きました。一瞬なんだかわかりませんでしたが、よく見るとマイクにかぶせてあったスポンジ製のジャマーでした。スポンジが劣化して粉のようになっていたのです。残った部分も触ると、ボロボロと粉になってしまいました。
 PCM-D1などメモリ録音機を使うようになって、かれこれ16年。その間に劣化したことになります。ちなみにオーディオテクニカのマイクに合わせた純正品のはずですから、安ものではありません。
 他のスポンジ製のジャマーも気になって、チェックしたところ、弾力性が失われ目がつまったものが多数ありました。ほとんどが、秋葉原のトモカ電気で買ったもので、5~600円くらいのものです。YAMAHA W24の合わせて買ったものが多いため、だいたい10年でダメになったことになります。
 ということで、スポンジ製のジャマーは安いけれど、劣化もあるということで、すべて布製に切り替えることにしました。また、布製のほうがマイクの保護にもより効果があると思います。
 現状、タスカムのWS-11がタスカムのDR-05はもとより、SONY PCM-100,YAMAHA W24,OLYMPUS LS-14など、小型の録音機に合います。また、以前は布製ジャマーは高く、1万円以上が当たり前の金額でした。ところが、WS-11は常識を打ち破って1,000円台です。思わず日本野鳥の会の通販サイトで、今回3個購入しました。

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 ということで、布製ジャマーの洗濯です。夏鳥たちを迎える準備も万端。野鳥録音をして良かったと思う季節の到来です。

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