書籍・雑誌

2021年3月29日 (月)

『お殿さまの定年後』-感想

  このところ、もっぱら本はアマゾンで買っています。通販だと書店の棚いっぱいに並んだ本の前に立って選ぶ満足感がないのと、本から「私を読んで」という声が聞こえないのが難点です。
 久し振りに書店に行ったら本から声が聞こえました。安藤優一郎・著『お殿さまの定年後』でした。声が消えたというのは嘘ですが、表紙の江戸名所百景のイラストとお殿さま、定年のタイトルのキーワードにひかれました。
Otonosama210329
 江戸時代、大名の定年というのは基本はないのですが、おおむね70才が多かったとのことでした。現在の私の年とほぼ同じと言うことで、まず興味を引きました。また、取り上げられたお殿さまは、我が六義園に隠居した柳沢信鴻をはじめ、江戸の膨大な記録となる日記『甲子夜話』の松浦静山、鳥の和名の基本となった『鳥名便覧』を表した島津重豪が収録されていますので、読まないわけにはいきません。この他、水戸の黄門様で有名な徳川光圀、白河藩主の松平正信が名を連ねています。
 大名になれば好き勝手なことができると思っていたのですが、大間違いでした。江戸城での年末年始の行事のみならず年中行事で多忙を極めます。格式と伝統のなか手配や出席しなくてはならないのですから、窮屈なことこの上ありません。もちろん、自分の藩の運営にも神経を使わなくてはなりません。それ以前に跡継ぎを作らなくてはならない、できなければ問題が生じないように手配しなくてはならないという大命題があります。ですから好きなことができるのは、大名と言えども隠居をしてからということになります。
 信鴻は、どうも仮病を使って隠居をして六義園に住み芝居やら詩歌をたしなむなど、風流な生活を行ったようです。なにしろ津山から江戸に来たとたん元気になり、片道10数キロは歩いて歌舞伎を見に行っているのですからどこが具合悪かったのかと思います。
 隠居後は吉原通いという人もいたことと思いますが、光圀や重豪のように学問追求のために残りの人生を費やす大名もいたことは、その後の日本文化の発達に与えた影響は大きなものがあります。
 こうした定年後の大名の実績と苦労のエピソードが楽しめる本でした。
 自然仲間のなかには定年前に会社を辞めて、好きな生き物や自然のなかで生活を始めた方が複数人います。もちろん、定年になるのをじっとまって弾けたようにバードウォッチングにのめり込み人もいます。
 人生は一度だけ、時代が変わっても好きなことができることは幸せなことだと思います。
 
アマゾンのURL.
https://www.amazon.co.jp/%E3%81%8A%E6%AE%BF%E6%A7%98%E3%81%AE%E5%AE%9A%E5%B9%B4%E5%BE%8C-%E6%97%A5%E7%B5%8C%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-%E5%AE%89%E8%97%A4-%E5%84%AA%E4%B8%80%E9%83%8E/dp/4532264553/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E3%81%8A%E6%AE%BF%E3%81%95%E3%81%BE%E3%81%AE%E5%AE%9A%E5%B9%B4%E5%BE%8C&qid=1616991590&s=books&sr=1-1

2021年2月20日 (土)

『しろかねの森番50年』-ご紹介

 「矢野亮先生は、オールマイティだから」といつも助けられたのは、私が日本鳥類保護連盟の『私たちの自然』の編集をしているときのことです。鳥はもとより植物から昆虫、生態系の仕組みまで解説できて、それもわかりやすいのですから、記事がどうしても埋まらないとき、困ったときの矢野先生だのみでした。目黒の自然教育園という最高のフィールドで調査を行い来園者を案内し報告書をまとめていたのですから、それもそのはずです。
 その50年史をおまとめになり、いただきました。

