観察記録

2018年10月28日 (日)

モズのぐぜり-水元公園

 今日は、あしだちの会の水元公園探鳥会に参加しようと早起きをしましたが山手線が止まり、いきなり出鼻をくじかれました。
 気を取り直して、車で行くという義父と義弟と途中で合流して向かいました。
 水元公園は、天気が良いだけに人出が多く、太鼓の音が2ヶ所で聞こえ、とてもにぎやかです。いろいろなイベントが行われているようで、急ぎ足で行く人はサンマ3,000匹無料配布でしょうか。
 にぎやかに鳴いてくれたのはモズの雄、ぐぜりです。PCM-D100で録音、音量の増幅、2,000Hz以下の低音の軽減、ノイズリダクションをかけています。

 モズとの距離は、10数メートル。それにも関わらず、大きく録れ環境ノイズをカットできるだけの音量の差がありました。声が大きくて、とても複雑な鳴き方です。
 なんの鳴き真似なのでしょう。全体は、カシラダカやミヤマホオジロのさえずりのようにいろいろな節をランダムに繰り返す鳴き方です。また、ときどきカワラヒワの「キリリ」が短く入ったりいますので、いくつかの鳥の鳴き声をミックスしているのかもしれません。
 今日、気が付いたのですがモズはぐぜりをするときは、高鳴きをしないようです。いつまでも、ぐぜりを続けていました。
 モズは、グゼリモードの時はぐぜりのみ。高鳴きモードのときは高鳴きだけ。高鳴きをしているモズをいくら待ってもぐぜりをしてくれなかったことがあります。
 昼近くになって、やっとあしだちの会に追いつき、青空のもとでお弁当を食べてました。

2018年10月20日 (土)

秋の日-葛西臨海公園

 久しぶりの秋の好天に誘われて、葛西臨海公園へ。
 天気予報通りの良い天気で、青い空と白い雲がとてもきれいな葛西でした。

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 そういえば、東なぎさと西なぎさの葛西海浜公園がラムサール条約の登録湿地になったので、お祝いを兼ねての来訪です。
 葛西臨海公園駅をおりたら、すごい人にびっくりです。親子連れが多くイベントへの参加者でした。
 しかし、鳥類園にはいるとさすがに人はまばらでした。ハイドの1ヶ所で数人が集まっているので、見たらノスリがいました。お腹の白さがないので若いようです。バッタを取っているようで、ときどき地面をついばんでは食べていました。

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 順路を歩いていくと、アオダイショウが前を横切っていきました。いっしょに見た小学生の身長と同じくらいの大きさです。ノスリに見つかったら、ひとたまりもないところでした。

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 六義園は24号の影響で、大きな樹木が倒れましたが、海辺で風が強かったはずの鳥類園では、倒木は目立ちませんでした。歩いた以外のところは大丈夫だったのしょうか。ただ枯れた葉が目立ちました。枯れているのは、海側なので塩害でしょう。また、ソメイヨシノがちらほらと咲いていて、これも塩の影響ですね。
 台風の影響は、ウォッチングセンターにあったようで、屋根が壊れて危険ということで立ち入り禁止になっていました。残念でした。

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 ラムサール条約の登録湿地になった西なぎさには、カワウの群れがお祝いに集まって、まっくろでした。

2018年10月 6日 (土)

部分白化のハシブトガラス-六義園

 六義園は台風24号の影響で倒木、枝折れのため、まだ一部通れないところがあります。それにしても、自然の威力は凄いと思います。それと同時に、多くの木が倒れないで、しっかりと根を張っていることにも驚かされます。
 今日、六義園に入ったとたんにハシブトガラスの夫婦が迎えてくれました。警戒することなく、地面でさかんに食べ物を探しています。1羽の翼の一部が、薄い灰色をしていることに気が付きました。

Largebilled_crow181005

 よく見ると、初列風切羽に3本。次列の一部、そして尾の先にもあります。白い部分風切羽の何本かにまたがってあるうえに、尾にかけてのパターンは等間隔で連続しているため、いっけんすると本来の模様のように見えてしまいます。なんだか自然な感じなのです。こんな模様の鳥がいそうです。
 もう一羽には、白い部分はありませんでした。ない方は、一回り大きいので雄。部分白化しているほうは、小型なので雌ではないでしょうか。いずれにしても、この2羽はいっしょに行動していました。
 これだけ目立つ特徴があれば、以前に気が付いていたはずで、ここ数日で六義園にやってきた可能性があります。
 この2羽のいた場所は、管理センターの事務所に近いところです。ここをなわばりにしているハシブトガラスはいません。うまく、なわばりの空白地帯に入り込んだことになります。
  個体識別ができるハシブトガラスがいてくれると、行動範囲などわかりやすいので、これからが楽しみです。

