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2022年10月30日 (日)

ジョウビタキの鳴き声の加工-六義園

 六義園ではどちらかというとジョウビタキは記録の少ない鳥でした。そのため、昔は飛来も遅く11月に入ってからでした。
 ところが、ここ10年、六義園ではササを刈るなど開けた環境が多くなりました。かつては、紀ノ川から梅林くらいしかジョウビタキが生息できる環境はなかったのですが、今では池のまわりはほとんど、ジョウビタキ好みの開けた環境となりました。そのため、周辺でジョウビタキの情報が入ると同時期に六義園でも見られるようになります。
 今年も、10月20日前後には常連が見つけています。ただ、雌1羽が来たと思ったら翌日はいなくなってしまい、雄1羽となり、これがいなくなったと思ったら雌2羽と2,3日で、入れ替わっている感じです。どうも、六義園を通過しているようで、なかなか定着してくれません。
 この録音は、10月27日のジョウビタキ(雌雄不明)の鳴き声です。声はすれども姿の確認はできませんでした。
 タスカムDR-05Xで録音しています。平日でしたが、良い天気でしたので混んでいて人声が多く、またハシブトガラスが冬なわばりの確保のため鳴き続け、さらにヒヨドリの声も加わって、にぎやかな中での録音です。そのため次のような加工をしています。
 まず、2,000Hz以下のノイズをカットしました。これで、ハシブトガラスの鳴き声は消えました。人の足音など、ジョウビタキの鳴き声とかぶっている部分を削除します。つぎに、ジョウビタキの鳴き声の音域である4,800~5,100Hzの部分のボリュームのみ、増幅します。そうすると、声のない部分のノイズもアップされ「シャー」という高い音が立ってしまいます。そのため、4,800~5,100Hzの音域でジョウビタキの声のない部分を囲み、ノイズリダクションをかけて他の部分と同じノイズの濃さに調整します。最後に、全体にノイズリダクションをかけて、クリアにします。これでも取れない幅の広いノイズをさらにカットして、1分30秒の音源から28秒ほど残りました。最後にフェードアウト、フェードインをかけます。
 まず元の音源です。六義園らしいにぎやかさです。

 加工編集した音源です。

 いかがでしょうか。にぎやかな都市公園でもなんとか野鳥録音ができることがわかっていただけれると思います。コンピュータ様々といった感じです。
 なお、この作業はAdobe Auditionで30分ほどかかりました。

 

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コメント

 試しに、この音源を使って、2KHz以下ミュート。4.8-5.1KHz強調というのをやってみました。
私の場合は、「シャー」という音は聞こえませんでしたが、カラスの声が小さく聞こえたり、
小鳥(ヒヨドリ?)の囀りや、10秒目以降の打撃音?が聞こえます。
ノイズリダクションで、こういうバックグラウンド音は、だいぶ小さくなりましたが、
それでも前半に少し残りました。
松田さんが加工編集したものでは、こういう音はしませんが、波形編集でミュートといった作業もされているのでしょうか?

ekai様
 連投のコメント、ありがとうございます。
 まず、低音の軽減など下ごしらえが必要です。取り過ぎると高い「シャー」という音がたってしまって、不自然になります。ノイズリダクションもいろいろあって、音源のなかにノイズのみのところがあれば、そこをキャプチャーして指定する方法が、いちばんノイズが録れます。コーラスのように、たえずいろいろな音がある場合は、ヒスノイズリダクションやクロマノイズ除去を使用しています。ノイズによって使い分けますが、それぞれ強弱の具合などで効果が異なります。いろいろ試してみて、自然に聞こえる状態になるように探り当てるのが、楽しみです。
 この場合は、キャプチャーしてのノイス取りだったと思います。

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