ソウシチョウのさえずり-筑波山
昨日、カミさんが筑波山に行って来ました。
お土産は、外来種のソウシチョウのさえずりでした。
なんでも、ウグイスが良い声で鳴いているので録っていたらソウシチョウがよくさえずりっていて。録音できたとのことでした。
筑波山のソウシチョウといえば近年、日本で野生化した初期の場所のひとつです。1980年代にソウシチョウの侵入が顕著になり、問題になったと思います。そのひとつが、筑波山でした。その後、どのようになったか気になっていましたが、健在でした。
私が録音しようと思うとなかなか出会いがなく、箱根の金時山まで、わざわざソウシチョウの声を録りにいった思い出があります。
筑波山のソウシチョウは、さすが昔からの生息地だけあって、数も多く良く鳴いていました。
YAMAHA W24で録音、ボリュームはそのまま。1.000Hz以下の低音の軽減、ノイズリダクションをかけています。
2羽が鳴きあっているのがわかると思います。
さえずりは、1,500~3,000Hzの幅に音があり、早口に鳴いています。ときどき聞こえる「チチチ」という高く小さな声もソウシチョウの鳴き声です。雌の声という説がありますが雌雄の区別がつきにくい鳥ですので、なんともといったところです。
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ソウシチョウ、関東では早くから侵入していたのですね。京都近郊で私が聞き始めたのは2000年以降でした。もう何処へ行っても聞かないことが無いようになってきました。もっとも冬は暖地へ移動しているようですが、日本の気候に上手く合わせて生活しているようです。
投稿: 堀尾岳行 | 2023年4月13日 (木) 10時05分