帰って来たトラツグミ-日光/夏鳥が来る前に
日光の街では梅と桜が同時に咲き始めました。
標高700m程の日光市内の森です。
トラツグミが鳴いています。
冬の間東京の公園などで冬越しをしていた鳥たちが山に戻ってきました。
この録音では5種類の鳥が鳴いています。トラツグミの他、最初と最後の方で鳴いているのはウソ、バックでずっと鳴き続けているのはキバシリです。途中で突然囀りだしたのはルリビタキです。地鳴きも聞こえます。一番ラストに聞こえるのがアオゲラです。南の国から渡って来る夏鳥が来る前の「地元」の鳥たちの早春の囀りです。
このうちアオゲラ、トラツグミ、キバシリは夏の間も大体標高1000m付近までに留まっていますが、ルリビタキとウソは標高2000m超まで登って営巣します。
日光というと「涼しい避暑地」というイメージがありますが、旧日光市(市町村合併によって今市市や鬼怒川温泉などが併合される以前の、東照宮や日光駅があるエリア)の標高は540mで、夏の暑さは東京と大差ありません。夏に日光駅に降り立った観光客が開口一番「なんだ、涼しく無いじゃないか!」と言うのをよく耳にします。
でも1時間かけていろは坂を登り奥日光へ入ると,中禅寺湖の標高は1270m、戦場ヶ原1400m、湯元温泉1500mで、ここまで来れば涼しさも満喫できます。さらに金精峠2000m、最高峰の日光白根山は2578mです。
標高差が2000m以上あるのが日光の特徴で、見られる鳥の種類や時期も少しずつ異なっているのが面白いところです。今は市内の森で羽を休めている鳥たちもやがて標高の違うそれぞれの営巣地へと去って行くことでしょう。
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