書籍・雑誌

2019年2月16日 (土)

デジスコ通信に投稿-何種類みましたか?

 若い頃は、仲間同士で種類数を競っていました。
 種類数を稼ぐために、狭山湖のカンムリカイツブリ、越谷のシラコバト、手賀沼のオカヨシガモ、吉見のタゲリ、新浜のセイタカシギなどを見に行ったものです。
 しかし、今では越谷のシラコバト以外、いずれの鳥も増えて簡単に見ることができるようになりました。
 逆に、軽井沢のアカモズ、多磨霊園のチゴモズ、高尾山のアカショウビン、御岳山のコノハズクがいなくなって、これらを稼ぐのが一苦労するようになりました。
 時代とともに鳥たちのようすも変わりました。しかし、種類にこだわるバードウォッチャーは、相変わらず多いですね。
 ということで、ライファーについて考えてみました。デジスコ通信に投稿しています。
 http://www.digisco.com/mm/dt_111/toku1.htm

2018年12月30日 (日)

『鳥説』-ご紹介

  私に入門書の紹介をする資格はありません。
 というか、バードウォッチングの入門書の書評は難しいです。入門書の評価は、初心者に理解できたか、鳥がわかるようになったか、バードウォッチングを続けることができたかで価値が決まると思います。私みたいな人間が、初心者だった頃を思い出しながら読んでもなかなか評価できません。当然のことながら、逆に初心者は入門書を評価する立場にないのですから、意見を表明する機会がないのです。
 ♪鳥くん(永井真人)さんの前著『鳥さんぽをはじめよう』は、けっこう無理矢理、紹介させてもらいました。
  http://syrinxmm.cocolog-nifty.com/syrinx/2017/11/post-8ce6.html
 そして、今回の『鳥説』は、入門書ではあるけれど、対象は中級以上、ある程度の経験を持ったバードウォッチャーが、よりバードウォッチングを深めようとしたときに読む本だと思いました。ですから、私が評価してもよろしいかと思います。

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 入門書ですからわかりやすさが信条です。内容に関連した写真がたくさん掲載されていてわかりやすい構成です。また、この手の本には欠かせない富士鷹なすびさんのイラストが、ずいしょにあるので楽しく読めます。
 解説されているのは、バードウォッチングの方法はもとより、珍鳥の見つけ方、なかでも野鳥写真の撮り方については複数の項目がついやされています。さらに野鳥との接し方についても、マナーを含めて言及されています。
  国内外でバードウォッチングを楽しんでいる筆者ならではの実話がちりばめられているのですから、実戦的な知識と情報を得られます。そのコツ、なんと合計115個載っているのですから役に立つことは間違いありません。
 バードウォッチングの初心者を卒業して、もう一歩極めたい方におすすめの1冊です。 

2018年12月27日 (木)

デジスコ通信に投稿-見えないものが見える目

 K極さんは、奥日光の登山道を歩いているときに「サルの臭いがする」と教えてくれました。彼は若い頃、下北半島で北限のサルを追いかけていました。
 同じく日光で、林道に車を止め下りたとたん「タヌキの臭いがする」と言ったのは、K沢♀さんです。彼女は、六義園にカラスの調査に来たときも同じように教えてくれました。当時は、六義園でタヌキの記録はなかったのですが、しばらくして姿を見つけることができました。
 このようにベテランのナチュラリストが生き物を見つける五感、超能力のようです。私の自然仲間には、いろいろな生き物に詳しい人がいて、同じように見つけてくれます。
 どうしたら、そうした能力を身につけることができるのか。デジスコドッドコムの「デジスコ通信」に投稿いたしました。
 http://www.digisco.com/mm/dt_110/toku1.htm

2018年11月25日 (日)

