観察記録

2019年1月 5日 (土)

こいつは春から縁起が良いや

 今日の六義園は、暖かい上に人も少なく落ち着いた正月の日本庭園の風情です。
 一回りすると、キクイタダキに会えたもののいつもより鳥は少なめという印象です。ルリビタキとジョウビタキが出てくるというポイントで待っていると、ガイドボランティアの方がハシブトガラスに追われるタカを見つけてくれました。カラスとの大きさの対比からハイタカ♀のサイズの鳥です。六義園ではハイタカのウワサはあったものの、私は見たことがありません。過去のセンサスでも記録のない鳥です。
 木々の枝越しの観察なので特徴は見えず、写真を撮ることができませんでした。
 しばらくして、場所を移動すると頭の上を先ほどのタカが飛んでいきました。ゆっくりと旋回をしてしますが、意外と早いスピードでなかなかピントが合いません。身体を丸めて、急降下をしかたと思うと森のなかに飛び込んでいきました。

Sparrowhawk190104

 やっと撮れた一枚です。カメラ目線でした。
 胸の鷹斑の細かさ、尾羽の模様のパターン、大きさからハイタカ♀でよろしいかと思います。
 今日の小鳥の少なさなさは、ハイタカのせいだったのでしょう。
 今まで六義園では、ツミとオオタカによる鳥の反応の経験があります。今日のハイタカで、また違う反応をしているので面白かったです。
 以下、猛禽類の出現による鳥の反応の傾向です。

            ハシブトガラス         カモ類        小鳥
ツミ            無反応              無反応      姿を潜める
ハイタカ      単独                 無反応      姿を潜める
オオタカ      総動員         警戒態勢       無反応

 あくまでも個人の感想ですが、鳥たちはちゃんと猛禽類を識別しているのですね。   

2018年12月29日 (土)

枯れ葉が落ちて-六義園

 六義園は今日から来年の元旦まで、休園となります。昨日、六義園でのバードウォッチング納めをいたしました。最後を飾ってくれたのは、小鳥の群れです。シジュウカラ、エナガ、メジロ、キクイタダキ、コゲラが群れとなり、総勢では50羽を超えていたでしょう。観察していると、シジュウカラが鋭い声を上げて私のすぐそばを飛んでいきました。あまりない体験なので不思議に思っていたら、上空をオオタカが飛んでいきました。シジュウカラは、オオタカを警戒しての行動だったようです。
 やっと木枯らしが吹いたので、樹木の葉がすっかり落ちました。葉が落ちたら、ハシブトガラスの巣が2つ、姿を現しました。今年は5個の巣を見つけていましたが、この2つは未発見のものです。六義園では巣落としをしていますので、業者も見つけられなかったものでしょうか。それとも作り直しをしたものなのでしょうか。
 いずれの巣の周辺でも夏に警戒されることはありませんでした。また、幼鳥の出現はなく、子育てに成功したとは思えません。
 六義園の東側にあった巣です。東側は、マンションが壁のように並んででいるので、ベランダのハンガーを持ってきて使っています。巣の下の方に白いハンガーが見えます。

Crowneste181228

 西側の巣です。西側は、お屋敷が多いのでハンガーを放置するような家はないのか、人工物が使われていません。 

Crownestw151228

2018年12月21日 (金)

ミサゴ-芝川第一調節池

 今年最後の好天、暖かい日になるかもと思い、芝川第一調節池に行きました。
 天気予報通り、雲一つ無い青空が広がっていました。

Shibakawa181221

 ちょっと霞がかかり、暖かさと相まって春のようです。この季節は、いつもならばカラッ風が吹いている芝川ですが、とても12月下旬とは思えない陽気です。
 おかげで、鳥たちの活動が活発でした。芝川には、ここ数年通っていますが、鳥たちの顔ぶれが変わっていくのが面白いです。今日は、カモ系が少なくて、コガモの声は聞こえず、オカヨシガモも見つけられませんでした。キンクロハジロも確認できず。遠くにいたのが、キンクロハジロかもしれません。以前は池のあちこちにいて、近くにいるものを確認できたのですがいませんでした。多かったカイツブリとオオバンが減った感じです。
 増えたのは、カンムリカイツブリとミコアイサ♀が目に付きました。アオサギとダイサギも多く、あまり鳴かないサギ類ですが、声がよく聞こえました。あとのミサゴの出現も含めて、共通するのは魚食の鳥たちが増えた印象があります。
 チュウヒは相変わらずで、カメラマンのオジさんたちも忙しそうでした。
 ヨシ原のほうからは、クイナのさえずりと言われている声が聞こえ、クイナも健在でした。
 シートを敷いて座って、ゆっくりと日向ぼっこをしていると、まるで露天風呂に浸かってバードウォッチングをしているかのよう。至福の時です。
 そろそろ帰ろうとすると、上空にミサゴが出現。池の上に来るとダイビング、一発で魚を捕らえました。

