« 2025年4月 | トップページ | 2025年6月 »

2025年5月

2025年5月25日 (日)

松田道生のブログをお探しの方へ/やっと来ました!クロツグミ

 

     皆さまおはようございます。

松田道生が亡くなって二度目の春が巡ってきました。

今でもたくさんの方がsyrinx ブログ編に立ち寄ってくださり大変ありがたく思っています。

松田のブログをお探しの皆さまへー2010年から2023年までのブログはそのまま保存されています。

 

 スマホでご覧の方は右上の「横三本線」をクリックされますと「アーカイブ」が出ますので、そこからお入りください。PCの方は,申し訳ありませんが「バックナンバー」から遡ってください。

 松田道生のレガシーとして貴重な観察記録や音源も含まれていますので、今後ともどうぞご活用ください。。

       

                                              ******************

 

  

 やっと見つけたクロツグミです。

 

 クロツグミは毎年他の鳥達に先駆けて元気な声を聞かせてくれるのですが・・・今年は心なしか数も少ないように感じます。いつも春先に立ち寄る六義園にも姿を見せませんでした。

 

 このクロツグミは多分若い鳥だと思います。 鳴き方の節が単調だからです。クロツグミの老練な雄は非常に複雑な節回しのレパートリーをいくつも持っています。そう思って録音を聴いてみると、やはり何となく代わり映えのしない節を繰り返しているように思いませんか?来年も再来年もやって来てくれてだんだん上手になってくれたらうれしいな。 この個体は「ぴーひゃら」と聞こえる鳴き方に特徴があるので、来年も識別が出来ると思います。

 これからしばらくは全国どこでも鳥達の鳴き声の季節です。私も大の苦手の早起きをなんとか克服して楽しい毎日を過ごしたいです。

2025年5月15日 (木)

行行子-春のひかり

  

 川面(かわづら)に春のひかりは

  まぶしく溢れ

 そよ風が吹けば光たちの鬼ごっこ

 葦の葉のささやき

 行行子(よしきり)は鳴く

 行行子の舌にも春のひかり

        草野心平

2025年5月 6日 (火)

キビタキ様ご到着

2017511-94

 

 日光です。やっとキビタキがやって来ました。今年の日光は4月に入っても雪が降ったり、急に暑くなったりですが、鳥達は暦通りにやって来るのですね。

 最初は遠慮がちな短い囀りでしたが、慣れてくるとキビタキ本来の元気で美しい囀りが聞かれるようになりました。録音の後ろの方で少し遠いながらキビタキに替わって聞こえて来るのはオオルリです。

キビタキ、オオルリともに日光を代表する夏鳥です。待ちに待った夏鳥の季節が始まったのですね。

 

 最近東京の方々から「オオルリが減った」という話を耳にします。日光では特にオオルリが減ったという感じはしないのですが、むしろキビタキが増えたと言う方が正解かもしれません。確かにキビタキは増えているようで、研究者の方にお伺いすると「最近増えている鳥」のリストに入っているそうな。

 

 日光でキビタキの声が聞かれたのとほぼ時を同じくして東京の六義園にも3羽の♂のキビタキがやって来て俄然春らしくなりました。一度に♂が3羽というのはかなり珍しい部類に入ります。

 今年は六義園を通過してゆく夏鳥を声でキャッチしようと4月に入って雨の日などを除き拙宅のベランダに早朝タイマーを仕掛けました。もちろん六義園全域をカバーすることは出来ないのですが、それでも色々な夏鳥がやって来たのが判りました。

 

4/8 アカハラ囀り(越冬個体?)

4/12シロハラ囀り(越冬個体)

4/16コマドリ/視認/視認

4/20アカハラ(囀り/越冬個体かも)

4/21キビタキ囀り・サンショウクイ

4/22コサメビタキ囀り/視認(O本)

4/25オオルリ♂視認(M上)/イカル囀り/サンショウクイ声

4/26エゾムシクイ囀り

4/27キビタキ囀り

4/28キビタキ囀り/視認

5/3キビタキ2羽囀り視認/センダイムシクイ囀り/エゾムシクイ囀り

5/5キビタキ3羽囀り+♀1羽視認(H本)。センダイムシクイ/エゾムシクイ

5/6コルリ囀り

 

 六義園で鳥を見てらっしゃる常連の皆さんの情報もできる限り反映させていただきました。間違い、追加がありましたらお知らせください。様々な種類の鳥達が慌ただしく通過して行ったことが良くおわかりになると思います。

このうちの1羽が日光で囀っているキビタキかも?と考えるのも楽しいではありませんか!

« 2025年4月 | トップページ | 2025年6月 »