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2023年5月27日 (土)

エゾムシクイの地鳴き-日光

 考えてみるとエゾムシクイは、普通出会えない鳥なのかもしれません。
 初めてエゾムシクイの声を聞いたのは、男体山のナギから響いてきた声でした。六義園では、春の渡りの時にときどき聞くことができます。ですから、私にとって身近な鳥の印象があります。
 しかし、日光と六義園以外で、エゾムシクイの鳴き声を聞いたことはありません。エゾと名前に付いていますが、北海道で会ったことはないです。繁殖分布を見ると、図鑑に書かれているとおり、ほぼ本州中部より北なのです。ただ、標高などの環境がかなり限定されているので、数は多いとは思えません。また、国外での分布はサハリン程度ですから、世界的にも数の少ない鳥と言えるでしょう。
 そのためエゾムシクイのさえずりは、かなり多く録音できていますが、地鳴きは2,3回しか録音できていません。ひとつに姿が見えにくい鳥のため、姿と鳴き声を確認しての録音ができないことがあります。
 今回の日光行きで、まだ新緑が出始めて葉がしげっていないこと、渡って来たばかりのため活動が活発で良く鳴き姿も見えました。
 YAMAHA W24で録音、ボリュームの増幅。3.000Jz以下の低音の軽減をしています。

よく似ているのは、ルリビタキの地鳴きです。同じように4,000~5,000Hzの音域で、音と音の間隔もよく似ています。ルリビタキは、ときどき怒ったような「ギギ」という合いの手を入れるのに対し、エゾムシクイは「ルルル」という連続音を入れる違いがあると思いました、
 これが識別のポイントになるのか、まだサンプル数が少ないのでなんとも言えませんが、参考のためにアップしておきます。

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コメント

エゾムシクイの地鳴きの紹介ありがとうございます。
私のバードリサーチの鳴き声図鑑に福岡県で録音したエゾムシクイの地鳴きも
同じものと思われます。ただ、この時の通常に地鳴きとされる声もアムールムシクイの
地鳴きとほぼ同じ周波数で鳴いています。
また、アムールムシクイもこれとほぼ同じ地鳴きで鳴くことで録音をしています。
先日、コムシクイの論文に続き福岡県と長崎県で声などにより確認されたアムールムシクイの論文が
受理されたので来年のStrixに出る予定です。
ただ、日光で聞かれたエゾムシクイの地鳴きについては書いていないので今後に論文に
しようかと思います。
このブログもいつまで見られるか引用できるかわかりませんので、引用できるように
どこかにまとめておいていただけないでしょうか。
もし、引用できるものを書かれていましたら別刷りをいただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。
黒田治男

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