書籍・雑誌

2022年11月 7日 (月)

柳沼俊之さんの野鳥カレンダー2023-ご案内

 ご近所のプロ野鳥カメラマンの柳沼俊之さんから来年の「野鳥カレンダー」をいただきました。例年のことながら、ありがとうございます。それにしても、もう来年のカレンダーを準備する季節になってしまったのですね。
P1120262
 今年も表紙は、みんな大好きのカワセミです。
 最初に開いた1月は、ブームのシマエナガです。おかげで世の中にはシマエナガの写真に満ちあふれていますが、その中でももっとも可愛いシマエナガの写真ではないでしょうか。ある意味「ひきょう」な可愛さ。野生動物の生き様はきびしいものがあると思うのですが、こうした野鳥の可愛い写真で野鳥ファンが一人でも増えるのであれば受け入れます。どんどん発表してください。
 ということで、2月からもメジロ、シジュウカラ、コゲラ、オオルリ、キビタキ、コサギ、カワラヒワ、キクイタダキ、カワセミ、スズメ、エゾフクロウと続きます。いずれも、風景や華と野鳥のコラボレーションは見事です。
 柳沼さんは、今年は春に北海道で取材を2ヶ月続けたとか。その成果があったようです。
 来年も一年間、野鳥とともにある生活が送れそうです。
 定価は、1,320円。書店やアマゾンで入手可能です。アマゾンのURLを上げておきます。現在、アマゾンで「野鳥カレンダー」を検索すると、トップにでてきます。
https://www.amazon.co.jp/2023%E9%87%8E%E9%B3%A5%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC-%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC-%E5%86%85%E5%B1%B1%E6%99%9F%E5%8B%95%E7%89%A9%E5%86%99%E7%9C%9F%E4%BA%8B%E5%8B%99%E6%89%80/dp/4845009145/ref=sr_1_3?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E9%87%8E%E9%B3%A5%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC&qid=1667809080&qu=eyJxc2MiOiIzLjg1IiwicXNhIjoiMy4yMCIsInFzcCI6IjIuNjQifQ%3D%3D&sr=8-3

2022年9月28日 (水)

まぼろしの図鑑刊行-ご案内

 「小林重三の絵が大量に見つかった!」と興奮した電話をもらったのはついこの間のような気がします。
 日本野鳥の会をリタイアした飯塚利一さんはのんびり鳥でも見ているのかと思ったら、蜂須賀正氏の別荘跡地をたずね、元使用人が所有していた重三の原画を探し当てるなど、まるで私立探偵のような活動をしています。
 その飯塚さんの話では、中西悟堂家の所有する遺品のなかから、ごっそりと重三の絵が出てきたとのことでした。中西家では大事なものだからと言い伝えられていた遺品で、大切にするあまり奥の奥にしまわれていたようです。
 イラストを調べて見ると、戦前に企画されていた『野鳥ガイド』という図鑑のために描かれた原画であることがわかりました。このたび、戦前に描かれて、突如としてタイムスリップしたように発見された重三のイラストが現代に蘇り出版されました。
2_20220928180001
 そもそも『野鳥ガイド 上巻陸鳥編』(1938年・日新書院)は、戦前に発行された数少ない図鑑で、それだけにかなり売れたようです。私の蔵書の奥付には初版発行が昭和13年、翌年の14年には4版を重ねています。
 ただ、図版は線画のため解説文をよく読まないと色はわかりません。イラストは平岩康熙。中西家の書生だったとのことですが、生没不明でよくわからない人物です。イラストの鳥の形は、とても良いのですが、いかんせん線画の荒さが目立ち、タッチに素人っぽさを感じさせるイラストです。悟堂さんの解説はていねいで、読み応えがあります。また、サンコウチョウは村落の鳥の項にいて、ヒヨドリやキジバトが森林の鳥になっているのは、鳥たちをめぐる世界の変化を知ることができます。
 ただ、売れたと言われているのになんで上巻陸鳥編で終わってしまい、下巻水鳥編が出版されなかったのか。長い間、疑問でした。今回のイラストの発見で、実はカラー化と水鳥 編の企画があったことがわかりました。戦中の動乱と戦後の物資不足のなかで、埋もれてしまったことになります。
 今では、私でさえ鳥の図鑑を手がけていますし、アマゾンで「野鳥図鑑」で検索すれば、ずらっとお歴々の手がけた野鳥図鑑が並びます。しかし。1960年代に日本鳥類保護連盟が『野外観察用鳥類図鑑』の企画を出版社に持ち込んだところ、鳥の図鑑など売れないと”けんもほろろ”だったと伝え聞いています。当時、連盟会員が3000人、日本野鳥の会の会員も同じくらいの時代ですから、出版社としても、乗れる企画ではなかったことになります。その時代のこと、悟堂さんの存命中には浮揚することのない幻の企画のままとなってしまったことになります。
 今回の発見と出版は、それを補うにあまる大事業となりました。
 詳しい内容については、アップしたチラシの画像をご覧ください。また。飯塚さんとお仲間の自費出版の形式となり、流通には乗っていません。画像の申込みハガキの内容を飯塚さん宛にお送りいただくと、本と請求書が送られてくる手はずになっています。それに従い、送料と代金を支払うことになります。
最後まで手間のかかることとなってしまいましたが、次世代に野鳥の世界の財産をつなぐために個人の力の強さを感じる事業でもあります。
 どうぞ、皆さまもお買い求めいただき、お力添えをいただければと思います。
1_202209281803011_20220928180302

