ジョウビタキのゆくえ
蔵王温泉で囀るジョウビタキです。
近年ジョウビタキは長野県など日本各地で繁殖しているようですが、とうとう蔵王にも姿を見せるようになりました。蔵王温泉は冬はスキーで大いに賑わう場所ですが、旅館やペンションが軒を連ねる温泉街の電線にとまってよく響く声で鳴いています。観察を続けているY川さんの話では数年前から姿を見せるようになったそうで今年は蔵王温泉だけで6つがい、また近くのペンション村でも巣立った雛にエサを与える姿が確認されましたし近隣の沼でも1つがいなど、まだまだ知られていない場所がありそうだとのこと。とにかくどんどん増えているようです。
ペンション村では夏の間使われていない通風口のカバーの中にジョウビタキの巣と思われる物を発見しました。温泉街でも通風口や軒下の隙間などで営巣しているようで、人間の生活圏の近くで生活しています。
他の鳥があまり鳴かない昼日中でもアンテナの上などで囀っているので、少し気を付けていれば見つけられるでしょう。きれいな声でしっかりした囀りですから遠くからでも聞こえると思います。
皆さんのお住まいのところでこんな囀りは聞こえませんか?
私が初めてジョウビタキの囀りを聴いたのは仕事で韓国の慶州(キョンジュ)へ行った時で大きな農家の軒先に突き出ている破風板にとまって鳴いていて、ああ、これがジョウビタキの囀りかと非常に感激したのを覚えています。私の録音第一号だったかも知れません。もちろん主人は大喜びで、直ぐにその録音をどこかへ持っていってしまいました。2009年だったと思います。
ここで一つ疑問。
私がジョウビタキを見た慶州を初め、韓国では平地でも見られるように聞いているのですが、日本での記録は今のところいずれも標高1000m前後の高原地帯なのは何故でしょう?蔵王温泉も標高880mです。日光でも中禅寺湖周辺で記録がありますがここも標高は1200以上あります。韓国との気候の違いなのでしょうか?
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蘭子様
前に松田道生さんから聞いたのは、韓国で繁殖しているジョウビタキと日本で繁殖し始めたジョウビタキとでは、さえずり方が少し違うかもしれないとのことでした。
複雑な節の前にある「伸ばす部分」が、日本のジョウビタキのほうが長く伸ばすということなのですが、今回蘭子さんが録音されたジョウビタキは「伸ばす部分」があまり長くないので、どちらかというと韓国タイプになってしまいます。
ということで、ウグイスのように地域によって「個体群の鳴き方」が分化しているのか?、それとも蘭子さんのいうように、生息する標高に差があるので、そもそも別亜種の可能性もあるのか?、謎が深まりますね。
天国で道生さんは『いずれにしても、課題が増えました』とニコニコしているのは間違いないと思います(笑)。
投稿: S木♂ | 2025年7月28日 (月) 10時16分
♂木さん
実は私も比較のために昔自分で録った韓国のジョウビタキを聞いてみたのですが違いはないように思いました。蔵王のものは韓国型なのかな?
別の場所でも録音してみると色々面白い事が解るかも知れませんね。
投稿: 松田蘭子 | 2025年7月28日 (月) 10時25分