タスカム Portacapture X8を使ってみた-追加 3
タスカムのPortacapture X8(以下、X8)は、192kHz/32bitの高品位で録音できます。はたして野外での野鳥のコーラスをこの高品位で録音したらどうなるのか、今のシーズンならではの録音を試みました。
その前に192kHz/32bitで録音した場合、バッテリーの持続時間を確認したいと思いました。マニュアルには、44.1kHz/24bitの持続時間は書かれていますが、高品位でいったいどのくらい持つのかの記述を見つけることはできませんでした。
まず、本体に単三のeneloopを4本入れた場合の持続時間です。前回の48kHz/16bitでの録音では、eneloopの鮮度が影響する傾向がありましたので、なるべく新鮮なものを使っています。結果は、1時間38分でした。4G+4G+1.4G=9.4Gのデータとなりました。4G=41分となります。
192kHz/32bitの録音では、おおよそ1G=10分、eneloop1本あたり2G、20分の録音ができると、考えておけばよろしいでしょう。
48kHz/16bitでは、4Gのファイル+αでしたから、もうひとつ4Gのファイルまで録音できたことになります。それにしても、192kHz/32bitでの録音は容量とバッテリーを食います。
今回、日光での録音は前回成績の良かった専用のバッテリーパックBP-6AAを装着いたしました。本体の4本に加えて6本、合計10本のeneloopから電力が供給されることになります。
結果は3時間24分となりました。4Gのファイルが5つ、20Gのデータが録音されていました。ほぼ計算どおりです。
録音機を設置したのは、午後4時50分です。そこから3時間24分、8時14分まで録音されていました。
ということで早朝のコーラスにはとても間に合わないことになり、192kHz/32bitの高品位で録音しようと思ったら早起きしなくてはなりません。
ただ、今回は野鳥のコーラスの最盛期、それだけに夕方のコーラスはボリューム感があり、聞き応えがあり録音しがいのある音となりました。
アップした音源は、音源の一部を切り出しただけです。フェードイン、フェードアウトをしているだけです。
高めの音の例、ホトトギスとアカハラを中心としたコーラス。
低い音の例、カッコウ、アカゲラのドラミングの入ったコーラス。
mp3に変換していますので高品位の意味があるのか疑問ですが、この程度は録れたとご理解いただければと思います。
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