日光に私が勝手に「コルリポイント」と名付けた場所があります。最近は日光もシカの食害がひどく笹が食べ尽くされて笹藪が無くなってしまいコルリの数も減ってしまいました。そんな中ここでは何故か笹が食べ残されていてコルリの声を聞くことが出来るのです。
あれれれ?これってコルリですか?今月6日の[コルリポイント」です。コルリの囀りチッチッチッチと言ういわゆる前奏がありません。この元気な囀りはコマドリのように聞こえるのですが・・。
コルリの中には前奏の無い囀りをする個体もあるのは知られています。録音第一人者の[野原から」さんも2022年のブログで「朝一番のコルリは前奏が無いことが多い」と書いています。私も前奏の無いコルリが結構いると思っているのですけど、これはコマドリのように思えます。皆さんいかがですか?この録音は2時間続く続くのですが、ずっと同じように鳴いていて前奏は一度も入りませんでした。一緒に鳴いているのはエゾムシクイです。ウグイスの声も聞こえます。また、ここには入っていませんがルリビタキやミソサザイも鳴いていましたがコルリの声は一度も聞こえませんでした。
こちらは昨年の同じ6日6日、コルリポイントで録ったものです。不思議だなぁ。コルリしか鳴いていません。こちらの録音は風が強かったためノイズリダクションがかかっています。
コルリポイントの環境としては笹藪の周囲は明るい広葉樹の疎林でコルリの棲息に適していますが、近くに暗いコメツガの林も広がっていてコマドリがいてもおかしくは無いかな、と言った感じです。
結論としては、タイマー録音なのでたまたまマイクのそばにコマドリが来たとも考えられます。ただし、他の鳥の声は消去していないので今回コルリは周辺で鳴いていなかったことになります。コルリ達はどこへ行ってしまったのだろう・・?
どうぞ皆さんコルリとコマドリの声をお楽しみください。
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