観察記録

2023年8月20日 (日)

蝉時雨の中のキジバトのさえずり-六義園

  六義園の森の中は、木陰は暑さを少しは避けられます。
 風の通り道にあるベンチに座っていると、ときどき吹く風が心地よいです。
 森のなかは、行く夏を惜しむかのようにセミの大合唱です。ミンミンゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシが、競うように鳴いています。そのなか、キジバトのさえずりが聞こえてきました。
 聞こえているとおり、録音できるのか試して見ました。

 原音は、やはりセミの声のなかに、キジバトの声がかすかに聞こえるていどに録音されていました。私の脳が鳥の声を選別して聞いていることになります。
 私が聞いていたように、編集加工してみました。キジバトの音域のボリュームを上げて、300Hz以下の低音ノイズを軽減しヒスノイズリダクションをかけてみました。
 なお、録音機は、YAMAHA W24です。

 セミとキジバトの音域に差があるために、編集はしやすいですがセミ時雨の雰囲気をそこなわないように加工するのには、時間がかかりました。

 

2023年6月 4日 (日)

ガビチョウに間違えられたキビタキ-六義園

 常連さんたちから「キビタキの真似をしているガビチョウがいる」とすれ違うたびに言われました。
 私がいつも歩いている順路なので、どうせガビチョウならばいつも鳴いているだろうとゆっくりと、いるという場所に向かいました。
 ガビチョウならば遠くまで聞こえるはずと、いるという場所から少し離れたベンチに座っていました。カミさんが。キビタキが鳴いていると教えてくれます。遠く離れると、ガビチョウの物真似が真実味を帯びるのか、近づいて確かめました。
 本物のキビタキでした、私は補聴器がないと聞こえない音域ですが、今日は補聴器を着けているので、よく聞こえます。
 タスカムDR-05Xで録音、2.500Hz以下のノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。

 まるで繁殖地にたどりつき、なわばりを懸命に守るときのような鳴き方です。たいへん複雑で長い節の多い鳴き方、そして大きな声です。そのためガビチョウに間違えられたのでしょう。
 ガビチョウは、しばらく聞いているとガビチョウ本来の節の入ること、もっと音が太いというか低く聞こえることで区別できます。また、これだけキビタキの真似がうまければ、ウグイスやクロツグミなど他の鳥の節を取り入れて鳴く芸達者のはずです。あと、キビタキは木の中程から上、ガビチョウは木の中程から下から声が聞こえるはずです。
 それにしても、渡って来て一生懸命鳴いていたのガビチョウに間違えられるとは、ちょっとかわいそうでした。

 

2023年5月28日 (日)

ハシブトガラスの幼鳥^六義園

 10日程前から、六義園からハシブトガラスの幼鳥の鳴き声が聞こえていました。
 遠いのとまだ幼いため声が小さく、録音できないでいました。本日の、早朝のタイマー録音に比較的まともな音で録れていましたので、アップします。
 タスカムDR-05Xで録音。ボリュームの増幅、800Hz以下のノイズの軽減。ノイズリダクションをかけています。

 以前のようにまじめにハシブトガラスの巣の調査をやっていませんし、六義園も巣落としをしていませんので、いくつ巣があるのかわかりません。また、繁殖に成功したのかも不明です。
 この鳴き声は、10日間ほぼ同じ場所から聞こえています。そのため、親のなわばりにいる可能性があり、この声の聞こえるエリアに巣があるのではと思います。
 それにしても、2000年当時は20を超える巣があったのですが、今ではあっても2,3巣になってしまいました。それだけ、東京のハシブトガラスが減ったことになるのですが、この検証がされていないことが残念です。

2023年5月27日 (土)

