夏の訪れ-コアジサシ
この声を聴いて「夏が来た!」と思う人、「ウルサいなあ」と思う人、どちらが多いでしょう。
このところめっきり数が減ってしまったコアジサシのコロニーです。
コアジサシの数の変遷はそのまま東京湾の埋め立て地の変遷と言って良いかも知れません。
私が中学生だった頃、図鑑には「コアジサシは酒匂川の中州で見られる」と書いてありました。
コアジサシは酒匂川、と覚えていました。
そのうち東京湾で埋め立てが進むと、埋め立てられた所が乾いて石ころと貝殻だらけの短い草が所々に生えた広大な空き地が現れ、そこにたくさんのコアジサシがやって来て集団で繁殖するようになりました。
しかしこのような埋め立て地は次々に工業地や宅地へと変わって行きました。それに連れてコアジサシの繁殖地はあちらへ行ったりこちらへ行ったりを繰り返すようになりました。
それでも長い間東京湾岸のどこかに新しい埋め立て地があってコアジサシは生き延びてきたのですがついにそれも無くなりました。
流浪の民・・・コアコアジサシには人間の助けが必要です。
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