2022年9月17日 (土)

Birder誌11月号ー投稿のご案内

 退院しました。想定される副作用ですみました。今後は、通院しての治療が続きますので、まだ先は長そうです。
 さて、入院前に入稿し、入院中に校正依頼のあったBirder誌11月号が発行されました。私は、特集「探しに行こう秋の渡り鳥」のなかの「声で探す秋の鳥たち」4ページ分を担当しています。

P1120171

 実は、5月号の春の渡り鳥の特集のときに、秋があるとは思いもつかず、ネタを使いきってしまいました。編集部からは、種類がかぶっても良いということでした。熟考を重ねた結果、かぶったは出会いの追いキビタキ1種類のみ。ほかは、思いのほかバリエーションに富んだ選定となり、楽しめると思います。
 たとえば、オオコノハズクやササゴイは、秋の渡りのシーズンには、夜の録音に入っていることがあります。野鳥録音すれば、いるのがわかる鳥たちです。
 また、クイナの秋の鳴き声はあまり知られていませんので、鳴いても分からないかもしれません。以前、葛西でまわりにいたカメラマンはクイナの声を聞いても無反応でした。1人いたバードウォッチャーが「おや?」という顔をしていたので、クイナであることを教えてあげました。しばらくして、ヨシ原の隅から出てきたクイナを2人で見つけたことがあります。
 また、北本では探鳥会のリーダーにクイナの声が聞こえたので「クイナが鳴いている」とそっと教えてあげました。しかし、アリスイであるとゆずらないで困りました。
 こうした鳥たちの鳴き声が知られるようになれば、もっと出会いが楽しいと思っての執筆でした。Birder誌11月号、お目に触れる機会がありましたら、どうぞお買い求めいただければ幸いです。

2022年6月15日 (水)

『雁の道をたずねて』-ご案内

 ヒヨ吉さんこと神戸宇孝さんより『雁の道をたずねて』をいただきましたので、ご紹介いたします。

P1120149

 ガンの仲間のカリガネを巡っての絵本です。
 かつては、たくさんいたカリガネですが、一時はマガンの群れのなかから1羽を見つけられたらラッキーというほどの珍鳥でした。私自身、出会いは数えるほどで、たぶん合計しても数羽のカリガネにしか会っていません。
 現在では、かなりの群れで見られるようになりました。このカリガネをめぐっての経緯から復活のきかっけとなった調査など、やさしく解説されています。
 もちろん、絵は神戸さんです。カリガネのいる風景がとても生き生きと描かれています。この他、文章は池内俊雄さん、構成は澤祐介さんです。発行は雁の里親友の会です。
 この本は助成金を受けて作成したため、一般には流通しません。こうした本を紹介するのは憚れます。しかし、ネットで検索してもタイトルが出てこないのは、この世に存在しないのと同じこと。まず、こうした本があることを知ってもらいたいと思い、ご紹介いたします。

2022年4月27日 (水)

