夏鳥の来る前のにぎやかさー六義園
野鳥録音をしていると、春は風の季節だと実感します。それにしても3日間吹き荒れた強風にはまいりました。
やっと晴れた今日、久ぶりの六義園です。
名物のシダレザクラは、あっと言う間に葉桜になっていました。
緑したたる枝振りは、強風に耐え忍ぶことができました。
今日の六義園の森は、ヒヨドリの群が鳴き合い、シジュウカラがたえずさえずり、ハシブトガラスがなわばり宣言、足元をムクドリが忙しそうに歩いて行きました。ムクドリがこんなに近くに来るようになったのは何時の頃からか思い出していると、常連のM上さんがホオジロがいたと写真を見せてくれました。
ホオジロは、分布の広さでシジュウカラと1、2を争う鳥ですが、六義園では珍鳥です。私は、40年以上六義園で鳥を見ていますが、確実な記録は1度だけです。
さいさきの良い情報をいただき、歩いて行くと複雑なさえずりが、聞こえて来ました。ガビチョウです。短い節で移動しながら鳴いています。ということで録音はできずでした。ガビチョウも増えた鳥ですが、六義園では珍しい記録です。
次に出会ったのは、ヤマガラのさえずりです。
先日、ヤマガラがさえずっていたところから150m,は離れていますので、別のなわばりを構えている雄だと思います。ということは、今年は少なくとも2番いが繁殖してくれるかもしれません。
ベンチで休んでいると、高い鳴き声が聞こえました。とりあえず録音するとキセキレイのさえずりでした。
典型的なタイプに比べて高い音で節は短め。さえずりがまだ不完全なのかしれません。
今年の六義園ではキセキレイが、ほぼ一冬いました。ただ、見られたのは雌でした。それが、いつの間にか雄になっていました。入れ替わったのか、それとも冬羽から夏の羽になったのわかりませんが、さえずっていることと常連さんが最近、撮影した写真を見ると雄になっていました。
そして、いつもものところで、いつもウグイスが鳴いてくれました。鳴き声が、以前にくらべてまろやかになった感じです。声も大きくなりました、
なお、いずれの音声もタスカムDR-05Xで録音。低音の軽減、ノイズリダクションをかけるなどの編集加工をしています。
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