ツミとオナガの関係は?
近くの公園にツミが営巣しているので見に行きました。
6月半ばにはカワユイふわふわ綿毛だった4羽の雛は3週間後にはすっかり立派な若鳥になって巣立ちしていました。でもまだ自分で狩りが出来ず、巣の近くにいて、親鳥が餌を運んで来るたびに獲物の取り合いをしていました。
何日か経ってもう一度行ってみると状況が変わっていました。親鳥が頻繁には来なくなったのです。今まで静かに待っていた雛たちはとうとう我慢が出来なくなって大きな声で鳴きはじめました。
[お腹空いたよ-」
親鳥は一度やって来ましたが直ぐ飛び去ってしまい、1羽の雛が鳴き続けています。子別れの時も近いのでしょうか。そんな日の録音です。
この公園にはオナガがたくさんいます。オナガたちはツミの存在をあまり気にしていないように見えるのですが・・。とりわけ巣立ちしたばかりの若鳥のことは全く意に介していません。自分で餌を獲れないのを知っているのかな?
オナガには少なくとも2種類(多分もっと)の異なる鳴き声があって、私にはその意味がまだはっきり分かりません。ギーギー系の声は警戒とも取れ取れますが、普段でもこの声で鳴いているので、単なる存在確認かもしれません。それとは違う甘ったるい声も出すのですが、これは警戒音とは思えません。そもそも近くにいて鳴いているのが警戒していると言うことなのでしょうか?ご存知の方いらしたら教えてください。
ここで営巣しているツミの雌は非常に大きな個体で、最初見た時オオタカかと思ったくらいです。大きいだけに獲物も大きくて、実際オナガやムクドリの雛を餌として運んで来たこともあるのです。オナガに取っては不用心なことこの上ないと思うのですがモビングなどの集団行動も見られません。
六義園でツミが営巣した時は、シジュウカラ、メジロなどの小さな鳥がパタリと姿を消してしまい、常連のバードウォッチャーの皆さんは「ツミが巣を作ったのはうれしいけど小鳥がいなくなっちゃってねー」と複雑な思いだったようです。ところが、こちらではジジュウカラもメジロも普通に囀っています。ツミがシジュウカラを捕らえる所も目撃しました。この違いは何なのでしょう?
オナガの声も楽しんでね!
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