« 2024年11月 | トップページ | 2025年1月 »

2024年12月

2024年12月28日 (土)

戦場ヶ原に冬が来ました

戦場ヶ原にも雪が降り冬の使者がやって来ました。

 

 

まだ残っているズミの実にレンジャクが集まっています。ヒレンジャクが多いようですがキレンジャクも混ざっています。ツグミも来て実を取り合っています。レンジャクの声を録っていていつも思うのですが声がどこから聞こえるのか良くわからなないのです。特にキレンジャクの声は雪のかけらのように空の上の方から落ちてくるような感じで辺り一面が鈴のような不思議な声で満たされてしまいます。

レンジャクは春先に見られることが多いですが、ズミの実が残っていると冬でも群がやって来ます。ただ多くの場合長く滞在することは無く出会えたらラッキーです。ズミが豊作の年はツグミも長く残っています。

これから真冬になると雪に埋もれた戦場ヶ原に残るのは木の皮の下の虫を食べるアカゲラやキバシリだけになり、アカゲラのドラミングが聴かれる早春まで森は静けさに包まれます。

 

皆さん楽しいお正月をお迎えください。また来年お会いしましょう。

2024年12月10日 (火)

伊豆沼のガン

 久しぶりの伊豆沼です。以前は非常に警戒心が強かったガンが直ぐ近くまで人を寄せるようになったのに驚きました。陽が西に傾くと周辺の田んぼに散らばっていたガン達が三々五々戻って来ます。

「竿になり鍵になり」ガンの群が空を埋める光景は圧巻です。長い一直線になったり、V字型の編隊になったりして鳴きながら頭上を飛んでいくマガンです。

 沼にいるハクチョウの声もバックに聞こえています。最後に鳴きながら飛んでいく声はオオハクチョウです。

 

 

 塒入りを見たのだから朝の飛び立ちも見ようと、まだ真っ暗な日の出前に沼へやってきました。暗がりの中すでに雁たちがざわめいているのが遠くからも聞こえます。ざわめきが次第に大きくなると一度にに飛び立ちました。塒入りの時はバラバラですが、朝は一斉に飛び立ちます。

 

 録音ボリュームはかなり抑えてありますが、それでも大きな音になりますのでスピーカーから耳を離して聴いていてください。

 

 

 伊豆沼のガンの数は2024年12月現在約12万羽だそうです。塒は分散しているので12万羽が一度に飛び立つわけではありませんが・・・。一ヶ所にこんなにたくさん集まってしまってよいものかやや心配です。

« 2024年11月 | トップページ | 2025年1月 »