タスカム Portacapture X8を使ってみた-その3
録音設定
スイッチは、スライドさせるもので右サイドにあります。幅3mmで刻みも浅く、急いでいると素手でもすべります。設計者は、冬の寒いときに手袋をはめての操作をまったく想定していないでしょう。
また、手持ち録音のときは、いちばん上のホールドにしておくことが多いのですが、ホールドを解除するのに硬いため力を入れすぎて下のOFFまで移動されてしまうことがあります。また、onにして起動するまで待つのはイラつきます。ホールドボタンを別にするか、スライドスイッチのスムーズさを改良してほしいところです。
最初のスイッチを入れると、日時設定を要求されますので、適宜入力します。
ホームボタン(■)を押すと、ホーム画面になります。画面左上にある縞模様のアイコンをタッチすると、設定メニューが出てきます。
まずは、録音設定です。
ファイル形式は、wavとmp3を選べます。野鳥録音の場合、高音が省略されるなど音の欠損のないwavを選びます。
サンプリング周波数の設定です。長時間録音ならば汎用のきく48kHz/16bit、短時間で手持ち録音ならば最高品位の192kHz/32bit Fioat。この他の設定もありますが、汎用が最高品位か、この2者からの選択ではないでしょうか。
録音待機=on、自動録音=off、その他は適宜です。
一般設定
「入出力設定」では、ファントム電源、マイク設定などは外付けマイクを利用しない限り設定は必要ないでしょう。スピーカーも野外では音を流すのは野鳥録音の数少ないマナー違反となるので、offにしておきます。録音後のチェックは、イヤフォンで行うようにします。その他は適宜です。
「カメラ設定」は、カメラと使わなければ、そのままです。
「その他の設定」は、マニュアルをお読みいただき必要なものを適宜設定してください。
「システム」では、フォームウエアのバージョンの確認、日付の設定、SDカードの初期化などを行います。多くの機能がソフトウエアに依存していますので、フォームウエアは最新のバージョンにするようにします。2022年5月現在のバージョンは、1.10です。
「電源/画面設定」では、電源自動オフはon、電池選択は電池駆動、電池タイプはNi-MH、省電力モードはon、省電力モードは適宜、バックライトの時間は適宜、明るさは標準(長時間録音の場合、暗いに設定)、インディケータは適宜、また全消灯、コントラストは適宜です。(つづく)
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