戦場ヶ原の春一番手/コサメビタキ
弥生祭りが終わって日光でもやっと桜が咲き始めました。
私メは録音機設置中に山道で足を滑らせて右手と左膝をケガしてしまい、ブログもちょっとだけお休みいたしました。
そうこうしている間に六義園では4月20~27日の1週間の間に、コマドリを皮切りに、サンショウクイ、キビタキ、コサメビタキ、オオルリが特急列車のように通過して行きました。
日光の街も新緑が始まりましたが、それもイロハ坂の下まで。戦場ヶ原はまだまだ冬枯れです。
木道を歩いて行くと湯川沿いの木立で囀っている鳥がいます。
とりとめの無いお喋りのような囀りはコサメビタキです。戦場ヶ原の夏鳥の1番手はコサメビタキとニュウナイスズメでした。録音後半でスズメのようにチュンチュン鳴いているのがニュウナイスズメです。この2種は例年芽吹前のこの時期にやって来ます。ニュウナイスズメの後ろで鳴いているのはゴジュウカラです。
夏鳥の主役のオオルリやキビタキは多分もう来ているでしょうがまだ姿も声もありません。しばらくの間はコサメビタキのつぶやきと元気なニュウナイズズメの声がいまだ冬の装いの戦場ヶ原を満たしています。
PS.弥生祭りは4月17日を中心に行われる日光の春を迎える祭りです。美しく飾り立てられた屋台が何台も出てキレイな装束を着けた女の子達が屋台の上でお囃子を歌いながらゆっくり進んで行きます。観光客はほぼゼロ、地元の人たちのお祭りです。屋台を飾っている濃いピンクの花はサクラでは無く、日光の山々を彩るアカヤシオというツツジです。4月下旬にイロハ坂を下っていくと、まだ緑の無い山肌をアカヤシオの花が美しく染め上げているのを見られますよ。
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