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2024年11月

2024年11月26日 (火)

冬のルリビタキ

 日光にもやっと冬の気配が訪れました。10日ほど前戦場ヶ原へ行ってみるとあちらでもこちらでもツグミが飛び回っていました。群れと言っても密群では無く、1羽1羽バラバラに、でも皆同じ方向へ飛んでいきます。灌木の茂みに降りて木の実を食べたり、中には羽づくろいしているものもいます。全部数えると100はくだらないでしょう。

私は多分これを待っていたのです。ツグミは冬の使者。

 

 森に目を向けるとルリビタキが囀っています。今頃の季節によくルリビタキが囀るのは主人とも確認していました。一つの音節は短くて夏の囀りとは少し違います。繁殖期ではないのであまり元気よく鳴かないのか、それとも日本で繁殖しているルリビタキとは違う、大陸から冬を越しに来ている個体なのか、そもそも今ごろ囀る理由は何なのか結局結論は出ませんでした。

 

私は日光以外では秋のルリビタキの囀りを聴いたことが無いのですが、ほかの場所でも囀っているが自分が知らないだけか、あるいは一大繁殖地の白根山があるので、日光周辺に秋の一時期ルリビタキが多く見られるのかも知れません。

今日はまだ六義園にはルリもツグミも来ていません。でも12月になれば戦場ヶ原にも雪が降り、鳥達も下界へ降りてくることでしょう。

2024年11月10日 (日)

秋の深まり

 

 

奥山に

紅葉踏み分け鳴く鹿の

声聴くときぞ

秋は哀しき・・・??

 

日光の夜に鳴く鹿の声です。街中の住宅地からもよく聞こえます。さすが雄鹿の雄叫びです。近くで聞くと恐ろしげな咆哮です。遠くで鳴いているのを聴く方が「秋らしく哀しげ」に聞こえます。この歌の作者の猿丸太夫という方も京の街から遠くの山で鳴く鹿の声を聞いて歌を読んだのでしょうね。

先日車で走っていたら目の前に枝が3本ある立派な角の牡鹿が飛び出してきました。バンビや雌鹿が飛び出すことは時々あるのですが、雄鹿は初めてでした。やはり鹿はかなり増えているのです。

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