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2025年9月

2025年9月25日 (木)

アオアシシギがやって来ました

 暑さがおさまった芝川遊水池の夕暮れ時です。

 アオアシシギが鳴いています。

 

 

懐かしい声です。

最近あまり聞かれなくなりました。

 

池の中央に砂州が出来ていて、そこにアオアシシギが4羽いるのが確認できました。

日照り続きで池の水が減り、とうとう底が見え始めたのです。

イソシギも来ていました。

それとたくさんのアオサギ、ダイサギ・・・。

 

4羽のアオアシシギのうち1羽が鳴き続けているようです。

大きな声では無いのですが非常に良く響くので遠くからでも聞こえます。

 

真似しやすいこともあっウォッチウォッチング仲間の符牒として使われました。お互いを呼び合う時、特別に注意を喚起したいとき・・・。

おかげで私も口笛が上手に鳴りました。

今でも使われているのかな?

 

やがて日が沈み、アオサギが鳴いて塒へ帰り、ツバメも葦原へ。そして虫たちが鳴き始める9月の夕暮れです。

アオアシシギの声が帰り道でも遠くから聞こえていました。

 

 しばらくしてから再び訪れると、池の水位が上がってイソシギもアオアシシギも姿を消していました。

2025年9月15日 (月)

秋に鳴くオオセッカ

 コグンカンドリを見に行きました。

 9月14日(日)

 

 浮島です。霞ヶ浦から浮島を含む利根川下流域一帯は「生物多様性保全上重要な里地里山」に選定されています(環境省)。利根川の土手から見渡すと蓮田、田んぼ、湿地、が続いています。「里山」と言うと、山に近い丘陵地や谷津などを思い浮かべますが、ここも保存すべき大切な「里山(里地)」なのですね

 

 鳴かないコグンカンドリも目の前で良く囀っているオオセッカに目が行ってしまい録音しました。

エンマコオロギとコラボのオオセッカです。時々入るホオジロのような囀りはコジュリンです。

 

 

 以前「一番遅くまで囀っている鳥は何だろう」という話になり、メボソと言うことになりました。昨年の鳥学会の時でしたので9月15日頃だったと思います。

勢い良く囀っているオオセッカを見て、「アシ原で一番遅くまで囀っている鳥は?」と考えてしまいました。

オオヨシキリ、セッカはすでに鳴き止んでいますが録音には遠くで囀っているコジュリンも入っています。オオセッカ、コジュリン共にどこにでもいる鳥では無いので他所との比較が難しいですが、留鳥(または漂鳥)と言うこともあってオオセッカは一番最後まで囀っているのかも知れませんね。

  囀っている個体は複数あって、近くの1羽が鳴くと、右と左から鳴き返す声が聞こえます。この囀りの意味は何なのだろう?まだこれから繁殖しようとしている?冬の間も自分の縄張りを守ろうとしている?コジュリンが鳴いているのも気になりました。当日の天気は薄曇りで気温32度でした。

 

 コグンカンドリはどうなったかって?

 

もちろん見ましたよ。対岸の鉄塔の上を小さなシルエットで飛んでいきました。飛び方や羽の形からグンカンドリである事は判りましたが・・・。1日中ネバっていれば多分もう少し近くまで飛んで来たでしょう。

駐車場は満車でした。関西から来ている人もいて驚きましたが、今や驚くことも無いのですね。

皆さんルールを守って鳥を見てくださいね。

 

2025年9月13日 (土)

お詫び|-コメントが消えていました

お詫びです。

 

前回の「熊と鹿と不明音」でいただきました堀尾岳行さんのコメントがなぜか消えてしまいました。

お詫びとともにこちらに挙げさせていただきます。熊対策は皆さまにも有益と思います。また不明声にもコメントをよせ寄せていただきありがとうございました。

            *********

 

 松田さん、こんにちわ。戦場ヶ原で熊に出会われたのですね。最近熊があちこちで出るようになって、静かに鳥の声を聞いたり、録音するバードリスニングも大変になりましたね。私も芦生で出会っていますので、行動するのもグループ、熊除けスプレーも持って、少しお喋りをしながらの調査をしています。また単独行動の場合は時々咳払いや声を出し、防備用に三脚を持って動いています。どうぞ、注意して録音なさってください。

 

 さて、二本目,あえて言うなら、あえて言うならカケスがクマタカの声を真似ていると考えています。比叡山のクマタカの巣がある場所でよく聞いた声ですが、如何でしょうか。

 

 

2025年9月 5日 (金)