エゾムシクイの地鳴き-日光

 考えてみるとエゾムシクイは、普通出会えない鳥なのかもしれません。
 初めてエゾムシクイの声を聞いたのは、男体山のナギから響いてきた声でした。六義園では、春の渡りの時にときどき聞くことができます。ですから、私にとって身近な鳥の印象があります。
 しかし、日光と六義園以外で、エゾムシクイの鳴き声を聞いたことはありません。エゾと名前に付いていますが、北海道で会ったことはないです。繁殖分布を見ると、図鑑に書かれているとおり、ほぼ本州中部より北なのです。ただ、標高などの環境がかなり限定されているので、数は多いとは思えません。また、国外での分布はサハリン程度ですから、世界的にも数の少ない鳥と言えるでしょう。
 そのためエゾムシクイのさえずりは、かなり多く録音できていますが、地鳴きは2,3回しか録音できていません。ひとつに姿が見えにくい鳥のため、姿と鳴き声を確認しての録音ができないことがあります。
 今回の日光行きで、まだ新緑が出始めて葉がしげっていないこと、渡って来たばかりのため活動が活発で良く鳴き姿も見えました。
 YAMAHA W24で録音、ボリュームの増幅。3.000Jz以下の低音の軽減をしています。

よく似ているのは、ルリビタキの地鳴きです。同じように4,000~5,000Hzの音域で、音と音の間隔もよく似ています。ルリビタキは、ときどき怒ったような「ギギ」という合いの手を入れるのに対し、エゾムシクイは「ルルル」という連続音を入れる違いがあると思いました、
 これが識別のポイントになるのか、まだサンプル数が少ないのでなんとも言えませんが、参考のためにアップしておきます。

2023年5月26日 (金)

カッコウ、ホトトギス、ご到着-日光

 日光に行って来ました。
 天気予報に反し、寒い日が続きました。まだ羽毛蒲団をかけて寝て、コタツはかたづけられません。
 それでも、夏鳥たちは到来し、にぎやかなコーラスを構成していました。ちょうど、カッコウとホトトギスが到着したところで、さらにコーラスを厚みのあるものにしてくれていました。
 YAMAHA W23でタイマー録音。ボリュームを少し上げています
500Hz以下のノイズを軽減、ヒスノイズリダクションをかけています。

 午前4時の霧降高原です。
 カッコウ、ホトトギス、コマドリ、エゾムシクイ、アカハラ、ミソサザイが聞こえます。このほかのところで、ウグイス、ビンズイ、ルリビタキ、ヒガラなども鳴いていました。

 

2023年5月21日 (日)

ヒヨドリの巣立ち-六義園

 このところの六義園では、アオバトが鳴いたりして面白い記録があるのですが、なかなか録音できないでいます。
 今日は、ヒヨドリの幼鳥がいました。親鳥をおいかけて盛んに鳴いていました。
 タスカムDR-05Xで録音、3,000Hz以下の低音の軽減をしています。 

 実は、ヒヨドリの幼鳥の鳴き声を録るのは、野鳥録音ではけっこう難題なのです。たくさんいるヒヨドリなのに意外に思われるかもしれません、しかし、このようにクリアに録れたのは初めてかもしれません。
 といいうのは、ヒヨドリは巣立つが遅いのです。たとえば、過去の六義園の記録で早いもので6月3日(1989年)。遅いと.7月21日(1990年)です、少なくとも6月に入ってからで5月の記録は珍しいのです。
 遅いと何が問題かというとセミの声がにぎやかな時期に巣立つことになり、録音しづらいのです。六義園では、ニイニイゼミやアブラゼミ、日光ではエゾハルゼミが、幼鳥の声をかきけしてしまいます、
 ヒヨドリが遅いのは、セミがでてくることで、食べ物が豊富な時期というタイミングであると思うのですが、録音できないのはこまります。今日は、まだ5月でこのような時期のヒヨドリの幼鳥を見つけたのは初めてです。それに、幼鳥は親鳥に食べ物をもらうのに夢中ですぐそばにきてくれました。
 幼鳥の声というのはとても重要な記録だと思っています。そこでその鳥が繁殖した確実な証拠になるからです。そして、幼鳥の声は多く鳥で特有なものです識別識別は可能です。
 録音するのは、声が小さかったり、時期や期間が短かったりで苦労しますが、幼鳥の鳴き声にもっと注目して欲しいと思います。

2023年5月13日 (土)