『奥入瀬渓流 きのこ ハンドブック』-ご案内

 NPO法人奥入瀬自然観光資源研究会の河井大輔さんより、『奥入瀬渓流 きのこ ハンドブック 春-初夏編』をいただきましたので、ご案内です。
Kinoko
 『北海道野鳥図鑑』など、図鑑つくりには定評があり、奥入瀬に入れ込んでいる河井さんが今度は、きのこの図鑑を出しました。樹木はもとよりコケ、シダとくれば、きのこはさけて通れないとはいえ、充実した図鑑となっています。
 開いて驚くのは、きのこの名前が大きく漢字で書かれていることです。平茸あたりはヒラタケはわかります。しかし、漢字で書くとオオワライタケの大笑茸は、おかしいです。ムカシオオミダレダケが昔大乱茸って、なにか凄い名前です。アラゲコベニチャワンダケはカタカナで読むと意味不明ですが、漢字で書くと粗毛小紅茶碗茸となり、載っている写真のイメージで理解できます。
 しょせんカタカナは記号でしかないため、音は伝わってきても意味が伝わりません。それぞれの種には、意味のある名前がついているはずで、漢字で表記することでそれがよくわかり、おかげで名前を覚えられます。なにより、きのこ学者が命名に苦労したことだろうなあと思いながら眺めました。
 もちろん、解説はていねいで、初心者にわかるように語りかけるような文体です。写真も豊富に掲載されています。きのこで困るのは、成長段階で形が変化してしまうことです。それを複数の写真でフォローしてくれます。
 私のフィールドの六義園でも共通種がありそうなので、これからのきのこの季節です。判型は、ポケットに入る大きさなのでお供させたいと思います。

アマゾンで入手可能です。下記URLを参照にしてください。
https://www.amazon.co.jp/%E3%81%8D%E3%81%AE%E3%81%93%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%EF%BC%88%E6%98%A5%EF%BD%9E%E5%88%9D%E5%A4%8F%EF%BC%89-%E6%B2%B3%E4%BA%95%E5%A4%A7%E8%BC%94/dp/4991108098/ref=sr_1_3?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=GO0CW6RNRLHF&keywords=%E3%81%8D%E3%81%AE%E3%81%93+%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF&qid=1651036231&s=books&sprefix=%E3%81%8D%E3%81%AE%E3%81%93+%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%2Cstripbooks%2C171&sr=1-3

2022年4月24日 (日)

六義園、やっと夏鳥。そしてBirder5月号の紹介

 Portacapture X8(以下、X8)を手に入れたことで、設定を変えての録音を試みています。しかし。このところ夜から朝に雨が多く、ベランダから六義園に向けての録音でさえろくにできません。
 六義園の常連さんたちは、夏鳥が姿を見せてくれないのでいささか消化不良気味。周辺の公園の仲間からは、オオルリはもとよりサンコウチョウまで見つかっているのですから、なんで六義園はこないのということになります。なにしろ、まだアトリやツグミがいたりして鳥的には冬の六義園です。
 ところが、本日の録音ではやっと夏鳥らしい夏鳥が録れました。センダイムシクイとシロハラとの競演です。シロハラは冬鳥ですが、これから北へ渡る途中でしょうか。この2種類がいっしょに鳴き合うのは、この季節の六義園ならではの出会いです。
 X8でマニュアル録音。ボリュームの増幅、低音ノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。

 センダイムシクイのさえずりは、最後の「ビーィ」がしっかりした鳴き方でした。北海道など北日本のものは、この「ビーィ」がないか、頻度が少ない傾向があります。関東地方どまりのセンダイムシクイなのでしょう。
 ところで、紹介が遅れましたが、Birder誌5月号の特集「春の渡りの愉しみかた」に寄稿しました。「声でさがす春の渡り鳥図鑑」です。公園編と干潟田園編で、37種類を解説しています。
Birdermag1
 六義園や日光などの経験から渡りの傾向を解説しています。図鑑には書いていない情報です。また、鳥によっては渡りと途中ならではの鳴き方をするものもいます。こうした希な鳴き方は、ネットでアップされることもありません。「文一AR」で、こうした音声も聞くことができます。
 どうぞ、これから夏鳥たちを歓迎するためにも「Birder 5月号」を参考にしていただければと思います

2022年4月 8日 (金)

