機材

2017年8月13日 (日)

Audition CC 使用リポート-その6

 CCは、3.0に比べて全体の動きが早くなっています。詳しく述べませんでしたが、よく使う機能のミキシングも調整しやすくなって、ファイルの形成も早くなりました。。
 問題点をあげれば、3.0との兌換性が失われている機能があることでしょう。たとえば、ファイルを読み込むと同時に、3.0ではPK、CCではpkfという拡張子がついたファイルが形成されます。このファイルができることによって、ファイルを読み込む速度が格段とあがります。このところ、長時間録音による大きなファイルを扱うことが多く読み込みに時間がかかるため、とてもありがたいファイルです。しかし、3.0で一度読み込んでPKファイルができていてもCCでは反映されず、新たにpkfファイルが作られます。そのため、再度読み込みに時間がかかるのは、面倒です。
 また、野原からさんが見つけてくれたマーカー機能があります。これも、長時間の音源にマーカーを付けることで、一瞬にしてその場所に飛ぶことができる便利機能です。たとえば、ウグイスの鳴き始めたところにマークを付けておき、あとでその場所に行きたければマーカー・リストを呼び出しウグイスをクリックすれば、一瞬でカーソルが目的の場所に移動してくれます。この機能のおかげで、あの声どこにあったかなと後で探すことがなくなります。ただ、CCで付けたマーカーを3.0で読み込むと文字化してしまうことがわかりました。逆に3.0で付けたマーカーは、位置を示してくれるものの説明欄は空欄、または文字化けをおこしていました。ただし、unknownなどの半角英数字は生きていました。仲間同士のデータのやりとりでは、相手が違うバージョンを使っている場合は不便です。
 CCそのものの不具合もあります。スペースキーは、PlayとStopにショートカットが割り当てられています。これは、とても便利でよく使うショートカットです。ところが、たとえばマーカーリストを呼び出す、FFTフィルターを使う、ノイズリダクションをかけるなど何かコマンドと使うと、このショートカットが無効になってしまいます。CCを終了させ、再度起動すれば元通りになるのですが、これも不便です。
 CCを使用して、まだ3ヶ月間です。10年近く使い続けた3.0でさえ、私の知らない機能を録音仲間が見つけてくれ教えてもらうことがあります。Auditionそのものが奥の深い機能を持つソフトですから、使いこなすまでには至っていないところでのリポートあることをお許しください。
 また、あまり編集ソフトを使ったない方は、リポートからソフトでこんなことができるのだということをわかったいただければと思います。編集することで、より野鳥の鳴き声を楽しむことができると思います。そして、編集加工で何ができるかわかると野外での録音の仕方も変わってくるはず、一度はお試しいただければと思います。(終了)

2017年8月12日 (土)

Audition CC 使用リポート-その5

 全体にかぶったノイズや鳥の鳴き声の音域にかかってしまったノイズを軽減することができるのが、ノイズリダクションという機能です。Auditionでは、バージョンを重ねるごとにノイズリダクションの機能が向上していったと思います。3.0も、それまでのバージョンに比べれば効果はまずますでした。それでも、私はなっとくできずノイズ取り専用のソフトのiZotopeを使用していました。このソフトは、編集機能では3.0にかないませんが、De-noiseというコマンドは秀悦で、今まで捨てていたような音源を生き返られることができました。そのため、3.0で音源を下ごしらえして、iZotopeでノイズを取り、また3.0で仕上げるという作業をすることがよくあります。iZotopeは、初期バージョンは7万円を超え、現在使用しているRX-5が4万円台です。アップグレードを続けてきましたのでiZotopeには10万円以上つぎ込んで来たことになりますが、それだけの価値を生み出してくれるソフトだと思っています。
 ノイズリダクションの機能の善し悪しは、ノイズと残したい音、私の場合は鳥の声を区別して軽減してくれるかどうかにかかっています。以前もお話しましたように、鳥の鳴き声は響きがあります。いわば余韻があります。この余韻の音量は、低いのでバックのノイズに埋もれてしまっています。iZotopeではどういう仕組みかわかりませんが、この余韻とノイズを区別して残してくれるのです。
 さて、CCのノイズリダクションもかなり良いです。わかりやすい例を示します。カッコウの鳴き声です。まずは、元音源のカッコウのスペクトル表示です。モノラルに変換しFFTフィルターで300Hz以下のノイズを軽減、鳴き声の部分をクローズアップしています。