Osprey184521

 そのあと、捕った魚を見せつけるかのように上空で旋回を繰り返し、上昇していきました。今日のバードウォッチングは、まるで釣り番組のように、最後に大物が撮れました。

2018年12月16日 (日)

今年はアトリの当たり年?-日光

 昨日まで日光に行っていました。
 昼間の日向で風が当たらなければ暖かです。先日、降った雪も山間にわずかに残る程度でした。静かな初冬の日光でした。
 面白かったのは、日光駅周辺など市街地では、カワラヒワの群れがたくさん飛んでいました。だいたい100~50羽の群れがたえず行き交い、遠くを1,000羽くらいの群れが山を越えていきました。
 また、市街地をはずれた別荘地では、アトリの群れが飛んでいました。こちらも100羽程度の群れがいくつも飛び交っていて、合計すれば500羽を超えていたかもしれません。頭の上を飛んでいくときの鳴き合う声です。PCM-D100で録音、ボリュームのアップ、ノイズリダクションをかけています。



 これでも100羽を超える群れなのですが、鳴き声が小さいので思うように録音できません。アトリの録音は、けっこう難しいです。今年は当たり年のようですから、良い音が録れることを期待しています。

2018年12月 4日 (火)

ハジロカイツブリ-葛西海浜公園

  昨日、葛西海浜公園で新聞の取材を受けました。
 葛西海浜公園がラムサール条約の登録湿地になったこともあって、2月の『朝の小鳥』では葛西の鳥たちを取り上げたいと思い野鳥録音も兼ねての葛西訪問でした。
 カメラマンの方も同行して鳥の写真を撮ったり、ヨシ原とカワウの群れの向こうにそびえ立つお城の風景に感動していました。昨日は暖かく、春霞のかかった早春の海の風景が広がっていました。風がなかったので静かな波音が聞こえ、西なぎさと東なぎさの間の水路にいるハジロカイツブリが意外と近くで鳴いてくれました。
 しかし、いろいろ話が盛り上がったために録音は断念。本日、波音とハジロカイツブリの鳴き声を録音するために、改めて葛西に行きました。
 今日は昨日に加えての暖かさ、いや暑さです。昨日が早春の暖かさならば、1日でいっきに初夏の暑さになった感じです。こんな暑さのなかでスズガモを見たことがあったでしょうか。ツバメが飛んでコアジサシが飛び交っても良いような陽気でした。
 幸いなことに風もほとんどなく、しずかな波音を録音することができました。
 また、ハジロカイツブリは10羽ほどが同じ所にいて、さかんに潜水していました。ときどき「ピッ」という声が聞こえますが、思いの他小さな声です。以前、50羽ほどの群れが追い込み漁をやるときに鳴き合うのを録音したことがあります。このような時は深いところでやるのでどうしても海岸から距離があって、かすかに聞こえる程度です。
 今回は近いことは近いのですが、声が小さいのでなかなか難題の声だと思いました。
 PCM-D100で録音。ハジロカイツブリの鳴き声の部分のみ中執、ノイズリダクションをかけて、波音をミキシングしてみました。

2018年11月18日 (日)

笹鳴きの鳴き合い-六義園

 六義園の池にはカモの姿が増えてきました。森には、ジョウビタキ、アオジ、シロハラ、シメといった冬の鳥たちの姿も見られるようになりました。
 クマザサのなからウグイスの笹鳴きがきこえてきました。PCM-D100で録音、ボリュームの増幅、1,000Hz以下のノイズのカット、ノイズリダクションをかけています。



 笹鳴きは、他の鳥の地鳴き、おもに仲間同士の存在を確認するための鳴き方です。草むらや葉の茂ったなかにいる鳥ほど、良く鳴きます。
 今回の笹鳴き、よく聞くと2羽が鳴き合っています。姿は見えませんが、かすかにササが揺れています。揺れいてるササ同士は、距離は5mほどはなれているでしょうか。笹鳴きは、けたたましい感じです。雄と雌がお互いの存在を確認しているという印象より、威嚇し合っている印象のある鳴き方です。
 笹鳴きには、自己主張の意味があるのではないかと思っています。ウグイスは、基本動物食ですから、モズと同じように冬のなわばりを構えて生活するのではないでしょうか。そのために、鳴き合ってなわばりを確保していると考えられています。
 しばらくしますと、笹鳴きあっていたウグイスが左右に分かれていきました。このとき、なわばりの位置が決まった瞬間かもしれません。
 

2018年10月28日 (日)

モズのぐぜり-水元公園

 今日は、あしだちの会の水元公園探鳥会に参加しようと早起きをしましたが山手線が止まり、いきなり出鼻をくじかれました。
 気を取り直して、車で行くという義父と義弟と途中で合流して向かいました。
 水元公園は、天気が良いだけに人出が多く、太鼓の音が2ヶ所で聞こえ、とてもにぎやかです。いろいろなイベントが行われているようで、急ぎ足で行く人はサンマ3,000匹無料配布でしょうか。
 にぎやかに鳴いてくれたのはモズの雄、ぐぜりです。PCM-D100で録音、音量の増幅、2,000Hz以下の低音の軽減、ノイズリダクションをかけています。