『あした出会える野鳥 100』-ご紹介

 菅原貴徳さんより『あした出会える野鳥100』をいただきましたので、ご紹介いたします。
100jpg
 このところ、初心者向けの図鑑が豊作です。
 つい日本産の野鳥が全部載っている図鑑、識別の難しい種類も詳しく解説されている図鑑に目が行きがちです。しかし、初心者にとっては、かえってたくさん種類が載っている中から名前を調べる図鑑は使いこなすのに苦労します。バードウォッチングの普及や身近な野鳥でまずは野鳥に親しんでもらうためには、ある程度種類を絞った図鑑のほうがわかりやすいことになります。本書は、タイトルとおり100種が厳選されています。
 ただ、初心者向けの図鑑の評価は、難しいものがあります。私にとっては、50年以上前の気持ちになって読むことはできませんし、初心者の方はほんとうにこれで良いのかの判断ができないはずです。そのようななかで、本書は菅原さんの写真がまずきれい、それも種類を区別しやすい写真なのでわかりやすいことは、本をパラパラめくるだけでもわかると思います。
 加えて、柴田佳秀さんのわかりやすく、いかにその鳥の特徴を伝えようかと工夫された解説文が、鳥の名前を知るために強力な武器となっています。たとえば「くちばしの白いのはオオバンだけなので識別は簡単。」これで、くどくどと特徴を述べるより、初心者にとっては一目瞭然、一発で名前がわかってうれしくなるはずです。
 カメラの品評のために野鳥の写真を撮っている人にとって、まずは鳥の名前を覚えてもらい、野鳥とのつきあい方を知るためにも、手元に置いておいて欲しい図鑑です。
 菅原さん、ありがとうございました。

 アマゾンのURLです。https://www.amazon.co.jp/%E6%95%A3%E6%AD%A9%E9%81%93%E3%81%AE%E5%9B%B3%E9%91%91-%E3%81%82%E3%81%97%E3%81%9F%E5%87%BA%E4%BC%9A%E3%81%88%E3%82%8B%E9%87%8E%E9%B3%A5100-%E6%9F%B4%E7%94%B0-%E4%BD%B3%E7%A7%80/dp/4635063062/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=UTS1S5M9I5IC&keywords=%E3%81%82%E3%81%97%E3%81%9F%E5%87%BA%E4%BC%9A%E3%81%88%E3%82%8B%E9%87%8E%E9%B3%A5&qid=1649454999&s=books&sprefix=%E3%81%82%E3%81%97%E3%81%9F%E5%87%BA%E4%BC%9A%E3%81%88%E3%82%8B%E9%87%8E%E9%B3%A5%2Cstripbooks%2C166&sr=1-1

2021年12月15日 (水)

『ジョウビタキ・ルリビタキ・オジロビタキ』ーご紹介

 文一総合出版社よりBIRDERスペシャル『ジョウビタキ・ルリビタキ・オジロビタキ』が送られて来ました。とてもきれいな構成で、情報満載の本です。
 4月に発行された『オオルリ・キビタキ・サンコウチョウ』の姉妹編、続編という企画です。こちらが、春から夏の魅力的な野鳥の集大成としたら、今回の企画は公園や秋から冬に公園や里山で出会えるより魅力的な野鳥たちということになります。

 P1110959

 私は「冬のヒタキを聞き分けよう」ということで、出会いの多いジョウビタキとルリビタキ、そしてキビタキの地鳴きによる区別のポイントを書いています。なぜか近年、キビタキの遅い記録が散見するようになり、キビタキの地鳴きも語っておかないといけない時代になってしまいました。
 他の記事では、オジロビタキとの識別など最近記録の増えたニシオジロビタキについて、さらに記録の増えたジョウビタキの繁殖の様子や現状は、これからバードウォッチングを楽しむ上に必要な知識と情報となります。
 是非とも、ご一読をお勧めいたします。

アマゾンのURL.
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%83%93%E3%82%BF%E3%82%AD%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%93%E3%82%BF%E3%82%AD%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%82%B8%E3%83%AD%E3%83%93%E3%82%BF%E3%82%AD-BIRDER%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB-BIRDER%E7%B7%A8%E9%9B%86%E9%83%A8/dp/4829975121/ref=sr_1_2?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%93%E3%82%BF%E3%82%AD&qid=1639556682&s=books&sr=1-2

2021年12月 9日 (木)

