ヒメアマツバメの唄
最近都内でもヒメアマツバメの姿がよく見られます。
あれ?なんで今頃こんなところでアマツバメが飛んでいるの?と思ったらだいたいヒメアマツバメです。
名前の通りアマツバメより小さく普通のツバメとほぼ同じ大きさなので「あら、まだツバメがいる・・・」と言う声も聞かれますが、翼が鎌のようにぐっと伸びている小さなアマツバメです。
10年ほど前お茶の水の高いビルの屋上のひさしに営巣していると言うので録音に行きました。ヒメアマツバメの姿は点のようでしたが、声というのは不思議なもので上から落ちて来るのかなんとか録音出来たものです(現在では上階の室内から見られるようになっている、と聞きました)。
今回の録音は厚木の文化会館です。入口に張り出したひさしの下に巣を作っているので3階ぐらいの高さで、巣は見えるのですが、ヒメアマツバメ達は非常な高速で飛び回り、ほとんど巣にとどまることが無いのと、ひさしの裏側で暗いのでカメラマンの方は苦労しているようです。
ヒメアマツバメは巣にエサを運んで来る時に鳴くので待ち構えていて録音するのですが、皆が同じ方向から時計回りに巣のある場所に入って来るのはさすが、と思いました。1羽だけ反対方向から来たら他の鳥とぶつかっちゃいますものね。しかも、ものすごい高速ですから死亡事故になってしまうでしょう。
ヒナがいるのか親鳥が抱卵中なのかは下から見上げても判りませんでした。ヒメアマツバメは9月まで子育てするのでヒナがいるのかも知れません。厚木文化会館ではヒメアマツバメの観察会を催したり、3階の会議室をオープンして、巣を間近に見られるようにしてくださっている時もあるようです。
夕方になると皆んな自分の巣に入り、外で飛び回る鳥はいなくなってあたりは静かになりました。
私も録音を止めて帰ろうとしていると、突然巣の中にいるヒメアマツバメ達が一斉に鳴きだしたのです。
1羽も飛んでいないのに、巣の中の80羽ほどが大合唱なのでまるで大きな文化会館の建物が鳴いているようでした。
不思議な感じでした。
これはいわゆる塒入りの儀式なのでしょうか?スズメやムクドリが塒で落ち着く前にしばらく騒ぐのと同じことなのでしょうか?
この録音では前半が巣にエサを運んでくるとき、後半の連続した鳴き声が塒入りの儀式?の時の声です。
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