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2024年8月18日 (日)

六義園でヤマガラ繁殖

繁殖シーズンの終わりに書き留めておきたかったことがあります。

今年六義園でヤマガラが繁殖したのです。「初めて」と言いたかったのですが実は1991年にも繁殖していて今回が2回目です。主人は84~91年3月まで六義園でセンサスをしていましたが,終了後の5月に4羽の雛連れが見られました。ヤマガラは六義園では珍しい鳥で冬の間に何回か見られる程度でしたが、1990年は例外で10月以降翌年まで毎回センサス時に1~2羽が観察されていました。この個体が繁殖したと思われます。

その後30年以上ヤマガラの繁殖記録は無く今年の繁殖はほぼ初めてに匹敵するものだと思います。

興味深いのは井の頭公園で活動しているS木さんが22年のブログで「井の頭のヤマガラは冬にやってくる鳥」だったが今では繁殖していると書いていることです。ヤマガラが平地に進出しているのでしょうか。

 

恥ずかしながら私は今までヤマガラの雛を見たことがありませんでした。5月下旬、そろそろシジュウカラの雛が出る頃かな、などと思っていると偶然にもフカフカした幼鳥が直ぐそばの枝にとまりました。「あれ?おかしいな?」シジュウカラの雛には細いながらも親と同じ黒いネクタイがあるのですが、この幼鳥にはそれが無く、代わりに首の下にボンヤリとした横筋が見えるのです。急いで図鑑を調べるとなんとヤマガラではないですか。「普段からちゃんと図鑑を見てないとダメなんだよ」と主人の声が聞こえそうです。

雛は4羽で、六義園の中でも木がしっかり茂っている辺りにいるのは91年と同じでした。

ヤマガラは去年も囀っていて「珍しいね」と話していました。シジュウカラの雛もヤマガラの雛も色彩的には同じような色なので,シジュウカラと思い込んでヤマガラの雛を見落としたかとも思いましたが、去年の繁殖は無かったようでした。

ちなみにこちらはシジュウカラの雛の声です。

え? どっちも同じように聞こえるって?

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コメント

蘭子さん
 東京の多摩地区では20年くらい前から繁殖が増えた印象ですが、毎年必ずというわけではなく、右肩上がりに増えているわけではなさそう(?)という感じです。
井の頭では2023年に数か所で繁殖があり「増えた!」と思ったら、今年は少なくなりました。でも、かろうじて幼鳥は確認できました。
 ヤマガラは巣の中に雛がいるとき、雄が餌のハンティング、雌が餌の運搬というように分業していることがあるのを井の頭で見ました。雄から雌へ、餌受け渡しの時に雌は翼をブルブルした「おねだり」のポーズをするので、最初は繁殖真っ只中なのに求愛給餌しているの?と不思議でしたが、餌を受けとると巣に運んでいました。
 機会あれば繁殖生態をじっくり観察してみたいです。
 

蘭子さま
ヤマガラと関係ないのですが、そういえば蘭子さんのメールアドレスを私は知りませんでした。このコメントのアドレス欄に私のパソコンメールを記入してありますので、よろしければ一度Eメールをいただけないでしょうか?

♂木さんヤマガラについてのコメントありがとうございました。雄親と雌親の役割分担については今回は解りませんでした。来年も繁殖してくれる事を願ってます。

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