Auditionnoisere1

 この下ごしらえした音源を、エフェクト→ノイズリダクション/リストア→ヒスノズ除去をしてみました。設定は、ノイズフロアが12.7db、削減度17.7dbです。

Auditionnoisere2

 余韻がより明瞭になっているのがわかると思います。「カッコウ」の「カッ」の余韻は「コウ」が始まってもまだ響いていて、さらに「コウ」の後にはっきりと余韻があることがわかります。ちなみに、この「コウ」の余韻は、0.31秒もあります。バックのノイズが薄くなり余韻のコントラストがはっきり見え、残っています。ノイズがなくなって「カッコ」と余韻もなくなっていないことがわかると思います。
  元の音源を見てもらうと、余韻はバックのノイズの濃さと同じ、ということはノイズと判断して取られてしまう可能性のある音量なのです。プレビューを聞きながら、設定をいろいろ変えノイズが弱くなり鳥の声が立ち、さらに不自然にならないところを探します。また、Auditionのノイズリダクションには、このほかにもコマンドがあります。お好み、使いやすさでお試しいただければと思います。(つづく)

2017年8月10日 (木)

Audition CC 使用リポート-その4

 自然の中は、ノイズだらけです。野鳥録音をしていると、風はいつも吹いている、航空機がいつも飛んでいる、人はほんとおしゃべりだと実感します。
 そのため、いかにきれいに録音をするか工夫をして、きれいにノイズを取って編集するのかするか腐心します。しかし、ノイズを取り過ぎるとスタジオで録音をしたような不自然な音になってしまいます。空に向けてさえずっているオオルリの鳴き声が、森の中に広がっていく感じに聞こえてるような音にするのが理想的です。このひろがりを感じさせてくれるのはノイズなのです。ノイズは取るのではなく自然に聞こえるように残すというのが、正解だと思っています。
 ノイズを調整する機能は、かつてはイコライザー。編集ソフトでは、FFTフィルターとかグラフィックイコライザーというコマンドです。Audition CC(以下CC)では、エフェクトのなかにあります。私は、3.0ではFFTファイターを使用していました。CCでは、このFFTフィルターがとても使いやすくなっていました。
 CCのFFTフィルターです。オオルリのさえずりを加工しているところです。

Audicitonccfilter_2

 横が、Hz(音の高さ)で0~2KHzまで表示されています。縦が、db(音量)で上から3/1ほどのところが0です。これが、元の音の大きさとなります。図では、2kHzまでは元の音の大きさ、2kHz~100Hzまで段階的に軽減、100Hz以下をカットしています。ありがたいのは、図のしたのほうにギザギザに表示されている音の状態です。2,2kHzあたりから3,5kHzあたりにとがった山が見えますが、これがオオルリの鳴き声です。左下の▶をクリックするとリアルタイムで表示されます(図では、動いているので■と表示)。この動きを見て、オオルリの鳴き声がどの音域にあるのか確認することができます。オオルリの声は損なわれず、さらにオオルリの声より低い部分の音も残っていることがわかります。プレビューして聞きながらカーブをかえて音の感じを確認し、より自然に聞こえる部分を探します。
 このとき、録音したときを思い出しながら作業をすることになりますが、それが楽しいです。(つづく)

2017年8月 8日 (火)