2018年9月12日 (水)

秋の渡りが始まった

 涼しくなって、風も南から北に変わった今日、都内の公園に行ってみました。
 ヒヨドリ、コゲラ、シジュウカラ、メジロが集まっているミズキの木を眺めていると、少し大きな鳥が。

Paradiseflycatcher180912

 サンコウチョウでした。しばらく、じっととまって伸びをしたりしていました。日に透けた尾羽の明るい煉瓦色がきれいでした。
 公園では、サンコウチョウの食べ物となるチョウやガが、さかんに飛んでいます。わざわざミズキの実を食べに来る必要はないと思うのですが、小鳥がにぎやかに集まっていたので、それにつられて来たようです。
 その後、キビタキも出現してくれました。

Narcissus_flycatcher180912

 さらに、写真は撮れなかったもののコサメビタキも出てきて、秋の渡りを楽しむことができました。

2018年9月 9日 (日)

ドバトの幼鳥の鳴き声

 考えてみれば、今から25年前の1993年にドバトが以前住んでいたマンションのベランダで巣を作ったときに録音をしておくべきでした。
 このとき、卵から雛がふ化するのに19日間、巣立つまで34日間、合計53日間もあったのですから録っておくべきでした。当時のメモには「親鳥が来ると雛は『ピーピー』と鳴く」と書いてあります。ドバトの鳴き声は、低い声です。多く鳥は、親鳥の声が低くかったり濁っていても、雛は高い声で鳴く傾向があります。ドバトも同じだと、言うことができるチャンスだったですが、録音し損ねました。
 本日、家の前でドバトの親子がいました。やはり近くのマンションで巣を作っていたのでしょう。まだ頭に羽毛がなく巣立ったばかりに見える幼鳥が、さかんに親鳥を追いかけて鳴いていました。25年前に取り損ねた音を録れると思ったのですが、買い物に出たところなので録音機は持っていません。スマホでの録音です。
 GALAXY-S5 ACTIVE、アプリ「PCM録音」で録音。48kHz/16bit、モノラルです。3,000Hz以下のノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。



 本郷通り沿いで、車も人も通るなかでの録音です。幼鳥が鳴きノイズの少ないところを残して、さらに低音を大幅にカットして編集しました。幼鳥の声は「ピーッ」と一度上がって最後が下がる、念を押しているような鳴き声に聞こえます。
  親鳥の鳴き声は、200~800Hzです。私たちの声と同じ高さにあります。しかし、幼鳥の鳴き声は、3,000~6,000Hzに音の中心があって、倍音は10,000Hzを超えています。小鳥の鳴き声の領域です。それも高めです。
 森林性の小鳥は、親鳥とのコミュニケーションに障害物があっても通過して行く高い声で鳴く傾向があると思います。森林性以外の鳥、たとえばカルガモの雛も高い声で鳴くので、障害物の有無は関係ないかもしれません。ドバトもその例のひとつとなります。高い声のほうが、親鳥の喚起を呼びやすいのでしょうか。

2018年8月27日 (月)

クマゼミ-六義園

 今年は、暑さのせいかセミの鳴き声が少し少ないような気がします。正しくは、声ではなく音ですが。
 ただ、セミの個体数の変化は、幼虫が土の中に数年いるはずなので、どちらかというと数年前の状況のほうが影響があるのかもしれません。
 それでも、このところ毎日家の前のクスノキでクマゼミが鳴いています。ところが、録音しようとするといつの間に鳴きやんでしまい録音できません。本日、やっと録音できました。
 PCM-D100で録音。1,000Hz以下のノイズの軽減、軽くノイズリダクションをかけています。



 実は、37分間録音してこの2声のほか、あと2声鳴いたくれただけです。録音できないはずです。とても鳴いている時間が短いのです。
 関西に行けば、うるさいほど鳴いているのに、なんともささやかな鳴き方でしょう。やはり、密度が低く他の雄ゼミの声が聞こえないと、張り合いがないためなのでしょうか。

2018年8月19日 (日)

落雷の跡-六義園

 清々しいほどの天気に誘われて久しぶりに六義園を探索しました。常連さんたちからは、キビタキやムシクイ類がもう姿を見せてくれたと情報をいただきました。また、Bさんから落雷の跡があると教えてもらいました。

