野鳥のにぎやかな所での補聴器の効果
静かな環境で、かつ野鳥のさえずりがにぎやかなところで、補聴器を使うとどのように聞こえるのか、なかなか検証できませんでした。
前々回の日光行きでは、キビタキ、クロツグミ、センダイムシクイが鳴き、遠くでアオバトとキジバトが鳴くという絶好の条件のなか.試すことができました。補聴器はワイディックス社のセパレーツ型です。
ただ、私の耳で聞いた音をそのまま録音することはできません。そのため、録音機で録音した音をそのままと、同じ部分を編集加工して、私が聞こえている状態を作ってみました。あくまでもこんな感じというイメージとしてご理解ください。
2 まず、健常者がどのように聞こえているか、補聴器を着けた私がどのように聞こえているかです。
耳のよいカミさんに聞いてもらったところ、ほぼこのように聞こえるとのことでした。ただ、遠いシジュウカラとオオルリは聞こえていません。また「ゴーッ」という環境音は、頭の中でカットされますので、もっと小さく聞こえているはずです。
キビタキ。クロツグミ、アオバト、キジバトがよく鳴いています。
キビタキは10~20m、センダイムシクイは20m、クロツグミは30m、キジバトが50m、アオバトに至っては100mは離れています。
では、補聴器を装着していない私の耳にはどのように聞こえたのか、作ってみました。聞きください。
キビタキが聞こえなくなります。クロツグミが鳴いているのはわかりますが、鳴き声の低い部分が聞こえての判断です。そして、アオバトとキジバトは、補聴器のある無しに関わらず、あまり変わりなく聞こえます。
私の耳は、3,000Hz以上が聞こえづらいので、その通りに聞こえていることがわかりました。
ちなみに、キビタキが3,000~6,000Hz、クロツグミが2,000~6,500Hz.センダイムシクイが3.000~7.000Hz、アオバトが800~1,000Hz、キジバトが400~850Hzで鳴いています。私にとって、人の声の音域は問題ないことがわかりました、
いずれにしても補聴器の効果は絶大ですし、野鳥の鳴き声がどのように聞こえるかで聴力検査ができることがわかりました。
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