Audition CC 使用リポート-その3

 それにしても野鳥録音に関連した編集ソフトの情報が少ないには困ります。試用でも使用でもリポートがあるとありがたいのですが、ほとんどありません。録音仲間のブログや仲間同士のメールのやりとりから、誰が何を使ってどう苦労しているか知ることができます。しかし、これから野鳥録音を初めて編集を手がけようとした方は、情報を得るのに苦労していることと思います。
 野鳥録音を初めて戸惑うのは、現場で聞いた音と録音された音の違いの差です。思ったより鳥の声が小さい、「ゴーッ」というノイズのなかにかすかに鳥の声が聞こえるというものでしょう。人は、耳で音を聞いているようで聞いていません。実は、聞きたい音を聞いたり、聞きたくない音は聞かないように、脳が増幅したり軽減して音を認知しているのです。しかし、録音機は正直にそのまま録音しているための戸惑いです。
 さらに、「ゴボゴボ」という風の音、「ガサガサ」という自分の立てる音、「プッチ」となんだかわからないけど気になる音などなど、自然の中にはノイズがいっぱいです。
 ですから、現場で聞いたような音にするため、また必要のないノイズを取るために、どうしても音を編集加工するソフトが必要になります。ということで、長々とまえがきじみたものが続きました。
 さて、AdobeのソフトはCDやDVDによる販売を止めて、すべてダウンロード販売です。メリットは、アップグレードが行われればすぐに反映され、たえず最新バージョンが消費者に届けられることにあります。デメリットは、価格。パッケージで売っていないですから価格コムで安いところを探して買うことができません。たとえばAudition CC(以下CC)単体の場合、月額3,180円(税別)ですから1年間で税込み41,208円となり、Audition 3.0(以下3.0)のアカディミック版より高くなります。ちなみに、年間一括払い26,160円(税別)、年間プランの月々払い2,180円×12ヶ月=26,160円(税別)のプランがあり、割引がされます。このほか、Photoshop CC、illustrator CCなどのセットもあり、割安になっていますが、すべてのセットを購入すると年間10万円前後となります。ということで、いずれも30 日以内は無料で体験が可能できますので、まずはお試しください。夏休みに集中して作業をするには良いかと思います。ちなみにAdobeでは、いろいろなキャンペーンをやっていて、Adobeに登録してあればダイレクトメールが来ます。キャンペーン価格では、月1,000円くらいは安くなると思います。
 CCは、インストールも簡単、認証もスムーズにできました。起動させると3.0に比べると、暗く文字が小さくなった感じです。使っていたコマンドが深いところにあったり、探すのに最初はとまどいました。しかし、慣れれば大きな違いはなく、3.0を使い慣れた方であれば小1時間もあれば修練できるでしょう。
 画面は、デフォルトではなく私が使いやすいようにテンプレートを左、左下にレベル、右下に選択/レビューを配置してみました。

Auditioncc1708081_2

 まず、CCはファイルの読み込みが早いです。3.0の場合、最初に波形表示されますが、それと同じくらいの時間で最初にスペクトル表示されます。2G、3時間のファイルはさすがに1分30秒ほどかかりますが、それでも早いです。一度、読み込めば補助するRKファイルができて、次からは1瞬で読み込まれます。また、スペクトル表示が早いです。3.0では10分ほどのファイルならばスムーズに表示されますが、20分を越えると時間がかかりました(グラボの性能による)。そのため、波形表示であらかじめ10分程度の範囲を表示させてから、スペクトル表示をさせるという作業をしていました。CCの場合、時間を気にしないで切り替えてもストレスがありません。
 また、当時に上のバーに波形が細く表示されますので、音の強さも把握することができます。また、長尺のファイルであればこの波形表示の部分で、時間の縮小拡大ができて、どの部分が拡大されているかよくわかります。それに連動してスペクトル表示も縮小拡大されていきます。全体を見回して必要な部分を探すためには、とても便利だと思いました。
 また、保存も早いです。コンピュータの能力にもよると思いますが、体感的にはサクサク感が3.0よりあるという印象です。
 ちなみに、3.0で障害であった音源ボードのドライバーも順調、問題なく作動しています。加えて、ハングしてしまった囲みやバンドエイド機能も大丈夫でした。
 まずは、これで3.0と同様に作業ができることがわかりました。(つづく)

2017年8月 7日 (月)

