キジバト日和-日光
抗がん愛投与の合間と暖かくなるという予報を信じて先週後半、日光に行って来ました。
この時期は、ヒガラやコガラ、ミソサザイといった留鳥たちがさえずりはじめ、運が良いとアトリやマヒワの鳴き声が録れます。まだ夏鳥はもちろんウグイスも戻っていない時期ならではの音が録れます。
ただ、山を歩くと何も鳴いていません。遠くでミソサザイが鳴いているていどです。鳴いている鳥が多ければ、近くでさえずってくれる鳥もいるのですが、少ないと寂しい感じの時期でもあります。
ただ、よく鳴いていたのはキジバトです。
タスカムDR-05Xで録音、ボリュームを増幅、300Hz以下のノイズの軽減、軽くノイズリダクションをかけています。
この録音は、タイマー録音を回収にいった時、鳴いていたものです。100mほど離れた設置場所でも鳴いていました。町に戻ってくると住宅地でも鳴いているのが聞こえました、
書くときりがないので割愛しますが、日光の山から町のなかまであちこちでキジバトが鳴いているのに気がつきました。飛び交う姿も多く、活動が活発な印象を受けました。キジバト日和キジバト記念日とでもいう感じでキジバトだらけでした、
キジバトと言うと、蒲谷鶴彦先生の話を思い出します。
「キジバトは、尻切れトンボで鳴きやむため、編集をミスしたと思われるんで困るんだよね」とのこと。
確かにキジバトのさえずりを聞いていると「デデ、ポーポー」と鳴いて最後が「ポー」でなく「ポッ」で終わります、この録音されたキジバトも同じです。編集している時に間違ってカットしてしまったように聞こえます。
これは、キジバトの声を数多く聞いていましたが、先生に言われるまで気がつきませんでした、長年、野鳥の声を扱ったことのある先生ならではのキジバトへの思いです
« 六義園で自然観察会-日光野鳥研究会 | トップページ | 早春の不明の鳴き声-日光 »
「観察記録」カテゴリの記事
- 新年おめでとうございます(2025.01.11)
- 戦場ヶ原に冬が来ました(2024.12.28)
- 伊豆沼のガン(2024.12.10)
- 冬のルリビタキ(2024.11.26)
- 秋の深まり(2024.11.10)
ご無沙汰しております。
キジバトの鳴き終わり、気になってコレクションをしています。
すると途中で終わる場合とそうでない場合があることがわかりました。
いま、どのくらいの比率か調べています。
今のところ、途中で終わる場合が40回、そうでない場合は27回でした。
もっと例数を増やして検証したいと思います。
投稿: 柴田佳秀 | 2023年3月19日 (日) 21時33分
シバラボ様
ご無沙汰いたしております。
キジバトの件、Facebookにも書かれていましたので、気になっていました。以外と「ポー」があるですね。
私の日光での録音では、チェックしたかぎり「ポ」でした。地域や季節による違いなどありそうですね。
ウグイスも「ホー」で終わったり「ホーホケ」で終わるものがいて、そういうウグイスが後ろで鳴いているとカットミスをしたようで、これもこまります。
投稿: まつ | 2023年3月20日 (月) 14時40分