地鳴きオンパレード
やっと六義園の桜も咲き始めました。今年の冬は長かったですね。冬鳥が異常に少ないと言うおまけ付きでした。鳥達の春の囀りが始まる前にこの冬気になった地鳴きをいくつか挙げてみました。
最初はベニマシコです。皆さんよくご存知でしょう。日光の戦場ヶ原です。とりたてて珍しいと言うわけではでは無いのですが大変キレイな♂のベニマシコでした。しかも長時間鳴いてくれたので印象に残りました。残念ながら囀りは聞かれませんでした。
ウソです。これも戦場ヶ原です。ウソは戦場ヶ原では珍しく無いのですが、このウソは枝にとまって20分近く鳴き続けていました。1ヶ所で長時間鳴き続けるウソはあまり記憶にないのでよく覚えていました。
都内の公園で見つけたクロジです。大変小さな声で、しかも私にはやっと聞こえるような非常に高い声です。アオジとクロジの声の違いについては、クロジの方が高くて金属的な声のようにも思いますが、クロジの地鳴きを聞く機会があまりないので、個体差やその時々の状況の違いもあり、まだ良くわからないとしておきます。この声は皆さんがお聞きになる器機によってはよく聞こえない可能性もありますので悪しからず。
最後は冬の間近くの公園に来ていたコノドジロムシクイです。珍しい鳥ですが冬の間3ヶ月近く滞在していました。もう少し長くいて囀って欲しかったのですが春が来る前にいなくなってしまいました。残念!
これからしばらくは残っている冬鳥や到着間もない夏鳥の囀りの練習のようないわゆる「ぐぜり」が聞かれます。また、渡りをしない留鳥はすでに繁殖に入っていて、繁殖期特有の色々な声が聞かれます。録音愛好者にとっては忙しい時期なのです。
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