Audition CC 使用リポート-その2

 Cool EditからAuditionも引き継いだ機能に、波形とスペクトル表示が簡単に切り替えられることがあります。スペクトル表示させることで、バックのノイズと残したい鳥の声の音域の違いを見ることができて、ノイズの音域のボリュームを下げたり、フィルターをかけて、軽減することができます。
 かつては、ハードのイコライザーで段階的にそれぞれの音域のボリュームを調整していました。たとえば、蒲谷鶴彦先生のスタジオにはお亡くなりになった当時のまま機材が置かれています。そのため、先生のイコライザーの設定を今でも見ることができます。セッティングは、500Hz以下を段階的にさげています。『野鳥大鑑』などの先生の音源をスペクトルで見ると、このイコライザーの設定のとおりになっています。「ゴーッ」という環境音はだいたい500Hz以下なので、これでもかなり軽減することができます。
 しかし、録音をしていると環境ノイズは2,000Hzまで広がっていることが多いので、私は2,000Hzあたりから手を付けます。今考えると、いかに先生は静かなところで鳥に近づいて録音していたのか、ご苦労がこの設定からも推し量ることができます。
 たとえば、スペクトルをみるとノイズが2,000Hz以下にあって、500Hz以下が濃い色で表示されていることがわかります。そして、オオルリの鳴き声は、3,000Hz以上にあるとすると、2,000Hz以下のノイズを軽減し、500Hzをカットしてしまえば良いと判断することができます。あるいは、都会の公園で録音していると入りがちなのが救急車のサイレンです。だいたい1,000Hzあたりにありますから、スペクトルで表示してサイレンのパターンの部分を囲んで削除してしまえば、静かになります。また、その部分の音がなくなり不自然になったら、サイレンのないところの音をコピペして埋めます。これもスペクトルが見えることでできることです。このように音を目で見て加工できるのは、スペクトル表示のありがたさです。
 Audition3.0の機能の秀悦さに、ノイズリダクションがあります。ノイズリダクション機能の善し悪しで、音楽編集ソフトの価値が決まると言っても過言ではないでしょう。鳥の声のかからない低音ノイズは、ボリュームを下げたりカットすることができますが、全体にかかったノイズはこの方法では取ることができません。また、低音ノイズを軽減したことで高音ノイズが目立ってしまい全体に「シャーッ」という音がかぶってしまうこともあります。それを軽減してくれるのがノイズリダクションです。
 低音ノイズを軽減することで、目的の音がどれかソフトが理解するように下ごしらえしておくことがコツです。そして、ノイズリダクションでコントラストを付ける感じとなります。コーラス、あるいは波の音のようにノイズがいろいろあったり強弱があるものは、難しいのですが、全体にかかった音はきれいに取れます。問題なのは、取りすぎると堅い音になる、さらには「ボアボア」という不自然な音になってしまいます。また、たとえば「ホーホケキョ」とウグイスがさえずった場合、「ホケキョーーー」と響きがあるのですが、響きの部分をノイズと判断してカットされては困るのです。初期のノイズリダクションはこれが取れてしまいましたし、設定で強めにするとなくなります。このあたりは、波形表示をさせて目的の音の波形が損なわれず、目的の音のない部分の音量が下がっていることを確認しながら、少しずつ設定を変えて良いところを探すという作業になります。
 私は、Audition3.0では、ヒスノイズリダクションのコマンドで加工します。これ以外にリダクション機能がありますので、お好みでいろいろお試しいただければと思います。
 なかなかAudition CCの話にならなくてすみません。要するに、これらの機能が果たして受け継がれているか、チェックポイントとなるための前書きです。(つづく)

2017年8月 6日 (日)

