書籍・雑誌

2021年12月15日 (水)

『ジョウビタキ・ルリビタキ・オジロビタキ』ーご紹介

 文一総合出版社よりBIRDERスペシャル『ジョウビタキ・ルリビタキ・オジロビタキ』が送られて来ました。とてもきれいな構成で、情報満載の本です。
 4月に発行された『オオルリ・キビタキ・サンコウチョウ』の姉妹編、続編という企画です。こちらが、春から夏の魅力的な野鳥の集大成としたら、今回の企画は公園や秋から冬に公園や里山で出会えるより魅力的な野鳥たちということになります。

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 私は「冬のヒタキを聞き分けよう」ということで、出会いの多いジョウビタキとルリビタキ、そしてキビタキの地鳴きによる区別のポイントを書いています。なぜか近年、キビタキの遅い記録が散見するようになり、キビタキの地鳴きも語っておかないといけない時代になってしまいました。
 他の記事では、オジロビタキとの識別など最近記録の増えたニシオジロビタキについて、さらに記録の増えたジョウビタキの繁殖の様子や現状は、これからバードウォッチングを楽しむ上に必要な知識と情報となります。
 是非とも、ご一読をお勧めいたします。

アマゾンのURL.
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%83%93%E3%82%BF%E3%82%AD%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%93%E3%82%BF%E3%82%AD%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%82%B8%E3%83%AD%E3%83%93%E3%82%BF%E3%82%AD-BIRDER%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB-BIRDER%E7%B7%A8%E9%9B%86%E9%83%A8/dp/4829975121/ref=sr_1_2?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%93%E3%82%BF%E3%82%AD&qid=1639556682&s=books&sr=1-2

2021年12月 9日 (木)

『魅力的な鳥達と自然-千島列島-』のご紹介

 4ヶ月ぶりに六義園へ行きました。
 センター長に野鳥カレンダーを持って挨拶に行くと、たまっていた鳥の質問や情報の交換で盛り上がりました。そして、写真集『魅力的な鳥達と自然-千島列島-』をいただきました。
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 私は、筆者の野口好博さんとはFacebookのお友達で、この本を出されたことはうかがっていました。センター長とは、ほんとうのお友達で、この本を何冊がもらったのでお裾分けということでいただきました。
 私も千島に行っています。2001年6月21日~30日ですから、もう20年前になります。当時は、DAT+ステレオマイクで録音していた時代です。カミさんのツテでアメリカのエコツアーの船に乗って、アメリカ人のバードウォッチャー100人という規模のクルーズでした。ですので、千島からカムチャッカに上陸し、そのあとはアメリカ人といっしょにアラスカに行き、アンカレッジ、デナリーでバードウォッチングをしてシアトル経由で帰ってきました。私にとって人生最高のバードウォッチングを楽しんだ思い出があります。
 千島では、こけしのように並んだエトピリカの群、ゴムボートのそばまで来て鳴いたウミバト、島から煙が立ち上っているかと思ったらシラヒゲウミスズメの群、水平線まで埋め尽くしたフルマカモメの群は臭かった。壁の飾りのようにハシブトウミガラスの巣がある真下で鳴くのを待ったなどなど思い出があります。日本のこんな近いところに海鳥の楽園があるのかと、思い知らされたツアーでもありました。
 しかし、20年も経つと記憶が薄れてきたのを蘇らせてくれたのは、この本です。ちょうど私が行った季節に野口さんも行っていますので、鳥たちのようすは変わりません。私たちは島にはゴムボートで渡りましたが、基本は大きなクルーズ船でしたので鳥との距離がありました。野口さんは、小型の船なので鳥との距離が近く写真を撮るのはぜっこうの条件の下でツアーをされています。そのため、鳥の写真は生き生きとした表情をとらえられています。
 日本の隣にこんなにたくさんの鳥がいることがわかる写真集です。関心のある方にはぜひ目を通していただきたい本です。
 なお、自費出版のためアマゾンでは扱っていません。ホビーズワールドのネットショップで入手可能です。下記URLで、どうぞ。
https://www.hobbysworld.com/item/25014502/