午前10時のコーラス-日光

 日光に行って来ました。
 天気が良いはずでしたが、どんどん悪くなってタイマー録音を仕掛けるをやめました。かろうじて昨日の午前中、お気に入りの別荘地で野鳥たちとの出会いを楽しみました。
 早起きすれば、素晴らしいコーラスに森が包まれているのはわかっていますが、のんびりと出動。午前10時に現地着です。もう、朝の小鳥ではなく昼の小鳥です。
 それでも、さえずりの最盛期だけあって、野鳥たちの鳴き声はにぎやかでした。
 タスカムDR-05X
で録音。ボリュームの増幅。1.000Hz以下の低音の軽減、ノイズリダクションをかけています。

 キビタキがメインでクロツグミも鳴いています。アオバトがこんなによく鳴いてくれたのは初めてです。このあと、センダイムシクイが加わり遠くでツツドリも鳴きました。この他、シジュウカラ、ヤマガラ、カケス、ヤブサメ、オオルリ、ハシブトガラス。ヒヨドリなどの鳴き声を聞き、録音することができました。ただ、さすがに午前11時を過ぎるとキビタキくらいになってしまいました。
 これから梅雨入りまで、さえずりの最盛期は午前中ならば、コーラスになるほどにぎやか。寝坊してもたっぷりと楽しめます。

2023年5月 3日 (水)

今日はキビタキー六義園

 このところ、風が強い上に北風のため六義園に向けての録音では、成果がなく、ちょっと寂しい思いをしていました。ただ。常連さんたちの情報では、サンショウクイ、エゾビタキ、センダイムシクイなどの夏鳥を見つけています。
 今朝は、やっと風向きが変わって南になりました。それもそれほど強くないので期待してタイマー録音を仕掛けました。予想どおり、キビタキのさえずりが入っていました。さえずりには、複数のパターンがありましたので、少なくとも2羽以上が鳴いていたと思います。
 タスカムDR-05Xで録音。2,500Hz以下のノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。

 初夏らしい音です。
 もうしばらく楽しめそうです。

 

2023年4月22日 (土)

今朝はクロツグミー六義園

 この寒さで、夏鳥の渡りは止まったかと思いましたが、早朝の録音にクロツグミのさえずりが入っていました。
 タスカムDR-05Xで録音。ボリュームの増幅.1.500Hz以下の低音の軽減、ノイズリダクションをかけています。

 遠くで鳴いていたのでかなり増幅しています。また、さかんにさえずるメジロの声にまぎれていました。
 鳴いていたのは、ほぼ日の出時間の午前5時24分。1分10秒の間、さえずっていました。一晩、飛んで来て六義園にたどり着き、一節鳴いてくれたのかもしれません。大きな声なので、早朝の六義園の森がクロツグミのろうろうとしたさえずりに一瞬、包まれたことになります。
 いよいよ野鳥録音のシーズンが始まりました。

2023年4月20日 (木)

エゾムシクイのさえずり^六義園

 今朝の六義園に向けてのタイマー録音に、エゾムシクイのさえずりが入っていました。
 六義園では常連さんたちが、コマドリ、キビタキなどがさえずっていたと教えてくれました。録音に入っていたシロハラのさえずりがなくなり、ヤマガラが相変わらずさえずり、メジロが今になってさかんにさえずり始めるなど、季節の移り変わりが実感できる六義園の野鳥たちです。
 まずは。エゾムシクイのさえずりです。タスカムDR-05Xで録音。ボリュームの増幅、3,000Hz以下の低音の軽減、ノイズリダクショをかけています。

 

 

 山の澄んだ空気の中で聞くエゾムシクイの透き通った鳴き声は素晴らしいものです。六朝の空気のなかでも、どこまでも響いていきそうです。
 ただ、ちょっと早いかなと、過去の記録をチャックしたら1987年4月16日がありました。ただ、ほとんどが5月に入って連休中の記録が多く、今回は早い記録と言って良いでしょう。
 なお。記録があるのは1980年のことで、1980年代から2000年代の記録はなく、2010年以降も多くありません。
 早い渡来は復活の兆しですとよいのですが、

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