BINOS Vol.25-日本野鳥の会支部の論文集

 日本野鳥の会神奈川支部の研究年報『BINOS Vol.25』をいただきました。

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 毎度のことながら、ありがとうございます。
 今号の巻頭を飾るのは、こまたんの「大磯町高麗山におけるタイマー録音によるアオバトの鳴き声調査」です。
  アオバトが海水を飲みに来るのは有名ですが、海岸に行くまでに立ち寄る場所があります。そこに、録音機を仕掛けて鳴き声を録音したら、いろいろなことがわかったという論文です。なんと、199日間タイマー録音をして、悪天等で録音ができなかった分を除いて164日分のデータを得ることができたとのこと。録音機は、OLYMPUSのLS-7を2台使用。日の出前30分から毎日5時間録音。5日周期で録音機を交代させて、録音したそうです。
 この間アオバトが鳴いたのは、合計15,209。タイマー録音を使って、ここまで詳細な調査ができるとはびっくりです。
 この鳴き声を分析すると、季節による鳴き出し時間や回数の変化、天候による影響などなどがわかったというのです。また、アオバトのさえずりはワンパターンだと思っていたのですが、4タイプあるそうです。幼鳥の鳴き声や「ポポポ」という鳴き方もあって、多様なこともわかりました。ただ、標準的な鳴き方が99%だそうですから、バリエーションはあるもののあまり他の声は鳴かないようです。などなど、このようなことがわかるとやめられませんね。
 それにしても、膨大はデータの解析には、時間がかかったと思いますが、そこはこまたんのチームワークのなせるわざなのでしょう。いずれにしても、読み応えのある論文です。
 この論文の影響を受けて、他の小鳥でやってみたら、さえずりが発達した野鳥たちの生態がわかるのではないかと思います。いずれにしても、録音から野鳥たちの素顔を知ることができる良い見本の調査だと思いました。
 今号には、今井智康さんの「仏果山におけるアオバトの鳴き声観察記録」など、合計10編が収録されています。いずれも、一読の価値のある論文だと思いました。
 詳しい内容、お申し込みは下記のサイトでご確認いただければと思います。
  https://kanagawashibu002.blogspot.com/2018/11/binos25-2km-60m2017-4301120199ic3055302.html

2018年9月29日 (土)

デジスコ通信に投稿-緊張感の持ち方

  今までバードウォッチングの入門書に何冊も関わり、ハウツー。バードウォッチングの記事は何度も書いています。しかし、緊張感の持ち方については書いたことがありません。他にもなかったと思いますので、書いてみました。
 言葉は緊張感としましたが、集中力と言っても良いかもしれません。
 少なくとも、よく鳥を見つける人はうまく緊張し集中していると思います。どうしたら、持てるようになるのか、あるいはどこで力を抜いたら良いのか、などなどバードウォッチングの基本のひとつだと思うのですが、どのように表現したらよいのか課題です。
 まずは、提案としての拙文をデジスコ通信に投稿いたしました。
 下記、URLで読むことができます。
  http://www.digisco.com/mm/dt_109/toku1.htm

2018年7月31日 (火)

デジスコ通信に投稿-貸し切りの場所

 以前は、バードウォッチングと言えば探鳥会に行くものだと思っていました。また、最近では、サンクチュアリのような野鳥のための施設が各地にできたので、そのような場所に鳥を見に行っていました。さらに、いろいろな情報がネットで出回り、珍鳥情報を頼りに出けたこともあります。
 しかし、野鳥録音をはじめると、なんとバードウォッチャーはおしゃべりであるか、身に染みてわかりました。探鳥会のあいだ中、しゃべっている人もいます。注意をしたら「これが楽しみで来ている」と言われてしまいました。せっかくの楽しみを邪魔するのも申し訳ないので、こちらが引き探鳥会からは足が遠のきました。施設も珍鳥ポイントも人がいるかぎり、おしゃべりから逃れることができません。これでは、録音はもちろん野鳥の声は聞こえないと思うのですが、にぎやかです。
 結局、自由に鳥を見て録音できる場所を自分で見つけるしかありません。おかげで、森の中で切り株にじっと座り、一人で野鳥たちの声に耳をかたむけると自然の一部になったような気分になれることがわかりました。
 というようなお話しをデジスコ通信に投稿いたしました。下記のURLで、読むことができます。
 http://www.digisco.com/mm/dt_108/toku1.htm

2018年5月25日 (金)

デジスコ通信に投稿-あらためて野鳥とは

 昔は鳥って捕まえて食べるもの、あるいは飼うものだったのを自然の中で見て聞いて楽しもうという提案は、ある意味革命的だったと思います。それを戦前に言い続けた中西悟堂の苦労は、並大抵のものではなかったと想像に難くありません。その提案のために、わざわざ”野鳥”という言葉を使ったのだと思います。
 昔からのバードウォッチング仲間はもとより、日本野鳥の会の事務局での会話では、まったくなんの気遣いもなく野鳥と鳥の区別はしていて話が進み誤解が生じることは、まずありません。しかし、バードウォッチングの初心者やちょっと周辺の人たちと話すとき、野生動物としての野鳥と飼い鳥との区別ができていなくて誤解を生むことがあります。先日も、私たちにとっては当たり前のことなので、つい忘れていて後で慌てて説明をしたことがありました。
 なぜ鳥ではなく野鳥なのかという問いかけを絶えず行って欲しいと思っています。ということで、デジスコドッドコムのデジスコ通信の連載コラムに投稿いたしました。下記のURLで読むことができます。

http://www.digisco.com/mm/dt_107/toku1.htm

2018年5月23日 (水)