 

2021年11月25日 (木)

『日本野鳥の会のとっておきの野鳥の授業』-ご案内

 山と溪谷社より『日本野鳥の会のとっておきの野鳥の授業』が送られて来ました。
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 本書の企画を聞いたのは、ついこの間のような気がします。日本野鳥の会の雑誌『野鳥』のなかから特集をよりすぐって1冊の本にしたいという企画です。全部で27編収録されることになりました。大きく分けて、行動と生態、身体の仕組み、野鳥保護の最前線と3つの章になっています。鳥たちの不思議と脅威の力の魅力を知っていただき、その鳥たちを守るためには、なにをやっているのか、何をしたらよいのかという流れです。
 また、「日本野鳥の会の歴史」は新しく書かれたコラムですから、ぜひお読みいただきたい内容です。
 このうち、鳴き声の秘密のなかの「鳥には方言がある」を私が担当いたしました。5年前に書き掲載されたものですが、改めて読むと新しい知見が野鳥録音の仲間から報告されていて、ネタがつきない分野だと思いました。
 私は立場上、『野鳥』誌にはすべて目を通しているつもりでした。それでも、こうして集大成となって読みと、こんな記事あったけと思います。あるいは、そういえば面白い記事だったと記憶がよみがえります。ですから、日本野鳥の会の会員以外の方はもちろんのこと、会員の方がお読みいただいても損のない新鮮な内容になっていると思います。
 秋の夜長を楽しむ本として、まず候補に挙げていただければ幸いです。 
 アマゾンのURLを張っておきます。ただいま、予約受付中です。
https://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%87%8E%E9%B3%A5%E3%81%AE%E4%BC%9A%E3%81%AE%E3%81%A8%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8A%E3%81%8D%E3%81%AE%E9%87%8E%E9%B3%A5%E3%81%AE%E6%8E%88%E6%A5%AD-%E4%B8%8A%E7%94%B0-%E6%81%B5%E4%BB%8B/dp/4635063097/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E3%80%8E%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%87%8E%E9%B3%A5%E3%81%AE%E4%BC%9A%E3%81%AE%E3%81%A8%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8A%E3%81%8D%E3%81%AE%E6%8E%88%E6%A5%AD&qid=1637820786&sr=8-1


 

2021年11月15日 (月)

柳沼俊之さんの野鳥カレンダー-ご案内

 隣町のプロカメラマンこと、柳沼俊之さんから「野鳥カレンダー」をいただきました。例年のことながら、ありがとうございます。

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 今年の表紙は、みんな大好きのカワセミです。1月からメジロ、エナガ、スズメ、キビタキ、カワセミ、ハクセキレイ、ノビタキ、アカショウビン、セイタカシギ、ヤマガラ、ヒヨドリ、ルリビタキのラインアップです。いずれも、自然のなかでの躍動感が伝わってくる写真ばかり、季節感のない生活をしていても、カレンダーから季節の変化を知ることができるでしょう。
 来年も一年間、野鳥とともにある生活が送れそうです。
 定価は、1,320円。書店やアマゾンで入手可能です。アマゾンのURLを上げておきます。現在、アマゾンで「野鳥カレンダー」を検索すると、トップにでてきます。
https://www.amazon.co.jp/2022%E9%87%8E%E9%B3%A5%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC-%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC-%E5%86%85%E5%B1%B1%E6%99%9F%E5%8B%95%E7%89%A9%E5%86%99%E7%9C%9F%E4%BA%8B%E5%8B%99%E6%89%80/dp/4845008831/ref=sr_1_5?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E9%87%8E%E9%B3%A5%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC&qid=1636954003&sr=8-5

2021年5月 6日 (木)