Audition CC 使用リポート-その1

 野鳥録音の楽しみは自然のなかで野鳥たちと接し、その魅力を堪能できることあります。ただ、録りぱなし、あるいは録音したそのままの音を人に聞かせるには難があります。風の音が「ポコポコ」入っていたり、録音した人の衣擦れの音が「がさごそ」したり、「ゴーッ」というノイズのなかにかすかに鳥の声が聞こえる音を聞かされるのは困ります。人に聞いてもらえる音にするためには、編集加工を行うための編集ソフトが必要となります。
 このソフトが、なかなか難題です。今やIC録音機が1万円台で買える時代になったのですが、市場の狭さのせいか音楽関係の編集ソフトはとても高いのです。もちろん、無料のものもありますが、必要な機能がそろったものは有料となります。
 私は、ITと日光の自然の先生であるe村さんから、教えてもらったCool Editを長い間使っていました。今、調べたらWindows 95対応ですから、もう20年以上前になります。記憶ですが、シェアウエアで5,000円くらいだったと思います。このソフトの良いのは、波形とスペクトルの表示ができて、波形で音の強さを判断しスペクトルでノイズの様子を見て除去できることです。
 ところが、Cool EditがAdobeに買収され、Auditionと名前を変えて発売されました。値段も数万円となりましたが、3.0では日本語対応となり機能も充実してまずまずのソフトとなりました。私は、をちょうど立教大学で非常勤講師をしていましたので、Audition 3.0のアカデミック版を2008年に購入、2万円ほどした記憶があります。その後、10年近く使い続けてきたことになりますから、かなり安い買い物です。
 Adobeは、最近AdobeIDの所有者には、古いソフトを自由に使えるように解放しました。そのなかに、Audition 3.0も入っており録音仲間には紹介してきました。なにしろ、アカデミック版でも2万円したソフトが無料で使えるのですから、ありがたいものです。
 私は、Audition 3.0の対応が基本Window7なので、去年わざわざWindow7が入っているマシンを探して買ったほどです。ところが、今年になって、Auditionで編集していると、絆創膏など囲みツールを使うと、終了してしまう症状がでるようになりました。続いて、ハイレゾをやってみようとタスカムのHi-res Editorをインストールしてからおかしくなりました。「オーディオデバイスがみつかりません」と表示され、まったく起動しなくなってしまったのです。もとから、現在の音源ボードとの相性がイマイチだったのですが、まったく起動しなくなったのははじめです。
 そのため、アカデミック版を取り出し再インストールしてみると、認証ができません。いろいろ調べてみたら「無料開放しているので、そちらをダウンロードして添付のシリアルナンバーを使ってインストールしろ」ということになっていました。もちろん、サポートも終了していますから、問い合わせることもできません。この他、音源ボードのドライバーを入れ替えたり、最後は音源ボードをはずしたりしてみましたが、症状はかわりません。
 ということで、解放されているシステムをダウンロードしてインストールすると、1度は起動をするものの終了させてもう一度起動させようとすると、次には起動してくれません。そのため、使うときはインストールしなおして起動させるというなんともめんどくさいことになっていましました。
 ある意味、5年周期でハードもソフトも買い換えるコンピュータの世界ですから10年も使い続けることができたAudition 3.0はありがたい存在です。とはいえ、使うたびにインストールするのはたいへんなので、最新版のAuditionCCを導入しました。(つづく)

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 Audition 3.0のスペクトル表示の画面。40,000Hzの高音域にコウモリの鳴き声が入っているのが、わかります。

2017年5月10日 (水)

ヤマビルに噛まれた!

 連休明け頃から危ないとは聞いていましたが、今日は寒かったので油断をしていました。まさかのヤマビルです。家に帰ったら、Gパンの裾が固まった血でゴアゴアになっていました。日光の山道を歩いていたのは午前中ですから、噛まれて6時間以上経っていると思います。歩いていて、ふくらはぎの下のほうでチクッと痛みを感じたのをおぼえています。今日は靴下はもちろん、Gパンの上には雨具のズボン、さらにスパッツを着けて登山靴という装備です。この装備を着けている時にとりつき、その関門を通り抜けての吸血です。すでに、ほとんどかさぶたになっていますが、まだ出血しています。
 以前の経験ですと、カットバンは血が染みてきて役に立ちませんでした。タオルを巻いて血止めをして、血の染みたタオルを破棄しました。今回は、時間が経っているので多少は出血の量は少なくなっています。そこで一考、防水性のあるカットバンでであれば、水が染みないだけに血も染みてこないではないかと思いました。
 探すとバンドエイドの”ウォーターブロック”がありました。「完全防水、高い通気性」とパッケージには書いてあります。

Bindaid170510

 今のところ、バンドエイドから血が染み出ていません。出血の量と経過時間にもよると思いますが、防水性のバンドエイドは有効でした。
 スギ花粉の季節が終わったと思ったら、今度はヤマビルの季節となりました。皆さまもどうぞお気を付けください。
 

