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2025年10月

2025年10月25日 (土)

三番瀬の謎の声

 干潟の話題をもうひとつ。

 

 大潮で日曜日とあって賑わっている10月の三番瀬です。

 

 ちょうど探鳥会だったのですが、「オカシナ声で鳴いている鳥がいる・・・」というつぶやきがどこからともなく聞こえて来ました。「ミヤコドリじゃないか?」「いや違う」・・・。

 私もミヤコドリくらいしか思い付きませんでしたが、そのうち鳴き止んでしまったので忘れてしまいました。

 

やがて潮が満ちて鳥たちは突堤に集まり始めました。

そのほとんどはウミネコとミヤコドリだったのですが,突然突堤からさっきの声が・・・

 

 

 こんな声です。

 

声の主は皆さんよくご存知のオオソリハシシギでした。2羽のオオソリハシシギが突堤と干潟の杭の間を行ったり来たりしながらずっと鳴きつづけていました。

幼鳥でした。

声の感じは成鳥のオオソリと同じですが、今まで成鳥がずっと鳴き続けているのに遭遇したことが無かったので驚きました。成鳥でもこのように鳴くものでしょうか?  あるいはこの幼鳥には我々には感知出来ない何かが起こったのでしょうか?

私の数少ない経験ですが、他のシギチも幼鳥の方が良く鳴くように思います。ただ今回の行動がオオソリの幼鳥に特有のものなのかのかどうかは判りません。解らないことがどんどん増えますね。

 

秋のシギチのシーズンもそろそろ終わりを告げる三番瀬です。

 

 

2025年10月15日 (水)

トウネンと遊んだ一日

Img_7043jpg        ある日の三番瀬です。

 

私はカメラを持っていないので大物狙いはやめて干潟の中程にある潮だまりをつついているトウネンの群に近づきました。

 

10羽の群でした。

 

 逃げる様子が無いので一歩一歩ソーッと近づいて椅子を出して座りました。1時間ほど動かないでいるとトウネン達の方から近づいて来て、ついには手を伸ばせば届くほどの距離になりました。さすがに全く気を許しているわけでは無いらしく、時々首を傾げて上目遣い?でチラっとこちらの様子をうかがっているのが判りました。動かないでいると安心したらしく、とうとう私のまわりはトウネンだらけになりました。

 

 

 

 トウネンンがいるので安心したのでしょう。ミユビシギが1羽私の直ぐそばにやって来ました。降り立ったとたん人間がいるのに気が付てて「シマッタ!」と思ったのでしょうが、そのあとの行動が面白かったです。ミユビシギはソロソロと後ろ向きに後退を始め、ずっと後ずさりのままだんだん遠くなっていきました。次にやって来たのは3羽のソリハシシギがでした。トウネンに惹かれて来たのでしょうが、私に気が付くと驚いてすぐに飛び去りました。

 トウネンは全く気にする気配が無く私の足元でエサをついばんでいます。そのうち私がゴソゴソ動いてリュックからスマホを取り出して写真を撮っても気にする様子がありませんでした。私は2時間くらいそこでちょこちょこ走り回る10羽の小さな鳥に囲まれて楽しく座っていました。

 

 そのうち心配になってきました。潮が満ちてきたのです。

立ち上がって飛ばしてしまうのは残念だなあ、と思っていた時、潮に追われて別のトウネンの群が潮だまりの向こう側に降りて来ました。「私の」トウネン達もその群に合流すべく少し動いたので、私は溺れる前に急いで立ち上がりました。

 

 トウネンはこれから大きな群を作って渡って行くのでしょう。

 

  録音をしていて気が付いたことですが、動かずじっとしていると鳥達は案外近くまでやって来るものです。秋はその年生まれの幼鳥がかなり含まれているのであまり人間を怖がらないのかも知れません。

カメラマンの皆さんはどんどん歩いて近づいていって鳥を飛ばしてしまいますが、あそこでじっとしていれば結構近づいて来るのになあ、といつも思って見ています。でも皆が先に近づこうと競争になるのでしようが無いのでしょうね。

 

 

2025年10月 6日 (月)