『奥入瀬渓流シダハンドブック』-ご紹介


 学生時代の友人がシダマニアで、屋久島に行ったりしていました。はるかなる屋久島にシダが繁茂しているのを想像したものです。その屋久島に対抗して奥入瀬のシダの図鑑ができました。筆者の河井大輔さんからいただきましたので、ご紹介いたします。
 生き物好きにとっては、コケやシダに手を伸ばす怖さがあります。蛾もそうかな。なにか、底しれない深みにはまってしまうような沼地に足を踏み入れる感じです。いわば、どの中を手探りで歩かなくなくてはならないのかもしれないと思ってしまうからです。しかし、羅針盤となる良い図鑑があれば踏み入れても良い世界かなと思います。
 『奥入瀬渓流シダハンドブック』は、豊富な写真で解説されています。新書版サイズなのですから、手に持って野外で使えます。ということは、わからない種類があったからと言って採集する必要はなく、その場で名前を調べることができます。
 奥入瀬限定のシダの種類ですが、ざっと見たところ関東の産地でも使えそうです。日光との共通種もあってこれからの季節、コケハンドブックといっしょにシダも持って山を歩くのが楽しみです。
 出版社のURLです。お申し込みはこちらへどうぞ。
https://www.oiken.org/%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%97/new-%E3%82%B7%E3%83%80%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF-1/


2021年4月17日 (土)

『オオルリ、キビタキ、サンコウチョウ』-ご紹介

 Birder Special『オオルリ、キビタキ、サンコウチョウ』が届きました。
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 実は、依頼があって原稿と音源を納品したのは、1年以上も前のことです。コロナ禍のなか、てっきりボツになったと思っていたら、とてもきれいな本ができあがって送られて来てびっくりです。
 オオルリ、キビタキ、サンコウチョウとも、いずれ劣らぬ色も形もきれいな鳥たちですから、どう撮ってもきれいにきまっています。それをこの鳥たちの魅力を知り尽くしたカメラマンの方々が取り組んでいるのですから、見応えのある本になっています。
 また、それぞれの鳥の基本的な情報もていねいに解説されていますので、初心者にもわかりやすい内容です。加えて、現場の研究者からの最新報告もあって、ベテランのネタ仕込みになります。
 私は、オオルリ、キビタキ、サンコウチョウについての鳴き声についてのエッセイ、エピソードを寄せています。合わせて、お読みいただければ幸いです。
  この季節、オオルリ、キビタキ、サンコウチョウを迎えるために、ぜひ読んでおいて欲しい本です。

アマゾンのURLです。
 https://www.amazon.co.jp/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%93%E3%82%BF%E3%82%AD%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%82%A6%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6-BIRDER%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB-BIRDER%E7%B7%A8%E9%9B%86%E9%83%A8/dp/4829975105/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%80%81%E3%82%AD%E3%83%93%E3%82%BF%E3%82%AD%E3%80%81%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%82%A6%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6&qid=1618646011&s=books&sr=1-1

2021年3月29日 (月)

