ガビチョウに間違えられたキビタキ-六義園
常連さんたちから「キビタキの真似をしているガビチョウがいる」とすれ違うたびに言われました。
私がいつも歩いている順路なので、どうせガビチョウならばいつも鳴いているだろうとゆっくりと、いるという場所に向かいました。
ガビチョウならば遠くまで聞こえるはずと、いるという場所から少し離れたベンチに座っていました。カミさんが。キビタキが鳴いていると教えてくれます。遠く離れると、ガビチョウの物真似が真実味を帯びるのか、近づいて確かめました。
本物のキビタキでした、私は補聴器がないと聞こえない音域ですが、今日は補聴器を着けているので、よく聞こえます。
タスカムDR-05Xで録音、2.500Hz以下のノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。
まるで繁殖地にたどりつき、なわばりを懸命に守るときのような鳴き方です。たいへん複雑で長い節の多い鳴き方、そして大きな声です。そのためガビチョウに間違えられたのでしょう。
ガビチョウは、しばらく聞いているとガビチョウ本来の節の入ること、もっと音が太いというか低く聞こえることで区別できます。また、これだけキビタキの真似がうまければ、ウグイスやクロツグミなど他の鳥の節を取り入れて鳴く芸達者のはずです。あと、キビタキは木の中程から上、ガビチョウは木の中程から下から声が聞こえるはずです。
それにしても、渡って来て一生懸命鳴いていたのガビチョウに間違えられるとは、ちょっとかわいそうでした。
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