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 カミナリが落ちたのは、一抱えくらいあるスダジイです。先日アップしたカミナリの音はかなり近かったので、このスダジイに落ちたものかもしれません。
 日光の小田代ヶ原などを歩いていると落雷の跡をときどき見ることがあります。たいがい木が焦げてまっくろになっています。今回の六義園の落雷では、木の皮がはじけ飛んだ感じで、言われないとわかりません。いずれにしても、燃えなかったのは、不幸中の幸いです。
 また、スダジイは順路から離れていましたので、この下で雨宿りをする人はいないと思いますが、万が一この木に寄りかかっていたらと思うとぞっとします。
 それにしても30年以上、六義園で観察していますが、六義園に樹木にカミナリが落ちたのは初めて見ました。

2018年8月13日 (月)

今日のカミナリ、爆音注意-駒込

 今日の東京地方の午後は、雷雨に見舞われました。カミナリも盛大に鳴り、稲光と音が同時でしたから、近くに落ちたかもしれません。停電や過電圧の怖さがありましたので、コンピュータでの仕事も中止、TVも見られないので録音しました。
 以前も書いたと思いますが、カミナリの録音はコツと条件があります。まずは、身の安全をはかること。まさか野原で録音機を手に持って高く上げて録音する人はいないと思いますが、万が一のことを考えて頑丈な建物の中で録音しなくてはなりません。
 条件は、風と雨です。風が強いとマイクに当たる音が入りますし、雨の音もできたらない方が良いです。ですから、カミナリがなり始めて雨の降る前までが録音タイムとなります。いつもの野鳥録音のつもりで、録音ボリュームを大きくするとカミナリの音では音が歪んでしまいます。かなり小さくするか、アッテネータをかけます。今回は、いつも7のところ3で録音しました。それでも遠いカミナリはちょうど良かったですが、近くものはちょっとひずみがちでした。
 今日は、池の窓辺に置きました。最初はセミの合唱とカミナリだったのですが、セミが鳴きやみ、雨が降り出したところで、大きなカミナリが落ちました。その音です。PCM-D100でDSD録音をしてみました。ハイレゾです。でも、ブログにアップするためにはwavに変換、さらにmp3に変換しているので意味はありません。
  爆音になりますので、再生ボリュームは低くしてお聞きください。



2018年7月22日 (日)

オオルリの地鳴き-日光

 日光は、昼間は気温30度を超えて暑い日が続いていました。渓流沿いの森ならば涼しいだろうと、含満ヶ淵のまわりを歩きました。さすがに水辺は、ひんやりして気持ちの良い散歩ができました。鳥は、水辺だけにミソサザイが前を横切り、オオルリが目の前に出てきた程度、この標高では野鳥たちのシーズンは終わった感じでした。
 オオルリは雄で、かすかに地鳴きをしてくれました。キビタキの地鳴きは、繁殖地でも秋の渡りの時にでもたくさん録音できますが、オオルリの地鳴きはなかなか録れません。聞いたことはあっても録音まで至らなかったりで、音源は過去に雄と雌、各1例あるのみです。
 今回は、雄で身体を細くして緊張した感じなので警戒の声でしょう。近くに巣があるかもしれませんので、録音は5分間のみ。渓流と道路に挟まれた森、その上セミも鳴いているなかでの録音ですから、かなりコンディションは悪いです。
 PCM-D100で録音。ボリュームのアップ、2,000Hz以下のノイズのカット、セミの音域もカット、ノイズリダクションを強くかけています。



  ちなみにオオルリとの距離は、10mほど。それにしても、小さな声です。録音していてもかすかに「ツンッ」と聞こえるだけでした。

2018年7月16日 (月)

カナブンの食事風景-六義園

 この季節になると、クヌギの樹液を求めてカナブンがたくさん集まります。六義園広しといえども、順路上にはこのような昆虫が集まる食堂は、わずか2本しかありません。そのため、多いと100匹を超えるカナブンがあつまります。
 かさねて、OLYMPUSの最新機種LS-P4の試用をたのまれました。LS-P4は、小型軽量、そして高性能が売りのPCM録音機です。小型軽量ということは、持ち運びが楽という以外、どこにでも置いて録音できるというメリットがあります。ノイズ発生源の自分の身体から離して置くことができるのは、野鳥録音では大事な機能だと思います。
  たとえば、軽さゆえこんなことができました。樹液に集まるカナブンの羽音を録ろうと、ちょっとしたでっぱりに置いてみました。

Beetle190707

 このときの音です。編集加工していません。アップするためにmp3に変換、フェードイン、フェードアウトをかけただけです。



 LS-P4のリポートは、改めて連載する予定です。お楽しみに。

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