2017年4月17日 (月)

新しいiPad

 たしか、今まで使っていたiPadはEnwitさんの『Smart Birding-野鳥映像アーカイブス-』の制作時、2012年12月頃に入手したと思います。第三世代と言われる機種です。もう5年も使っていますと、いろいろ不具合が出てきました。いちばん困ったのは、暴走してしまうことです。さわってもいないのに、次から次に画面が切り替わって勝手にいろいろなサイトに行ってしまいます。見ていると、iPadが生きているみたいで面白いことは面白いのですが、勝手に「いいね」を押したりしてしまいます。おかげでニュースサイトを見ていたら、それがFacebookにシェアされてしまいました。
 ということで、新しいiPadが出たので購入を計画。iPad Lightning 32GB WiFiモデル、色はスペースグレーです。新橋駅前のヤマダ電機で聞いたところ、かろうじて1台残っているとのこと。さっそく購入いたしました。37,800円+税でした。

Ipad170417

 今までより、1cmほど幅が小さくなっていますが、画面の大きさは変わりません。そして、薄くなった分も含めて、全体に軽くなっています。動きは、さくさく感をより感じるようになりました。
 インストールされているe-Bookの”Birds of East Asia”で試して見ました。今までページをめくる反応が鈍くて、めくったのに動かない、動かないからめくると2ページ先にいってしまうなどのいらいらがありました。また、見たい種類のページに飛びたいのに行きすぎたりもします。さらにe-Book ならではの音声も、音が出るまで時間がかかり、何度も押なさいと音がでませんでした。ようするに、押しても読み込みに時間がかかっていたため、また押してしまい、誤作動しているように思っていたのです。新iPadでは、CPUの性能が早くなった分、改善され紙媒体の本をめくる感覚で使うことができます。プラス、音が出るわけですから紙媒体を超えます。
 さらにさらに、紙の本が975gと約1kgの重さがあるのに対し、iPadのほうは480gとほぼ半分となり、機材の多い旅行にはありがたい機能です。
 ということで、鳴き声による識別が重要なムシクイ類の多くに音声が付いているので、これからの季節、活躍する場面が多くなりそうです。

2017年3月24日 (金)

アオジの動く声紋

去年、日本野鳥の会のサイト担当のM浦さんから、野鳥の声紋を表示させたいと課題をいただいたときに「声紋を鳴き声に合わせて動かせたら良いね」という希望もありました。結果、音の高さと強さがわかる3D表示に留めましたが、その後、方法を考えてみました。それも、お金をかけずフリーソフトで制作できないかやってみました。
 声紋分析ソフトは、フリーソフトがたくさんありますが、私が10年以上使っているのは”Spectrogram”です。たしか、蒲谷鶴彦先生がご存命の頃から使っています。先生は、声紋分析機に数100万円かけていたのですから、それが無料ということでびっくりされていたのをおぼえています。
 いま探したら、3D表示になって有料になったようです。ただ、無料で落とせるサイトもありましたのでURLを貼っておきます。
  http://www.bro.lsu.edu/radio/Spectogram/sgram.html
 このほかにも、無料の声紋分析ソフトはたくさんアップされていますので、使いやすいものを探してみたらよろしいかと思います。ポイントは、声紋表示が音と共に表示できるかです。Spectrogramの場合、Play Wdwをクリックすると表示させながら音がでますので、声紋を動かすことができます。
 まず、音源の下ごしらえが必要です。クリアな音源でないと、声紋をきれいに表示できません。まずは、近くで録音できたコンディションの良い音源をまず選びます。できたら、他の鳥の声がかぶっていないで、グランドノイズが少ない音源が良いですね。あるいは、他の鳥の声がかぶっていないところを切り出し、低音のノイズはイコライザー機能なので軽減しておきます。また、ノイズリダクションの機能があれば、これも利用して不自然にならない程度にクリアにします。さらに、ステレオで録音していたら、わかりやすいようにモノラルに変換して1画面になるようにしておきます。
 次は、画面のキャプチャーができるソフトを用意します。今回は、oCamというフリーソフトを使ってみました。下記でダウンロードできます。
 http://ohsoft.net/eng/
 このソフトを起動させると黄緑色の枠が表示されます。それを、保存したいところへ持って行き天地左右を合わせます。そして、声紋を表示させて動かし同時に録画を押せば録画されます。停止を押せば止まります。注意するのは、メニュー →オプションで保存先をしっかりと指定しておかないと、どこに保存されたかわからなくなってしまいます。なお、フリーソフトのため終了時に広告サイトが表示され、うるさいです。ただ、このソフトでは、画面の保存もできますので、けっこう重宝しています。
 ということで、アオジのさえずりで作ってみました。Youtubeにアップしました。