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 『しろかねの森番50年』です。
 連盟時代、矢野先生には『私たちの自然』の編集委員としてお世話になりました。月1回の会議にはいつも同僚の千羽先生とごいっしょに一番乗りで、早めに来ては投稿原稿に目を通していただきました。とにかくネタの宝庫で、原稿のたりない分を補っていただきました。どうしても鳥ネタが多くなる中、自然全体を扱いたい雑誌としては昆虫から植物まで幅広く生き物を解説していただける矢野先生は、頼りがいのある大先輩でした。また、先生を通じての人脈の広さも、多いに助けられたことを思い出しました。
 今回の『しろかねの森番50年』を拝見して、その理由がわかりました。先生は、自然教育園だけでなく。高尾山から御蔵島まで、多くのフィールドで経験を積み、さらには仲間を作り、教育園で仕事をされていたことを知りました。
 本書は、自分史となっていますが、自然教育園の自然と生き物たちの50年の記録であり、都会の自然を知る上で貴重な記録となっています。
 たとえば、カワセミの写真はあふれているものの30年も続けて観察した方がいたでしょうか。また、個人的にはここ数年、六義園でも増えたキアシドクガはミズキが食草で枯らしてしまう報告、六義園のミズキの実が少ない理由がわかりました。などなど、あげればきりがありません。どうぞご興味のある方、ぜひ自然教育園で入手してください。

2021年2月16日 (火)

写真集BIRD ISLAND TEURI-ご紹介

 バードウォッチングといえば癒やされるのが普通ですが、緊張感というかハラハラしながら鳥を見たのは北海道の天売島がいちばんです。なにしろ、巣に戻ってくるウトウは人がいるのもおかまいなしに飛んできます。そのため、いつぶつかるかわからない中でのバードウォッチングとなります。飛んでくるウトウをすばやくかわしながら、羽音や鳴き声を録音するのですから気を抜けません。幸いにして帽子を飛ばされたくらいですみましたが、ウトウがぶつかった人は当たり所が悪いとかなり痛いとのことでした。
 そんなバードウォッチングを楽しめたのも、寺沢さんにガイドをお願いしたおかげです。その寺沢さんが”BIRD ISLAND TEURI”というタイトルの写真集を出版されましたので、紹介させていただきます。

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 天売島は、島そのものが野鳥の楽園です。それだけに、写真を撮るのは楽そうです。しかし、この写真集を見ると1作品それぞれその鳥ならではシーンをとらえていて見応えがあります。私のようにトランシットして天売島を訪れて、鳥がいると言ってただ撮った写真ではなく、長年天売島で鳥と自然に接し、いちばんその鳥らしい、あるいはいちばん素晴らしいシーンをとらえた作品ばかりで構成されています。
 ですから、天売島の野鳥たちを知るばかりではなく、島の自然から広がる世界を感じることができる写真集になっています。きっと天売島を訪れたことのある人は写真集を見てまた行きたいと思うことでしょう。まだ、行ったことのない方はぜひ訪れ見たいと思いたくなる写真集です。
 寺沢さんのおかげで録音できたウトウの帰還の録音を聞くと、あのエキサイティングなバードウォッチングを天売島の夕日ととともに思い出します。
アマゾンのURL。
https://www.amazon.co.jp/BIRD-ISLAND-TEURI-%E5%AF%BA%E6%B2%A2%E5%AD%9D%E6%AF%85/dp/4802132239/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=BIRD+ISLAND+TEURI&qid=1613453039&sr=8-1

2020年12月26日 (土)

『日本の離島の野鳥1 飛島』-ご紹介

 日本野鳥の会山形支部の簗川堅治さんが、飛島図鑑を出すとの噂が夏頃から伝わって来ました。なんでも、飛島で記録された野鳥の図鑑で、珍鳥がごろごろ出現する飛島ですから、どんな図鑑になるのか、期待をしておりました。

