オオダイサギの鳴き声-芝川第一調節池
今日は、3月上旬の暖かさ、昼頃から強風という天気予報を信じ、埼玉県川口市にある芝川第一調節池に行って来ました。
薄めのフリースにダウンコートの装備では、暑いくらいの陽気、強風は帰路についた午後1時30分頃から吹き始めました。おかげで、いろいろ成果のあった芝川でした。
暖かい天気のせいか、池からはマガモのディスプレイの声がさかんに聞こえてきます。オカヨシガモの姿も見えます。ジョウビタキが飛び交い、名物の猛禽類はオオタカとノスリが飛びました。
録音機を岸辺に10数分、置いては移動するという録音の方法をとりました。土手の上から録音機の前にいる鳥たちを観察して、後でその声が入っていないか、楽しみな録り方です。
鳴いてくれたのはダイサギです。ダイサギのみならず、サギ類はコロニー以外鳴くことは少なく貴重な録音となりました。
この季節から冬鳥で亜種のオオダイサギと判断しました。先日、六義園ではチュウダイサギが飛来していますので、季節からだけでは判断の難しいところですが。確かに大きいです。
タスカムDR-05Xで録音、ボリュームの増幅、1,000Hz以下の低音の軽減、ノイズリダクションをかけています。
2羽が、追いかけ合うケンカの時の声です。
チュウダイサギとの鳴き声の違いがあるのでしょうか。
『鳴き声ガイド日本の野鳥』には、三番瀬で9月に録音したチュウダイサギと思われ鳴き声が収録されています。この時も、複数羽がケンカをしていました、餌場を巡っての闘争の時の声だと判断いたしました。
いかがでしょうか。録音状態が異なるので比較が難しいところです。オオダイサギのほうが、声が長く深みのある濁りがあるように聞こえますが、いかがでしょうか。
小鳥類では亜種が異なれば、鳴き声に違いがあるものが多くいます。はたしてサギ類では、どうなるのか。わずか2例のサンプルから決定的なことは言えませんが、違いがわかると面白いと思います。
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