『お殿さまの定年後』-感想

  このところ、もっぱら本はアマゾンで買っています。通販だと書店の棚いっぱいに並んだ本の前に立って選ぶ満足感がないのと、本から「私を読んで」という声が聞こえないのが難点です。
 久し振りに書店に行ったら本から声が聞こえました。安藤優一郎・著『お殿さまの定年後』でした。声が消えたというのは嘘ですが、表紙の江戸名所百景のイラストとお殿さま、定年のタイトルのキーワードにひかれました。
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 江戸時代、大名の定年というのは基本はないのですが、おおむね70才が多かったとのことでした。現在の私の年とほぼ同じと言うことで、まず興味を引きました。また、取り上げられたお殿さまは、我が六義園に隠居した柳沢信鴻をはじめ、江戸の膨大な記録となる日記『甲子夜話』の松浦静山、鳥の和名の基本となった『鳥名便覧』を表した島津重豪が収録されていますので、読まないわけにはいきません。この他、水戸の黄門様で有名な徳川光圀、白河藩主の松平正信が名を連ねています。
 大名になれば好き勝手なことができると思っていたのですが、大間違いでした。江戸城での年末年始の行事のみならず年中行事で多忙を極めます。格式と伝統のなか手配や出席しなくてはならないのですから、窮屈なことこの上ありません。もちろん、自分の藩の運営にも神経を使わなくてはなりません。それ以前に跡継ぎを作らなくてはならない、できなければ問題が生じないように手配しなくてはならないという大命題があります。ですから好きなことができるのは、大名と言えども隠居をしてからということになります。
 信鴻は、どうも仮病を使って隠居をして六義園に住み芝居やら詩歌をたしなむなど、風流な生活を行ったようです。なにしろ津山から江戸に来たとたん元気になり、片道10数キロは歩いて歌舞伎を見に行っているのですからどこが具合悪かったのかと思います。
 隠居後は吉原通いという人もいたことと思いますが、光圀や重豪のように学問追求のために残りの人生を費やす大名もいたことは、その後の日本文化の発達に与えた影響は大きなものがあります。
 こうした定年後の大名の実績と苦労のエピソードが楽しめる本でした。
 自然仲間のなかには定年前に会社を辞めて、好きな生き物や自然のなかで生活を始めた方が複数人います。もちろん、定年になるのをじっとまって弾けたようにバードウォッチングにのめり込み人もいます。
 人生は一度だけ、時代が変わっても好きなことができることは幸せなことだと思います。
 
アマゾンのURL.
https://www.amazon.co.jp/%E3%81%8A%E6%AE%BF%E6%A7%98%E3%81%AE%E5%AE%9A%E5%B9%B4%E5%BE%8C-%E6%97%A5%E7%B5%8C%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-%E5%AE%89%E8%97%A4-%E5%84%AA%E4%B8%80%E9%83%8E/dp/4532264553/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E3%81%8A%E6%AE%BF%E3%81%95%E3%81%BE%E3%81%AE%E5%AE%9A%E5%B9%B4%E5%BE%8C&qid=1616991590&s=books&sr=1-1

2021年2月20日 (土)

『しろかねの森番50年』-ご紹介

 「矢野亮先生は、オールマイティだから」といつも助けられたのは、私が日本鳥類保護連盟の『私たちの自然』の編集をしているときのことです。鳥はもとより植物から昆虫、生態系の仕組みまで解説できて、それもわかりやすいのですから、記事がどうしても埋まらないとき、困ったときの矢野先生だのみでした。目黒の自然教育園という最高のフィールドで調査を行い来園者を案内し報告書をまとめていたのですから、それもそのはずです。
 その50年史をおまとめになり、いただきました。

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 『しろかねの森番50年』です。
 連盟時代、矢野先生には『私たちの自然』の編集委員としてお世話になりました。月1回の会議にはいつも同僚の千羽先生とごいっしょに一番乗りで、早めに来ては投稿原稿に目を通していただきました。とにかくネタの宝庫で、原稿のたりない分を補っていただきました。どうしても鳥ネタが多くなる中、自然全体を扱いたい雑誌としては昆虫から植物まで幅広く生き物を解説していただける矢野先生は、頼りがいのある大先輩でした。また、先生を通じての人脈の広さも、多いに助けられたことを思い出しました。
 今回の『しろかねの森番50年』を拝見して、その理由がわかりました。先生は、自然教育園だけでなく。高尾山から御蔵島まで、多くのフィールドで経験を積み、さらには仲間を作り、教育園で仕事をされていたことを知りました。
 本書は、自分史となっていますが、自然教育園の自然と生き物たちの50年の記録であり、都会の自然を知る上で貴重な記録となっています。
 たとえば、カワセミの写真はあふれているものの30年も続けて観察した方がいたでしょうか。また、個人的にはここ数年、六義園でも増えたキアシドクガはミズキが食草で枯らしてしまう報告、六義園のミズキの実が少ない理由がわかりました。などなど、あげればきりがありません。どうぞご興味のある方、ぜひ自然教育園で入手してください。

