『雁の道をたずねて』-ご案内
ヒヨ吉さんこと神戸宇孝さんより『雁の道をたずねて』をいただきましたので、ご紹介いたします。
ガンの仲間のカリガネを巡っての絵本です。
かつては、たくさんいたカリガネですが、一時はマガンの群れのなかから1羽を見つけられたらラッキーというほどの珍鳥でした。私自身、出会いは数えるほどで、たぶん合計しても数羽のカリガネにしか会っていません。
現在では、かなりの群れで見られるようになりました。このカリガネをめぐっての経緯から復活のきかっけとなった調査など、やさしく解説されています。
もちろん、絵は神戸さんです。カリガネのいる風景がとても生き生きと描かれています。この他、文章は池内俊雄さん、構成は澤祐介さんです。発行は雁の里親友の会です。
この本は助成金を受けて作成したため、一般には流通しません。こうした本を紹介するのは憚れます。しかし、ネットで検索してもタイトルが出てこないのは、この世に存在しないのと同じこと。まず、こうした本があることを知ってもらいたいと思い、ご紹介いたします。
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