『鳴き声ガイド日本の野鳥』英語バージョンのリーフレット

 『鳴き声ガイド日本の野鳥』は、おかげさまで好評を得ております。ただ、日本語のリーフレットが添付されているだけで、英語圏の方には使うことができません。そのため、リーフレットの英語バージョンを作り、拙サイトにアップいたしました。
 いちばん苦労したのは、学名と英名の索引作りで、これは日本語圏の方でも必要な場合があるのではないかと思います。リーフレットは、WordのA4版で41ページにおよび、pdfファイルに変換しても447KBになりました。膨大な資料でもありますので、間違いもあると思います。随時訂正して行く予定です。
 ご興味のある方、下記URLでsyrinxへ行き、ダウンロードできます。これを機会に、英語圏の方に『鳴き声ガイド日本の野鳥』をおすすめいただければ幸いです。
  http://www.birdcafe.net/index/syrinx-index.htm
 なお、syrinxの構成も変更いたしましたので、重ねてよろしくお願いいたします。

2018年5月22日 (火)

『「春の鳥」を見に行こう!』-ご紹介

 本日は、日本野鳥の会の理事会でした。去年度の事業と決算の報告です。各部署からの報告を受けるだけで、あっという間に1時間半がたってしまいました。まずは、赤字決算にならないですみました。また、事業報告では、長靴がまだ売れ続けていますし、いろいろな保護活動が成果を上げていることは、職員の努力のたまものでしょう。また、サイトのアクセス数が半端でないほど多いのに驚きました。
 ところで安西英明さんから、出版されたばかりの彼の『「春の鳥」を見に行こう!』にサインをいただきました。

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安西さんのサインです。
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 大判の本の中身は、びっしりと春のバードウォッチングについて写真とイラスト、そして文章で解説されています。初心者にとって必要な情報満載という感じです。今まで安西さんが野外指導で培ってきたネタがすべて入っているのではないかと思うほど、ていねいに書かれています。ですから本書を読めば、野外で安西さんに指導を受けているかように知識を得て楽しむことができるのではないでしょうか。
 そして、平野伸明さんの撮られたDVDもついていますので、野鳥の動く図鑑にもなっています。
 さらに、当書は春編となっています。さらに続編の企画が進行中のこと。全部そろえば、一年を通じてバードウォッチングのコツを学べることになります。いずれにしても、書店に並んでいますので、お手にとっていただければ幸いです。
 安西さん、ありがとうございました。

定価:3,000円(+税)
装丁:B5版、ソフトカバー、128ページ
出版社: 講談社
AmazonのURL。
https://www.amazon.co.jp/DVD%E4%BB%98%E5%AD%A3%E7%AF%80%E3%81%AE%E9%87%8E%E9%B3%A5%E5%9B%B3%E9%91%91%E3%80%8C%E6%98%A5%E3%81%AE%E9%87%8E%E9%B3%A5%E3%80%8D%E3%82%92%E8%A6%8B%E3%81%AB%E8%A1%8C%E3%81%93%E3%81%86-%E5%AE%89%E8%A5%BF-%E8%8B%B1%E6%98%8E/dp/4062209055/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1526991130&sr=8-1&keywords=%E6%98%A5%E3%81%AE%E9%B3%A5%E3%82%92%E8%A6%8B%E3%81%AB%E8%A1%8C%E3%81%93%E3%81%86

2018年4月 3日 (火)

デジスコ通信に投稿-47年前の予言

 私が関わっていた日本鳥類保護連盟の雑誌『私たちの自然』には、ろんせつ欄がありました。当時としては、野鳥保護や自然保護の考え方の指針としてファンも多かったと思います。そのろんせつ欄に私が入社する前、今から47年前になりますが、現在の野鳥カメラマンの問題を予言するような内容の記事がありました。当時、このようなことを明言するのはとても先見の明があったと思います。また、問題の萌芽があったことになります。
 そんな話をデジスコドッドコムのメールマガジン、デジスコ通信に投稿いたしました。下記URLで読むことができます。
 http://www.digisco.com/mm/dt_106/toku1.htm
 『私たちの自然』のろんせつ欄は、環境庁(当時)の天下りを受け入れるようになった頃になくなりました。
 

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