マヒワの群-日光
カミさんのおみやげの続きです。
寒そうな戦場ヶ原からのおみやげです。
今回は、小鳥が多かったそうで、なかでもマヒワの群れとの遭遇がよったとのこと、録音もできました。
YAMAHA W24で録音。ボリュームの増幅、1,500Hz以下の低音の軽減、ヒスノイズリダクションをかけています。
なんとも、とりとめのない鳴き声です。
野鳥録音では、マヒワやアトリの録音は難題な鳥となります。
たとえば、100羽を超える群れでも、鳴いているのはごくわずかです。そのため、大きな群れの感じが録れません。それに、声量がとても小さいでのす、昨日アップしたヒガラは、50mは離れていたそうです。このマヒワは、10m前後。すぐ目の前にいたのですが、鳴き声は小さいです。
その上、とりとめのない節です。以前、鳴き声の図鑑を作るときに、こうしたはっきりしない鳴き声をいかに、わかりやすくさせるかいろいろやってみました。ノイズを取ったり音のコントラストをあげたりして、画像と同じようにきれいに音もさせることができます。
しかし、だんだんその鳥の声ではなくなっていくことに気が付きました。ようするに、はっきりしないというのは、その鳥のの鳴き方の特徴であって、それをくっきりさせてしまってはその鳥でなくなってしまうことになります。これに気が付いて、自分はいったい何をしているのか、自問自答してしまいました
写真で、赤い鳥をより赤く青い鳥をより青くすると、不自然なるのと同じです、ぼやけた色や模様はそのままのほうが、その鳥そのものなのです。鳥を知らない人は、単純にきれいな鳥に見えるかもしませんが、知っているが見れば不自然です。
鳴き声も同じこと。いかに自然に聞こえるかが、編集加工の腕の見せどころです。それには。自然のなかで本来の鳴き声をしっかりと聞いておかないとならないと思います。
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