  https://www.youtube.com/watch?v=dyd0vlj6iMY

 こうして、動かすことで、声によって声紋がどのように表示されるかが、よくわかると思います。実際は、声紋表示とキャプチャーより、音源選びと加工のほうに手間と時間を取られました。
 なお、フリーソフトの場合、怪しいサイトに飛ばされたり、いっしょに必要のないものがダウンロードされたりしますので、ご注意ください。とくに、「ダウンロード」と大きく表示されているので、そこをクリックするのか思うと、これは別のソフトであったりします。いずれにしても、自己責任でお願いいたします。
 いずれ、3Dで動かしてみたいと思います。

2017年3月19日 (日)

Sound Forge Pro 11・ファーストインプレ

 このところ、音源の編集で愛用しているAudition 3.0が不安定で困っています。どうも、音源ボードとの相性が悪いようで「ドライバーがありません」と表示され起動さえしてくれない時があります。また、起動しても固まってしまったり、囲みの機能を使用すると勝手に終了するなど、急ぎの仕事があるときは支障をきたします。
 他によいソフトがないか、いろいろ調べていたらSound Forge Pro 11に行き当たりました。以前、Sound Forge Pro 10を目の不自由なMさんがさくさくと使用しているのを見て、使いやすそうなソフトだなあと思っていました。全盲の方がマウスを使わず、コマンドだけで操作できるのですから、操作性がこなれているソフトであることは間違いないと思います。
 さらに現在、ダウンロード版が45,194円のところ86%引きの5,980円+税478円、さらに1,000円割引券が付いているので5,458円で、入手することができました。
  http://www.sourcenext.com/product/sony/soundforgepro/
 期限は今月末までです。このような値引きセールは、ときどき行っているようです。 
 カード決済で、さっそくダウンロード。シリアル番号が2つ送られてきて、どちらを入れるのか戸惑いましたが、それ以外問題なくインストールできました。
 今のところ、使用感としてはAuditionにあるスペクトル表示ができないということ以外、だいたいできます。フェードイン、フェードアウト、指定音域のノイズの軽減、ボリュームの調整、クロスフェード、ミキシング、ノイズ除去などができれば、だいたい仕事ができます。
 あと、まったくスペクトル表示ができないというわけではありません。範囲を指定して、表示→スペクトル分析で表示ができます。ただしくは、スペクトル表示下での編集作業はできないということになります。
 下掲は、ウグイスのさえずりの波形表示とスペクトル表示です。編集作業は、上の作業スペースで行います。

Soundforge170319_2

  これ以外にも、エコーやスロー再生などおもちゃ箱のように機能が満載されていますが、使いきれません。また、自然の音を自然に聞こえるように編集するという作業ではあまり使わない機能が多いですね。でも、ミソサザイの早口のさえずりをゆっくりと再生するとどう聞こえるかなど、音と遊ぶには面白い機能がたくさんありますし簡単に作業ができます。また、波形表示のみのため軽快に動き、スムーズに反応をしてくれます。
 ただ、マニュアルも含めてとても不親切です。シリアル番号2つの意味は、いまだわかりませんし、プラグインの方法など、ネットの情報を合わせてなんとか理解できました。今まで、Auditionなどのおかげで音楽ソフトの使い方には慣れているつもりですが、ひとつつまずくと、その先に行く手立てを調べるのにたいへん苦労しました。
 いずれにしても、この価格でこの機能を入手できるのですから、まずまずかなといったところが、ファーストインプレです。

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