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 一昨日『日本の離島の野鳥 飛島』到着いたしました。
 思った以上に厚い本、ボリュームがありますね。また、掲載されている写真はすべて飛島で撮影されたもので、飛島へのこだわりを感じます。
 目を引くのは、まだ日本産鳥類目録に載っていない種類、たとえばルビーキクイタダキ、ノドジロムシクイ、ムナグロノゴマ、ルリビタイジョウビタキ、フッケンアオヒタキなど。この他、検討中の種も多数載っているので、検討材料になることと思います。
 私にとってうれしいのは、専用サイトに音声がアップされていることです。146種の鳴き声を聞くことができます。鳴き声でないと識別が難しいムシクイも多数収録されていますから、不明な音源解明のヒントが得られるかもしれません。これらの音源もすべて飛島で録音されたものなのですから、飛島へのさらなる強いこだわりを感じます。
 さらに、ところどころにある筆者のくすぐるようなギャグを見つけるのも楽しいです。
 私にとって飛島は、蒲谷鶴彦先生と録音機を並べて録音した数少ない思い出の場所です。
 早くコロナの蔓延が収まって、飛島の鳥たちに会いに行きたくなる図鑑でした。
 現状では、ホビーズワールドでの入手がお勧めです。
 https://www.hobbysworld.com/item/25014509/

2020年12月23日 (水)

日本野鳥の会神奈川支部の「BINOS 第27集」

 日本野鳥の会神奈川支部から研究論文集「BINOS 第27集」をいただきました。毎年お送りいただくばかりで、申しわけございません。
 今年も内容は豊作で、論文2編、観察記録7編、調査記録4編、保護記録2編が収録されています。この他、神奈川支部の行事や活動報告もあります。A4版136ページになりました。

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 いちばんショックというか、びっくりしたのが、八木茂さんの丹沢におけるリュウキュウサンショウクイの繁殖記録です。それも、単に繁殖期に見たというのではなく、巣立ちまで観察しての報告です。リュウキュウサンショウクイは、せいぜい九州南部までがついこの間までの繁殖分布の北限で、私は奄美大島で録音することができました。本州での繁殖期の観察記録はあるもののここまで確認された繁殖記録は始めてです。
 私は、過去に録音したサンショウクイの音源の確認をしなくてはなりませんし、これからサンショウクイが鳴いていたら、リュウキュウサンショウクイかどうかの確認も必要になりました。また、いつ日光にやってくるのか、ある意味楽しみです。
 録音関連では、神戸宇孝さんと麻生千晶さんのデジカメで撮影した音声から、オオセッカの存在を確認できたという報告です。実際の音声を聞かせてもらいましたが、間違いなくオオセッカでした。昔は、録音するためには録音機が必要でしたが、今やスマホからデジカメまで録音機能があるので、まずはそれで録音してみようと野鳥録音の入門では言ってます。それを実践してくれた上に、オオセッカをゲットできたのですから、今後の好例として引用されていただきます。
 などなど、あとはお買いもとめいただき、じっくりと勉強していただければと思います。
 下記サイトで、より詳しい内容がアップされています。さらに、入手方法もアップされていますので、ぜひお買い求めいただければと思います。
 https://kanagawashibu002.blogspot.com/2020/12/binosvol272020.html

2020年9月26日 (土)

『まるい鳥』-ご紹介

 「写真集は売れないよ」と言ってしまった手前、紹介しないわけには行きません。
 いつも兵庫県の取材ではお世話になっている渡辺美郎さんが、写真集を出版され送っていただきました。

