タスカムDR-05のVer3.0とXの違い-その1
私がタスカムのDR-05を使っているのがわかると良くたずねられるのは「Ver3.0とXとは液晶の色以外、何が違うのか」です。
たしかにDR-05は型番がいろいろあって、現行の機種でさえVer3.0とXがありわかりにくいし迷います。ネット通販では、2022年6月現在、Ver3.0が13,000円、Xが14,000円で、Xの方が1,000円くらい高い傾向にあります。
写真を見ると、液晶の色がVer3.0はオレンジ色、Xは青白いと違いがわかります。いわば、電球と蛍光灯の色の違いがあるのですが、これ以外の違い、とくに音と録音機能に差があるのか知りたいところです。写真は、左がVer3.0、右がXです。
私のDR-05 Ver3.0は、電池蓋を失った上に思わぬ落下実験をしてしまい液晶にヒビが入ってしまいました。また、以前より怪しいノイズが入ることがあって、修理か買い換えを考えていました。この野鳥のシーズンに修理に出すのも憚れますし、それ以前に直るのか心配です。タスカムの山本さんに相談したところ「とりあえずデモ機を使っておいてください」と1台、貸していただきました。
申し訳ないので、DR-05 Xをヨドバシの通販で購入いたしました。ということで、図らずもVer3.0とXの比較を行えることになりました。
タスカムの山本さんによると、2機種の違いは「Xはインターフェースとしての機能があります。Web会議などでのUSBマイクとしてつかったり、ライブ配信などに使えます。」とのこと。Xは、メニューのなかにUSBの項目があり「オーディオI/F」でPCかMAC、サンプリング周波数、実行を選択することで、USBマイクとしての設定を行えるようようになっていました。写真は、USB設定のメニューです。
この他、外見上の違いは、Xのマイクには赤いラインが入っています。
USBの端子がVer3.0で はMini-B、XではMicro-B。マイクロSDスロットの蓋にVer3.0はマイクロSDのロゴが刻印されています、Xは何も書かれていないなどを違いを見つけました。
いずれも機能に関わるものではありません。また、メニューのなかでタイマー録音を設定して最後の決定がVer3.0では中央のプレイボタン(▼1つ)ですが、Xでは早送りボタン(▼2つ)の違いがありました。2台を同時に使う場合、誤設定をしないように注意が必要です。この他、メニューは基本は同じですが、並びや言葉が微妙に違います。
筐体は、並べても重ねても同じに見えます。ちなみに、重さはeneloop2本を入れてどちらも180gとなり、違いはありませんでした。
液晶の色の違いから電池の持ち時間に差がありそうです。カタログには、44.1kHz、16bitの録音設定でエボルタ使用の場合どちらも17.5時間で同じ。eneloop使用でVer3.0が約15.5時間、Xは14.5時間とあり、Ver3.0が1時間長いことになっています。この差は微妙で、eneloopの鮮度によって10時間を超えると1時間くらいの誤差はでます。実際、2台をeneloopで使用してみて、電池の持ちに大きな差があるようには思えませんでした。(つづく)
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