ウグイスの真似をするガビチョウ-日光
半年ぶりの日光行きでした。
昨日のとりあえずの散歩コースは、大谷川の河原です。
カミさんが朝にノスリらしい声が聞こえたという話に誘われて歩きました。
川を渡る風が生暖かく感じるほどの天気です。
暖かい空気のわりに日光連山がくっきりと見えるところは。やはり冬の日光です。葉の落ちた雑木林ごしの日光連山、まだ日光の冬は長いそうです。
河原の藪の中からガビチョウの地鳴きが,聞こえて来ました。蒲谷鶴彦さんは、ガビチョウの地鳴きが録れないと嘆いていましたが、ガビチョウが増えたため、今ならば録り放題です。
しばらく聞いていると、ウグイスのさえずりに似た声で鳴きました。
タスカムDR-05Xで録音、ボリュームの増幅。ノイズリダクションをかけています。
「ホッ、ケキョ」と聞こえます。もちろん、本物のウグイスのさえずりのように張りのある響きとは、ほど遠い鳴き声です。しかし、間違いなく「ホッ、ケキョ」と鳴いています。
この河原では、ウグイスはかならずいて、雛連れを見たことがあります。もっとも遅いさえずり記録も、この河原だったと思います。それだけに、ガビチョウがウグイスのさえずりを聞く機会が多く、覚えてしまったのでしょう。
実は、以前キビタキやヒヨドリなどの真似をする物真似上手のガビチョウに出会ったことがあります。このガビチョウは「ケキョ、
ケキョ」と谷渡りは真似をするのですが、とうとう「ホーホケキョ」は、やりませんでした。きっとガビチョウにとって、ウグイスのさえずりは節回しが難しく真似ができないのではと思っていました。
昨日のガビチョウは、つたない感じはするものものウグイスのさえずりらしい節を繰り返していました。これから、もっと上手になるのか、次の日光行きが楽しみです。
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