 モズとの距離は、10数メートル。それにも関わらず、大きく録れ環境ノイズをカットできるだけの音量の差がありました。声が大きくて、とても複雑な鳴き方です。
 なんの鳴き真似なのでしょう。全体は、カシラダカやミヤマホオジロのさえずりのようにいろいろな節をランダムに繰り返す鳴き方です。また、ときどきカワラヒワの「キリリ」が短く入ったりいますので、いくつかの鳥の鳴き声をミックスしているのかもしれません。
 今日、気が付いたのですがモズはぐぜりをするときは、高鳴きをしないようです。いつまでも、ぐぜりを続けていました。
 モズは、グゼリモードの時はぐぜりのみ。高鳴きモードのときは高鳴きだけ。高鳴きをしているモズをいくら待ってもぐぜりをしてくれなかったことがあります。
 昼近くになって、やっとあしだちの会に追いつき、青空のもとでお弁当を食べてました。

2018年10月20日 (土)

秋の日-葛西臨海公園

 久しぶりの秋の好天に誘われて、葛西臨海公園へ。
 天気予報通りの良い天気で、青い空と白い雲がとてもきれいな葛西でした。

Kasai1810201

 そういえば、東なぎさと西なぎさの葛西海浜公園がラムサール条約の登録湿地になったので、お祝いを兼ねての来訪です。
 葛西臨海公園駅をおりたら、すごい人にびっくりです。親子連れが多くイベントへの参加者でした。
 しかし、鳥類園にはいるとさすがに人はまばらでした。ハイドの1ヶ所で数人が集まっているので、見たらノスリがいました。お腹の白さがないので若いようです。バッタを取っているようで、ときどき地面をついばんでは食べていました。

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 順路を歩いていくと、アオダイショウが前を横切っていきました。いっしょに見た小学生の身長と同じくらいの大きさです。ノスリに見つかったら、ひとたまりもないところでした。

Kasai1810204

 六義園は24号の影響で、大きな樹木が倒れましたが、海辺で風が強かったはずの鳥類園では、倒木は目立ちませんでした。歩いた以外のところは大丈夫だったのしょうか。ただ枯れた葉が目立ちました。枯れているのは、海側なので塩害でしょう。また、ソメイヨシノがちらほらと咲いていて、これも塩の影響ですね。
 台風の影響は、ウォッチングセンターにあったようで、屋根が壊れて危険ということで立ち入り禁止になっていました。残念でした。

Kasai1810202

 ラムサール条約の登録湿地になった西なぎさには、カワウの群れがお祝いに集まって、まっくろでした。

2018年10月 6日 (土)

部分白化のハシブトガラス-六義園

 六義園は台風24号の影響で倒木、枝折れのため、まだ一部通れないところがあります。それにしても、自然の威力は凄いと思います。それと同時に、多くの木が倒れないで、しっかりと根を張っていることにも驚かされます。
 今日、六義園に入ったとたんにハシブトガラスの夫婦が迎えてくれました。警戒することなく、地面でさかんに食べ物を探しています。1羽の翼の一部が、薄い灰色をしていることに気が付きました。

Largebilled_crow181005

 よく見ると、初列風切羽に3本。次列の一部、そして尾の先にもあります。白い部分風切羽の何本かにまたがってあるうえに、尾にかけてのパターンは等間隔で連続しているため、いっけんすると本来の模様のように見えてしまいます。なんだか自然な感じなのです。こんな模様の鳥がいそうです。
 もう一羽には、白い部分はありませんでした。ない方は、一回り大きいので雄。部分白化しているほうは、小型なので雌ではないでしょうか。いずれにしても、この2羽はいっしょに行動していました。
 これだけ目立つ特徴があれば、以前に気が付いていたはずで、ここ数日で六義園にやってきた可能性があります。
 この2羽のいた場所は、管理センターの事務所に近いところです。ここをなわばりにしているハシブトガラスはいません。うまく、なわばりの空白地帯に入り込んだことになります。
  個体識別ができるハシブトガラスがいてくれると、行動範囲などわかりやすいので、これからが楽しみです。

2018年9月12日 (水)

秋の渡りが始まった

 涼しくなって、風も南から北に変わった今日、都内の公園に行ってみました。
 ヒヨドリ、コゲラ、シジュウカラ、メジロが集まっているミズキの木を眺めていると、少し大きな鳥が。

Paradiseflycatcher180912

 サンコウチョウでした。しばらく、じっととまって伸びをしたりしていました。日に透けた尾羽の明るい煉瓦色がきれいでした。
 公園では、サンコウチョウの食べ物となるチョウやガが、さかんに飛んでいます。わざわざミズキの実を食べに来る必要はないと思うのですが、小鳥がにぎやかに集まっていたので、それにつられて来たようです。
 その後、キビタキも出現してくれました。

Narcissus_flycatcher180912

 さらに、写真は撮れなかったもののコサメビタキも出てきて、秋の渡りを楽しむことができました。

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