『魅力的な鳥達と自然-千島列島-』のご紹介

 4ヶ月ぶりに六義園へ行きました。
 センター長に野鳥カレンダーを持って挨拶に行くと、たまっていた鳥の質問や情報の交換で盛り上がりました。そして、写真集『魅力的な鳥達と自然-千島列島-』をいただきました。
P1110966
 私は、筆者の野口好博さんとはFacebookのお友達で、この本を出されたことはうかがっていました。センター長とは、ほんとうのお友達で、この本を何冊がもらったのでお裾分けということでいただきました。
 私も千島に行っています。2001年6月21日~30日ですから、もう20年前になります。当時は、DAT+ステレオマイクで録音していた時代です。カミさんのツテでアメリカのエコツアーの船に乗って、アメリカ人のバードウォッチャー100人という規模のクルーズでした。ですので、千島からカムチャッカに上陸し、そのあとはアメリカ人といっしょにアラスカに行き、アンカレッジ、デナリーでバードウォッチングをしてシアトル経由で帰ってきました。私にとって人生最高のバードウォッチングを楽しんだ思い出があります。
 千島では、こけしのように並んだエトピリカの群、ゴムボートのそばまで来て鳴いたウミバト、島から煙が立ち上っているかと思ったらシラヒゲウミスズメの群、水平線まで埋め尽くしたフルマカモメの群は臭かった。壁の飾りのようにハシブトウミガラスの巣がある真下で鳴くのを待ったなどなど思い出があります。日本のこんな近いところに海鳥の楽園があるのかと、思い知らされたツアーでもありました。
 しかし、20年も経つと記憶が薄れてきたのを蘇らせてくれたのは、この本です。ちょうど私が行った季節に野口さんも行っていますので、鳥たちのようすは変わりません。私たちは島にはゴムボートで渡りましたが、基本は大きなクルーズ船でしたので鳥との距離がありました。野口さんは、小型の船なので鳥との距離が近く写真を撮るのはぜっこうの条件の下でツアーをされています。そのため、鳥の写真は生き生きとした表情をとらえられています。
 日本の隣にこんなにたくさんの鳥がいることがわかる写真集です。関心のある方にはぜひ目を通していただきたい本です。
 なお、自費出版のためアマゾンでは扱っていません。ホビーズワールドのネットショップで入手可能です。下記URLで、どうぞ。
https://www.hobbysworld.com/item/25014502/

 

2021年11月25日 (木)

『日本野鳥の会のとっておきの野鳥の授業』-ご案内

 山と溪谷社より『日本野鳥の会のとっておきの野鳥の授業』が送られて来ました。
P1110947
 本書の企画を聞いたのは、ついこの間のような気がします。日本野鳥の会の雑誌『野鳥』のなかから特集をよりすぐって1冊の本にしたいという企画です。全部で27編収録されることになりました。大きく分けて、行動と生態、身体の仕組み、野鳥保護の最前線と3つの章になっています。鳥たちの不思議と脅威の力の魅力を知っていただき、その鳥たちを守るためには、なにをやっているのか、何をしたらよいのかという流れです。
 また、「日本野鳥の会の歴史」は新しく書かれたコラムですから、ぜひお読みいただきたい内容です。
 このうち、鳴き声の秘密のなかの「鳥には方言がある」を私が担当いたしました。5年前に書き掲載されたものですが、改めて読むと新しい知見が野鳥録音の仲間から報告されていて、ネタがつきない分野だと思いました。
 私は立場上、『野鳥』誌にはすべて目を通しているつもりでした。それでも、こうして集大成となって読みと、こんな記事あったけと思います。あるいは、そういえば面白い記事だったと記憶がよみがえります。ですから、日本野鳥の会の会員以外の方はもちろんのこと、会員の方がお読みいただいても損のない新鮮な内容になっていると思います。
 秋の夜長を楽しむ本として、まず候補に挙げていただければ幸いです。 
 アマゾンのURLを張っておきます。ただいま、予約受付中です。
https://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%87%8E%E9%B3%A5%E3%81%AE%E4%BC%9A%E3%81%AE%E3%81%A8%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8A%E3%81%8D%E3%81%AE%E9%87%8E%E9%B3%A5%E3%81%AE%E6%8E%88%E6%A5%AD-%E4%B8%8A%E7%94%B0-%E6%81%B5%E4%BB%8B/dp/4635063097/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E3%80%8E%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%87%8E%E9%B3%A5%E3%81%AE%E4%BC%9A%E3%81%AE%E3%81%A8%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8A%E3%81%8D%E3%81%AE%E6%8E%88%E6%A5%AD&qid=1637820786&sr=8-1


 

より以前の記事一覧

2022年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
無料ブログはココログ