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2023年4月15日 (土)

鳴き声のモノサシ鳥-Birder誌

 バードウォッチングの指導で「モノサシ鳥がいます」と言ったら「図鑑に載ってないよ」と言われたことがあります。
 モノサシ鳥とは、大きさの基準になる鳥のことで鳥の名前ではありません。小さい方からシジュウカラ、スズメ、ムクドリ、キジバト、ハシブトガラスの5種が基本です。いずれも出会いが多く、よく見ることができる鳥です。
 以前、識別の検索システムを監修したことがあります。大きさ、環境、季節がわかるとだいたい数種類に絞り込むことができました。環境と季節は初心者でもわかることですから、これに大きさの目安が入るとかなり絞り込めることになります。それだけに、モノサシ鳥の大きさが頭に入ってくると鳥の名前がわかるようになります。
 これと同じことを鳴き声でもできないかと、Birder誌の編集長から課題をいただきました。なんでも、特集のなかに8ページ確保してあるとか。
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 鳴き声の表現は難しいです。たとえばシジュウカラは、鳥の中ではかなり高い方です。しかし、ヒガラはさらに高い声で鳴きます。オオルリ、クロツグミは、キビタキに比べたらとても低い声です、でも、小鳥は高い声で鳴いていると思っていれば、オオルリとクロツグミも高い声と表現されるでしょう。ホオジロもアオジに比べれば低いのですが、ホオジロのさえずりを聞いて、低いと思うことはないと思います。ですので、比較をして伝えることで、わかりやすくなるのではと思いました。その基準になるのが鳴き声のモノサシ鳥ということになります。
 また、音の高さだけではなく、節の複雑さや音色についても、基本の鳥を基準にして表現できれば、わかりやすくなるでしょう。
 ただ「可愛い声で鳴いていた」「きれいなさえずりだった」ではない表現をしてくれると、こちらも調べがいがあります、
 原稿を書いていて、ていねいに説明すれば。さえずりだけで1種500字は必要なことがわかりました。野鳥図鑑の鳴き声の解説は、せいぜい1行から2行です。これでは、鳴き声の特徴が的確に伝わるとは思えません、鳥の鳴き声は、難しいと言われる原因のひとつが、こうした解説不足にあるなあと実感いたしました。
 どうぞ、書店てBirder誌をお手にとりなり、ネットで注文するなりして、お買い求めいただければ幸いです。

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