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 鳥の写真集は巷にあふれているし、プロはプロなりのグレードの高い写真、アマチュアはKindleなどで発表しているなかで、なかなか難しいという話をしたことがあります。
 しかし、送られてきた本を見て「やられた!」という感想です。
 表紙のオナガガモをご覧いただければわかりますが、鳥を正面から撮るとまん丸なのです。このようなまん丸鳥が20種類載っています。鳥をこうした角度で撮ると、まったく今まで感じたことのない魅力が伝わってくることに気が付きました。そして、なんとも癒やさせるのです。
 小さな本なのでプレゼントに最適、お世話になっている方にお送りしたら
「写真集で癒やされました」
「娘と歓声をあげながら拝見しました。」
「会社のデスクにおいて、疲れた時は、見て癒されたいと思います!」
「ふっくらふくらんでいる姿だと愛らしさが増しますね…!」
 などの感想をいただきました。
 皆さんも、まわるい鳥で癒やされてください。
 アマゾンで入手可能です。URLは下記です。
https://www.amazon.co.jp/%E3%81%BE%E3%82%8B%E3%81%84%E9%B3%A5-Parade-Books-%E6%B8%A1%E8%BE%BA%E7%BE%8E%E9%83%8E/dp/4434274627/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E3%81%BE%E3%82%8B%E3%81%84%E9%B3%A5&qid=1601093616&s=books&sr=1

2020年7月14日 (火)

デジスコ通信の投稿・最終回

 私が日本野鳥の会の職員だった時(1987~1993年)は、ある意味、業界の最先端にいたことになります。各地の自然保護の問題から双眼鏡の新機種の情報が、いやでも入ってきました。
 しかし、このときにはデジスコのデの字も知りませんでした。それもそのはずで、石丸喜晴さんがデジスコドッドコムを設立したのは2002年ですから、フリーになっていた私は「デジスコ」という言葉を知って新しい風を感じたものです。それに、加えてデジスコの主力メンバーのpouさんは、前の職場だった日本鳥類保護連盟に出入りしていた中学生だったのですから驚きました。この頃、フィールドでpouさんと歩くとpouさんはたちまちカメラオジさんたちに囲まれるほどの人気でした。
 そのpouさんも結婚され、娘さんも大きくなりました。時代は、流れていきます。
 デジスコも時代の流れのなかで熱心なファンのものとなった感があり、デジスコドッドコムが発行するメールマガジン「デジスコ通信」は最終号となりました。
 私は、創刊後しばらくしてから連載を開始。最終号まで107回投稿をしたことになります。おかげさまで、ブログやTwitterで取り上げられるなど反響があり、執筆の励みの多い連載となりました。長い間のご愛読、ありがとうございました。まずは、お礼申し上げます。
 ということで、最終回は下記URLで読むことができます。
   http://www.digisco.com/mm/dt_117/toku1.htm

 また、過去の連載は下記URLですべて読むことができます。そうとうお時間のあるときにご覧いただければ幸いです。
   http://www.digisco.com/library/yacyo/index.htm

 私もデジスコを試したり、デジスコファンの方の意見を聞いたりしています。野鳥は、肉眼、双眼鏡、望遠鏡と違う世界が見えます。加えて、望遠レンズで撮影する世界も異なります。デジスコは、望遠鏡の世界で野鳥を見て楽しみ写真に撮れる世界だと思います。それだけに、離れられない根強いファンがいることは確かです。デジスコが、これからもバードウォッチング業界の一翼をなすことを祈ります。

2020年6月21日 (日)

『Raven Liteを用いた鳥声分析入門』

  日本鳥学会では、鳴き声関連の発表が多くなりました。パワポで使われている声紋を見ますと、アプリはRavenを使っている方をお見受けします。
 先日、アマゾンでいろいろ検索していたら『Raven Liteを用いた鳥声分析入門』(石井直樹・自費出版)という本が出版されることがわかりました。さっそく、予約して入手しました。
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 Ravenは、ワタリガラスのこと。それだけに、鳥の分析には使えることになります。また、仲間内ではAudacityと並んで無料の音声解析ソフトとして知られていると思います。
 1980年代に蒲谷鶴彦さんが購入した声紋解析の機械は数100万円、小さな机くらいのサイズがあり、分析できるのはわずか10秒ほどでした。私が録音をはじめた頃も、音関係のソフトは100万円の時代で、スタジオとセットになっている仕様でした。それが、今やタダ。自宅のラップトップでも分析できるようになったのですから、これは分析を楽しむしかありません。
 私もときどきこれらのソフトを使うことがありますが、使い込んではいません。それだけに知らないことが多く書かれていて、たいへん勉強になりました。また、Ravenで何ができるのか基本が書かれているので、音声解析とは何かを知ることができます。とくに、声紋の表示から分析の方法、またそこから何がわかるのかなど、詳しく書かれています。この他、簡単な編集方法も解説されています。
 また、有料(50ドル)のRaven Proには「鳴き声の自動検出」という機能があるとのことで、どれだけ有効なのか気になりました。
 いずれにしても、録音機が1万円の時代です。無料の音声分析ソフトとセットで、野鳥の鳴き声の世界をより深めていただきたいと思います。そして、より野鳥の鳴き声を楽しめる本だと思いました。