熊と鹿と不明声-戦場ヶ原

 この録音は9月に公開予定でしたが、戦場ヶ原にいらっしゃる方も多いかと思い、情報として急いで公開いたしました。皆さんもお気をつけくださいね。

 

 8月下旬のことです。

 

 鳥はいない時期ですが久しぶりに戦場ヶ原へ行ってみました。

朝6時。すでに朝日が差していますが気温は15度。人はいません。

湯川沿いの木道へ入ると直ぐに何やら判らない鳥の声が・・・。

 

カケスが騒いでいたので最初お得意のモノマネと思い聞き流していましたが,いつまでも同じテンポで鳴いているので、別の鳥では?と思い始めました。カケスのモノマネが長時間続くでしょうか?この鳥は5分以上鳴き続けていました。

猛禽、または猛禽幼鳥も考えたのですが、どうもしっくりいきません。

当たっているかも、と思ったのが、ツグミ系という指摘です。春に戦場ヶ原へオオジシギを見に行った時、オカシナ声で鳴くアカハラ?を聞きました。実際アカハラかどうか判らず「不明」としたのですが、その時の声に似ているように思います。でも、この声を聞いてアカハラと言われても「ちょっと違う」と思われるかも知れませんね。結局今のところ「不明」です。

 

不明の声を追って木道をさらに進むと、また変な鳥の声が・・。

 

 

 録音を始めてしばらくすると、どうやら鹿らしいと判りました。日光にはやたらと鹿がいて、鹿柵がある(ハズの)戦場ヶ原でも時々見かけることがありますが、鳴くのは普通一声二声です。ところがこの鹿は10分以上ずっと鳴き続けていました。

 

 この時後ろで何か物音がしているのに気が付きました。と言っても大きなガサガサ言う音では鳴く、大変静かな、お喋りでもしていたら聞こえない程度の音ですが,鹿の声を録音中だったので後ろの音が気になったのです。今まで聞いたことが無い音で、強いて言えば、笹の葉が風に揺れてカサカサ言うような・・・。

 何かいるのでは?と思い録音を切り上げて後ろを見ましたが何もいません。ただ音はずっと先の方へ続いているようなので、音の行き先を追っていると、なんと笹藪からひょっこり熊の頭が現れたではありませんか!

 距離は15mくらいでしょうか?熊は一瞬私をじっと見て、私も熊を見ていましたが、相手は逃げるでも無く、興味を示すでも無く、また笹藪の中へ入ってしまいました。

 このまま木道を進むと熊とぶつかりそうなので、私は今日の散歩は諦めて後退しました。鹿はまだ鳴いていました。熊は湯川を渡って対岸の森へ消えて行きました。

 

 驚いたのは熊が全く逃げる気配を見せなかったことです。熊を見たことは何度もあるのですが、今までは日光の熊は人を見るとサッと逃げて行ったのです。後日日光自然史博物館の方にお話をうかがうと「ここ数年ハイカーに慣れて人間に対する恐怖心が無く、かと言って人を襲うわけでも無く、人間のことは無視して全く関心を示さない個体が一定数いる」そうです。ズミの実ができると食べに来ると・・。基本的には人間を襲うことは無いと思いますが、「出会いがしら」・・は避けたいですよね。今回ももしかすると熊が私の直ぐ後ろを通って行ったかも・・・と思うと、急いで振り向かないで良かった。

 

 鹿が鳴き続けていたことが熊がいたせいなのかは判りません。今のところ日光では一部の例外を除き、熊が鹿を襲うことは無いでしょう。鹿にとって熊がどういう存在なのかは私には判りません。同じようにカケスが騒いだのが熊のせいかどうかも判りません。外国の動物記などを読むと,カケスが騒いで熊や他の肉食獣の存在が判る、と言うような記述もありますが、日光の熊とカケスの関係がそれに当てはまるかはやや疑問です。

 

 色々考えさせられた一日でした。

 皆さまこれからしばらく、草が茂っている間は早朝の戦場ヶ原は気を付けられますように!

 

短信-日光・サンショウクイの秋の渡り

Img_6850jpg

 

日光です。

9月2日

 

聞き慣れた声に空を見上げるとサンショウクイの群れが鳴きながら飛んでいきます。

 

サンショウクイと言うと涼しげなヒリリーンと言う声に、夏の訪れを感じる方も多いかと思いますが、

秋にはかなり大きな群れになることもあるようです。この日も40羽ほどの群が、そして続いてまた同じくらいの大きさの群が飛んでいきました。

秋の渡りが始まったのですね。

 

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