とうとうガビチョウ-六義園
六義園のボランティアガイドのE藤さんから、六義園にガビチョウがいたと報告が来たのは、4月26日のこと。鳴き声の音声付きのメールでした。
鳴き声は、間違いなくガビチョウでした。
六義園では、ガビチョウは過去に何回か記録されています。最初の記録はもう10年以上前になりますが、1日で姿を消していて、居着きませんでした。最近では、2020年5月13日の録音に2声だけ入っていたもので、見た人はいませんでした。早朝に鳴いて、そのまま移動していったようです。こちらも居着きませんでした。
しかし、昨日の早朝の録音にガビチョウの鳴き声が入っていました。
タスカムX8で録音、ボリュームの増幅、2,000Hz以下のノイズを削除しています。軽くノイズリダクションをかけています。
時刻は5時30分頃です。遠いところで鳴いていますが、声が大きいのでボリュームを増幅するとなんとか聞ける音にすることができました。
E藤さんから最初の報告をもらってから5日後の5月1日の録音ですから、六義園では最長滞在記録となっています。都心の公園の記録は多くありませんし、渡りの季節のことですから六義園に来ても通過していくことを期待していました。このまま、居着いてしまうのはなんとも困ったことになります。
ガビチョウの原産地は中国や台湾です。関東地方を地方を中心に分布を拡大しています。そのため、特定外来生物に指定されています。
日本庭園には、似合わない鳴き声です。
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