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2023年4月 3日 (月)

ヤマガラのさえずり^六義園

 六義園のヤマガラの記録を見ますと、とりとめがありません。日本野鳥の会理事長の遠藤孝一さんは、若い頃に六義園で見た鳥を報告していました。それによると、1975年11月1日などに2羽を記録しており、冬鳥的な出現をしています。
 1980年代にセンサスをやっていたときは、冬鳥として1.2羽がときおり記録される程度でした。ところが、1991年には繁殖期もいて幼鳥を確認しています。その後、散発的に見られますが、出会いが多くなったかなという印象です。
 しかし、六義園でヤマガラのさえずりは元より地鳴きを録音したことはありませんでした。ヤマガラ爆発のときは繁殖期でなかったので、さえずりを聞いた記憶がありません。また、録音もしていませんでした。
 なんと昨日のタイマー録音に、ヤマガラのさえずりが入っていました。ヤマガラの六義園で初めての録音となります。
 タスカムDR-05Xで録音。多少のボリュームのアップ、3,000Hz以下の低音の軽減をしています。

  テンポや鳴き方はシジュウカラとよく似ています。よく聞くと、後ろで鳴いているシジュウカラと比べて、1音多いことと音質の違いがわかります。
 ヤマガラのさえずりには、けっこうバリエーションがあるのですが、このパターンは典型的な鳴き方だと思います。
 ても、今までシジュウカラだと思って聞き逃していたのではないかと不安となりました。

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観察記録」カテゴリの記事

コメント

 今月初め、都内の公園で、「ピーツツ、ピーツツ、ピー」という
囀りを耳にしました。
また先日は、近所の斜面林で、「ツツピー」を2、3回繰り返す
パターンを聞きました。
今迄は、こういうのを聞いても、シジュウカラの囀りのバリエーション
と思っていましたが、
この記事を読んだ後でしたので、ヤマガラなのか?と思いました。
(目視での確認は出来ませんでした)

「鳴き声から調べる野鳥図鑑」のヤマガラ①は、正に後者と同じ
パターンですね。③だと、何となく雰囲気が似ているなという感じです。
②や④になると、まるっきり違って聞こえます。
④は地鳴きでしょうか。

同図鑑のシジュウカラ①は、この六義園のヤマガラとテンポは
多少、違いますが、私には同じようなパターンに聞こえます。

ekai様
 シジュウカラとヤマガラのさえずり、迷うことがあります。
 シジュウカラはバリエーションが多いけれど差が少ない、ヤマガラはバリエーションが少ないけれと差が大きいという傾向があると思ってます。このバリエーションのなかに、よく似ているものがあるということになると思います、音色が微妙に違うのですが、なかなかその違いがわからない野が困りもの。
 いずれにしても迷ったら姿を確認することが必要かと思います。

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