2021年2月16日 (火)

写真集BIRD ISLAND TEURI-ご紹介

 バードウォッチングといえば癒やされるのが普通ですが、緊張感というかハラハラしながら鳥を見たのは北海道の天売島がいちばんです。なにしろ、巣に戻ってくるウトウは人がいるのもおかまいなしに飛んできます。そのため、いつぶつかるかわからない中でのバードウォッチングとなります。飛んでくるウトウをすばやくかわしながら、羽音や鳴き声を録音するのですから気を抜けません。幸いにして帽子を飛ばされたくらいですみましたが、ウトウがぶつかった人は当たり所が悪いとかなり痛いとのことでした。
 そんなバードウォッチングを楽しめたのも、寺沢さんにガイドをお願いしたおかげです。その寺沢さんが”BIRD ISLAND TEURI”というタイトルの写真集を出版されましたので、紹介させていただきます。

Teurito
 天売島は、島そのものが野鳥の楽園です。それだけに、写真を撮るのは楽そうです。しかし、この写真集を見ると1作品それぞれその鳥ならではシーンをとらえていて見応えがあります。私のようにトランシットして天売島を訪れて、鳥がいると言ってただ撮った写真ではなく、長年天売島で鳥と自然に接し、いちばんその鳥らしい、あるいはいちばん素晴らしいシーンをとらえた作品ばかりで構成されています。
 ですから、天売島の野鳥たちを知るばかりではなく、島の自然から広がる世界を感じることができる写真集になっています。きっと天売島を訪れたことのある人は写真集を見てまた行きたいと思うことでしょう。まだ、行ったことのない方はぜひ訪れ見たいと思いたくなる写真集です。
 寺沢さんのおかげで録音できたウトウの帰還の録音を聞くと、あのエキサイティングなバードウォッチングを天売島の夕日ととともに思い出します。
アマゾンのURL。
https://www.amazon.co.jp/BIRD-ISLAND-TEURI-%E5%AF%BA%E6%B2%A2%E5%AD%9D%E6%AF%85/dp/4802132239/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=BIRD+ISLAND+TEURI&qid=1613453039&sr=8-1

2020年12月26日 (土)

『日本の離島の野鳥1 飛島』-ご紹介

 日本野鳥の会山形支部の簗川堅治さんが、飛島図鑑を出すとの噂が夏頃から伝わって来ました。なんでも、飛島で記録された野鳥の図鑑で、珍鳥がごろごろ出現する飛島ですから、どんな図鑑になるのか、期待をしておりました。

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 一昨日『日本の離島の野鳥 飛島』到着いたしました。
 思った以上に厚い本、ボリュームがありますね。また、掲載されている写真はすべて飛島で撮影されたもので、飛島へのこだわりを感じます。
 目を引くのは、まだ日本産鳥類目録に載っていない種類、たとえばルビーキクイタダキ、ノドジロムシクイ、ムナグロノゴマ、ルリビタイジョウビタキ、フッケンアオヒタキなど。この他、検討中の種も多数載っているので、検討材料になることと思います。
 私にとってうれしいのは、専用サイトに音声がアップされていることです。146種の鳴き声を聞くことができます。鳴き声でないと識別が難しいムシクイも多数収録されていますから、不明な音源解明のヒントが得られるかもしれません。これらの音源もすべて飛島で録音されたものなのですから、飛島へのさらなる強いこだわりを感じます。
 さらに、ところどころにある筆者のくすぐるようなギャグを見つけるのも楽しいです。
 私にとって飛島は、蒲谷鶴彦先生と録音機を並べて録音した数少ない思い出の場所です。
 早くコロナの蔓延が収まって、飛島の鳥たちに会いに行きたくなる図鑑でした。
 現状では、ホビーズワールドでの入手がお勧めです。
 https://www.hobbysworld.com/item/25014509/

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