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2022年5月30日 (月)

もっとも都心に近いウグイスの繁殖地かー芝川第一調節池

 今回の芝川第一調節池でウグイスが複数羽いることに気がつきました。私が歩いたのは、全体の5分の1ほど。それでも池側のヨシ原などで2羽、樹木の並ぶ緑地帯でも2羽、少なくとも合計4羽。この割合でいるとすると全体では、10羽を超えるかもしれません。
 過去のここでの録音をチェックしましたが、ウグイスは4月まで。5月下旬や6月に訪れたときの音源には記録されていませんでした。ただ、季節に1回ていど、数時間の滞在ですから、見逃し聞き逃しの可能性もあります。
 まずは、芝川第一調節池のウグイスのさえずりと谷渡りです。タスカムDR-05で録音、ボリュームのアップ、1,500Hz以下の低音の軽減、ノイズリダクションをかけています。

 もう昼近い時刻ですが、よく鳴いてくれました。
 また、長い谷渡りをするウグイスでした。録音できた8分ほどの間に3回の谷渡りを鳴いて、それぞれ1分40秒、2分13秒、24秒でした。普通は30秒ほどですから、1分を超える谷渡りは長く感じました。なお、アップした音源の谷渡りは途中で、カットしています。
 ところで、芝川第一調節池のウグイスは、もっとも東京に近い繁殖地になるのではと思いました。都境まで直線距離で10kmほどです。23区内での繁殖の記録があるのでしょうか。
 江戸時代は市中のお屋敷の藪で、ウグイスが繁殖していたというのが私の持論です。それを思うと不思議ではありませんが、東京周辺でも平地で繁殖するウグイスが今でもいることは、興味深いことだと思いました。
 いずれにしても芝川第一調節池のウグイス、今後の動向に注目したいと思います。

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コメント

少し前の記事へのコメントで失礼します。確証はないのですが、皇居でウグイスが繁殖しているのではないかと考えています。北の丸公園で幼鳥を数回見たことがあり、どこから来たかは断定できないものの、皇居に周年生息しているという記述 (https://www.yamashina.or.jp/hp/yomimono/koukyo_chosa_5yrs.html) を見つけました。繁殖についての記述はありませんが、していると考えて無理はないように思います。
東御苑まで含めて丹念に通えば何かわかるるかもしれないと思いつつ、東御苑の開門は午前9時なので仕事前に寄るのは難しくて二の足を踏んでいます。

タムラ様
 皇居は、都心そのものですね。皇居は穴場です。以前、山階鳥類研究所で調査をしていましたが、最近報告がないところ見ると終わっているかも。  
 江戸時代の江戸の大名庭園にはいたと思われますので、環境さえあれば生息可能なのかもしれません。

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