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2022年9月22日 (木)

『朝の小鳥』スタジオ収録-10月は神島

 昨日は『朝の小鳥』のスタジオ収録でした。
 来月のテーマは、三重県の神島です。申しわけございませんが、このコロナ禍と私の体調から思うように取材ができず、過去の使用していない音源を元に構成しています。
 神島の取材は、まだDATで録音していたの時代で1996年10月です。亡くなってしまった鳥友の樋口行雄さんと鳥羽市から神島を案内してもらった思いの出の取材です。
 いつも不思議に思っているのですが、タカの渡りが早まったことについて、あまり語られていません。伊良湖岬、神島ルートでサシバが10月に渡るというのが、発見されたのは1970年代のことです。当時は、渥美半島にある汐川河口のシギチドリが有名で、渡り鳥を見に行った地元の方が、たまたま伊良湖岬で休んでいるときにサシバが渡って行くのを発見して、知られるようになりました。
 私も当時、4,5回は通ったでしょうか。いつも汐川河口のシギチドリとセットのバードウォッチングを楽しんだものです。ただ、多いと500人もののバードウォッチャーが集まるようになりましたので、人の少ない神島に行ったことになります。今までの経験から10月10日を目指して行っています。
 ところが、最近の白樺峠などの情報を見ると、9月上旬から渡りが見られ、中旬が最盛期となっています。およそ1ヶ月早くなっています。
 実は、伊良湖岬も早く行けばもっと渡っているのではないかと思い、9月20日前後に行ったことがあります。残念ながら1羽のサシバも渡らず、やはり10月中旬でなければダメだと思ったものでした。
 9月に渡りが見られるのは、白樺峠だけではなく各地のことですから、渡りのタイミングは変化するものなかのか、興味のあるところです。
 ということで、神島の野鳥たちをお楽しみいただければ幸いです。

 

2022年10月 放送予定
2日 サシバ
9日 ヒヨドリ 
16日 メボソムシクイ
23日 ウグイス
30日 スズメ

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コメント

いつも興味深く、楽しく読ませて貰っています。
 退院されたとのこと、良かったです。無理をなさらずに、体を労わってください。
秋のタカの渡りですが、小生も三浦半島の西側で観察していますが、コメントの通り三週間近く早まっていると感じております。 20年位前?は10月10日前後がピークでしたが、9月中旬から移動始め、下旬にはピークを迎えるような気がしています。サシバも、ハチクマもそうです。
年により、若干の差は出ますが、概ねそんな感じですね。
 有難うございました。

田中和徳様
 ブログ、ご覧いただきありがとうございます。また、お見舞いのコメントも感謝です。
 やはり、タカの渡りは早くなっているのですね。
 昔も秋雨前縁や台風の影響を受けて、1週間前後の誤差はありましたが、1ヶ月早まった意味はなんなのでしょう。いつの頃からなのか、記憶をたどると2000年あたりかなと思います。
 温暖化ならば逆に遅くなるかもと思うと、説明できる説は思いつきませんね。
 

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