松田道生のブログをお探しの方へ ヒメアマツバメの唄/追記

暑い夏もやっと終わりそうです。

松田道生のブログをお探しの方は、ご面倒ですが、アーカイブ、またはバックナンバーで,2023年まで遡ってご覧ください。

または、このブログを2023年まで戻していただければと思います。

 

Partacapture

 今回ヒメアマツバメの録音には、長い間眠っていた主人の録音機TASCAM PORTACAPTURE X8を初めて使用しました。

私は細かい操作にはヨワイのですが、さすがに32ビットフロートのハイエンド機だけあって、いつも使っている古い録音機が見劣りする素晴らしい音が録れました。

うーーーむ!

 

 なぜま今まで使わなかったかというと、実はこの録音機、私には少々重いのです「私には」という部分を強調しておきます。女性でもお若い方、または男性でしたら何の問題も無いと思いますし、私もこれ1台だけなら持ち歩けるのですが・・・。

 私が三番瀬などへ行く時の格好は、双眼鏡、時には三脚とスコープに、長時間になるので折りたたみの椅子、場所によってはステッキ、水、少量の食料、録音機を2,3台、予備の電池、日よけ用、または寒さ用の薄いヤッケ・・・・。これですでにかなり重いのです。車はありません。車があっても最終的にはかなり歩くのでやはり重いのです。ここに更にPORTACAPTURE を加え否か否か毎回思案しますが、いつも結局家に置いて行くのです。もったいないけど・・。

次回は録音機の数を減らしてportacapture を持っていかなくちゃ・・・

2025年10月 5日 (日)

ヒメアマツバメの唄

 最近都内でもヒメアマツバメの姿がよく見られます。

 

 あれ?なんで今頃こんなところでアマツバメが飛んでいるの?と思ったらだいたいヒメアマツバメです。

  

 名前の通りアマツバメより小さく普通のツバメとほぼ同じ大きさなので「あら、まだツバメがいる・・・」と言う声も聞かれますが、翼が鎌のようにぐっと伸びている小さなアマツバメです。

 

  10年ほど前お茶の水の高いビルの屋上のひさしに営巣していると言うので録音に行きました。ヒメアマツバメの姿は点のようでしたが、声というのは不思議なもので上から落ちて来るのかなんとか録音出来たものです(現在では上階の室内から見られるようになっている、と聞きました)。

 

 今回の録音は厚木の文化会館です。入口に張り出したひさしの下に巣を作っているので3階ぐらいの高さで、巣は見えるのですが、ヒメアマツバメ達は非常な高速で飛び回り、ほとんど巣にとどまることが無いのと、ひさしの裏側で暗いのでカメラマンの方は苦労しているようです。

 

  ヒメアマツバメは巣にエサを運んで来る時に鳴くので待ち構えていて録音するのですが、皆が同じ方向から時計回りに巣のある場所に入って来るのはさすが、と思いました。1羽だけ反対方向から来たら他の鳥とぶつかっちゃいますものね。しかも、ものすごい高速ですから死亡事故になってしまうでしょう。

 

 ヒナがいるのか親鳥が抱卵中なのかは下から見上げても判りませんでした。ヒメアマツバメは9月まで子育てするのでヒナがいるのかも知れません。厚木文化会館ではヒメアマツバメの観察会を催したり、3階の会議室をオープンして、巣を間近に見られるようにしてくださっている時もあるようです。

 

 夕方になると皆んな自分の巣に入り、外で飛び回る鳥はいなくなってあたりは静かになりました。

 

 私も録音を止めて帰ろうとしていると、突然巣の中にいるヒメアマツバメ達が一斉に鳴きだしたのです。

 

 1羽も飛んでいないのに、巣の中の80羽ほどが大合唱なのでまるで大きな文化会館の建物が鳴いているようでした。

 不思議な感じでした。

 

 これはいわゆる塒入りの儀式なのでしょうか?スズメやムクドリが塒で落ち着く前にしばらく騒ぐのと同じことなのでしょうか?

 

 

この録音では前半が巣にエサを運んでくるとき、後半の連続した鳴き声が塒入りの儀式?の時の声です。

 

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