 アマゾンのURLです。
https://www.amazon.co.jp/Raven-Lite%E3%82%92%E7%94%A8%E3%81%84%E3%81%9F%E9%B3%A5%E5%A3%B0%E5%88%86%E6%9E%90%E5%85%A5%E9%96%80-%E7%9F%B3%E4%BA%95%E7%9B%B4%E6%A8%B9/dp/B086Y5PBDK/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E9%B3%A5%E5%A3%B0%E5%88%86%E6%9E%90&qid=1592738484&s=books&sr=1-1

2019年12月21日 (土)

デジスコ通信に投稿-自然は癒やされるか

 野鳥のさえずりは、癒やされるというのが”売り”です。
 こうした売りで少しでも野鳥ファンが増えて、自然に関心を持ってくれる人が増えればと思って活動しています。
 しかし、私は自然のなかに入ると、ちっとも癒やされません。どちらかというと、緊張感を強いられることの方が多いのです。気の小さな私は、怖くてしょうがないこともあります。それなのに、山や森の中をまた歩きたくなります。自然の魅力は、自然の脅威を知ってこそ、楽しめるのかしれません。
  という話をデジスコ通信に投稿いたしました。ご高覧いただければ幸いです。
 http://www.digisco.com/mm/dt_115/toku1.htm

 過去に投稿したコラムを下記のURLで、読むことができます。
 http://www.digisco.com/library/yacyo/index.htm

2019年12月 5日 (木)

日本野鳥の会神奈川支部の「BINOS 第26集」

 日本野鳥の会神奈川支部より、研究論文集「BINOS 第26集」が送られてきました。
 Binos1
 毎年のことながら、ありがとうございます。
 論文4編、観察記録8編、調査記録3編が収録されています。この他、神奈川支部の行事や活動報告もあります。A4版112ページ、立派なものです。
 4編の論文のうち2編が、タイマー録音を駆使してのデータ収集を行っています。とくに、巻頭を飾ったこまたんと吉村理子さんの「行徳野鳥観察舎に保護されているアオバトのタイマー録音による鳴き声調査-はじめての繁殖期を迎えた前年生まれの個体の鳴き声」は、飼育下のアオバト幼鳥の鳴き声を8ヶ月にわたって録音しています。同じようにこまたんの「多摩動物公園におけるアオバトのタイマー録音による鳴き声調査-飼育下における鳴き声の季節推移とのその機能についての考察」では、雌も鳴くことを知りました。そして、それほど雄も鳴かないことも確認されました。どうりで、なかなか録音できないわけです。
 この他、観察記録の牧野田節子さんの「神奈川県大磯町高麗山におけるコウライウグイスの観察記録」は、録音データから声紋による確認をしています。これには、私もアドバイスをしたために謝辞を賜りました。
 この他にも興味深い発表が収録されています。
 どうぞ、詳しい内容、お申し込みは下記のサイトでご確認いただければと思います。
  http://wbsjk.blogspot.com/
  なお、2019年12月5日現在、まだ26集の内容、申し込みについての情報はアップされていませんが、いずれアップされると思います。

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