« 雨の8月 | トップページ | 一番遅くまで囀っている鳥は? »

2024年9月18日 (水)

東京湾秋の渡り

 暑さ寒さも彼岸まで・・・。まだ暑いけれど北海道では紅葉も始まってそろそろ秋の気配が感じられるようになりました。

 

三番瀬で鳴くダイゼンの声です。

 

 

 潮が満ちて干潟が消えようとしています。20羽ほどのダイゼンが最後に残った浅瀬でまだ頑張っています。ゴカイを取り合っているのもいますが、ほとんどはすでに頭を上げて、鳴き交わしながら飛び立つタイミングを待っている感じです。鳴きながら飛んで行く声はメダイチドリです。キアシシギもいます。

 

 この日はダイゼンの他にキアシ1羽、オオソリ2羽、オグロ1羽、トウネン4羽、メダイチドリ5羽、ミユビ1羽、ミヤコドリ3羽、ウミネコどっさり、オオセグロカモメ幼鳥1羽、遠方を飛ぶカワウ10羽、アオサギ、チュウサギ、ダイサギを確認しましたが最後まで波打ち際に残っていたのはダイゼンだけで、他のシギは満ち潮に追われて岸近くの水溜まりへ。

 

 東京湾のシギチの秋の渡りも今がたけなわのハズですが、やはり寂しさは否めません。長年に渡って東京湾でセンサスを続けている「千葉の干潟を守る会」のTさんのお話では、東京湾のシギチの数は50年前(1973~75)と比べて80%減だそうです。80%では無く、80%減なのです。

 

 結局干潟が無くなる前にシギ達を一斉に追い払ってしまったのはハヤブサでした。狩りをするでも無く干潟の上をゆうゆうと一回りしてして元来た方角へ戻っていきました。

« 雨の8月 | トップページ | 一番遅くまで囀っている鳥は? »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 雨の8月 | トップページ | 一番遅くまで囀っている鳥は? »