ムクドリがいなくなった-日光
日光からムクドリがいなくなりました。
日光といえば、オオルリやキビタキの動向が気になる人が多いと思います。私のようにツバメ類やスズメ、ムクドリの増減が気になるのは、へそ曲がりだからかもしれません。
ムクドリの減少は、かなり事件だと思うのですが、カウントデータがあるわけではないため印象からのお話しです。
日光の名物、杉並木の最後はJR日光駅付近です。この杉並木は、ムクドリのコロニーになっています。スギの木に空いた洞を利用して巣作りをしたり、周辺の建物の隙間で繁殖しています。写真は、その杉並木です。右のほうにある白い建物でも、隙間をムクドリが出入りをしていました。
この季節ならば、このように写真を撮ればムクドリが写るくらい多い頻度で飛んでいます。巣のある杉並木と餌場の大谷川との間をムクドリがさかんに行き来しているのです。ときに電線にとまって複雑な節でさえずったりしてくれて、ムクドリ観察には絶好の場所となっていました。
また、10年ほど前まではムクドリに加えてコムクドリもいて、ムクドリとコムクドリの大きさや飛び方の違いを観察することができました。
ところが、今年はムクドリの出入りがありません。時期的には、2番子の子育てのために出入りがあっても良いはずです。今回の2泊3日の日光では、わずか1羽のムクドリが飛んでいくのを見ただけです。コロナ禍の影響で、ここ2年間は日光行きの頻度が少なくなっています。そのため、ムクドリがいないことに気がついたのは今年になってからです。ここ2年の傾向がわかりませんが、減少は間違いないでしょう。
コムクドリがいなくなったのが、ムクドリがいなくなる予兆だったのでしょうか。それとも、他の理由があるのでしょうか。
そういえば、六義園のムクドリも減っています。
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