番組・報道

2022年11月24日 (木)

『朝の小鳥』スタジオ収録-12月は謎の鳴き声

 本日は『朝の小鳥』のスタジオ収録でした。
 来月のテーマは、謎の鳴き声の解明です。
 拙ブログの記事では、不明の鳴き声を取り上げていますが、なかなか番組として構成するのは難しく懸案となっていました。というのも、まったくわからなければ紹介のしようがありません。また、多くが短い声だったり録音状態もよくなく、5分間の番組に耐えられるような音でないからです。
 そうしたなかで、三宅島で録音し最初はオオコノハズクと思われていたツツドリ、蒲谷鶴彦さんが解明したフクロウの幼鳥、3日通いTさんの協力を得て姿を確認してわかったヨシゴイの幼鳥、葛西のクイナの冬に聞いた声をお聞きいただきたいと思います。また、普通のツツドリの鳴き声、フクロウとヨシゴイの親鳥の声、クイナの夏の鳴き声も紹介しながらの構成です。
 今回、三宅島のツツドリの鳴き声を聞くと、テンポや雰囲気はやはりツツドリ。音の高さと音質は異なりますが、なぜあのときツツドリの名前が出てこなかったのか不思議です。編集し加工して聞きやすくすると、だんだん普通のツツドリの鳴き声に消えてきてしまったのです。
現地で聞いたときは、小犬のようにも聞こえる鳴き声だったのです。もちろん私だけではなく、ベテランの鳥仲間も聞いて首をかしげていたのですから、わからなかったことは事実です。音の要素のなかに、本来のツツドリの”本質”のようなものがあるのでしょうか。  

2022年12月 放送予定
4日 ツツドリ
11日 フクロウの幼鳥
18日 ヨシゴイの幼鳥
25 日 クイナ、冬の声

2022年10月20日 (木)

『朝の小鳥』スタジオ収録-11月は鳥のトリビア

 昨日は『朝の小鳥』のスタジオ収録でした。
 来月のテーマは、去年評判の良かった鳥のトリビアです。
 トリビアネタはいくらでもありますが、なかなか鳴き声といっしょに話ができて、違和感のないテーマとなるとかなり限られ苦労しました。
 「ドバトはなぜ首を振って歩くのか」は。NHKラジオの夏休み子ども科学相談でもよく電話がきました。また、観察会などでもよく質問を受けます。身近な鳥を観察する良いテーマだと思い取り上げました。しかし、ドバトの鳴き声が「朝の小鳥」に登場するのは、放送以来初めてかもしれません,私は初めてですし、蒲谷鶴彦さんは録音できないで苦労されていました。たしか『野鳥大鑑』の制作のためにやっと録音できたと記憶しています。そのころは「朝の小鳥」の 放送予定をいただいていましたが、ドバトはなかったと思います。ちょっと記念すべき回となります。
 写真は、スタジオの門馬さんとZoomのようすです。鈴木さんへのキューの指示が優しげです。私は、マルチスクリーンで、上の画面にシナリオを表示させて確認しながら、進行具合をチェックします。

Studio

2022年11月 放送予定
6日 オシドリはオシドリ夫婦か・再考
13日 なぜマガンは隊列を組んで飛ぶのか 
20日 なぜハトは首を振るのか
27日 チドリはチドリ足か

2022年9月22日 (木)

『朝の小鳥』スタジオ収録-10月は神島

 昨日は『朝の小鳥』のスタジオ収録でした。
 来月のテーマは、三重県の神島です。申しわけございませんが、このコロナ禍と私の体調から思うように取材ができず、過去の使用していない音源を元に構成しています。
 神島の取材は、まだDATで録音していたの時代で1996年10月です。亡くなってしまった鳥友の樋口行雄さんと鳥羽市から神島を案内してもらった思いの出の取材です。
 いつも不思議に思っているのですが、タカの渡りが早まったことについて、あまり語られていません。伊良湖岬、神島ルートでサシバが10月に渡るというのが、発見されたのは1970年代のことです。当時は、渥美半島にある汐川河口のシギチドリが有名で、渡り鳥を見に行った地元の方が、たまたま伊良湖岬で休んでいるときにサシバが渡って行くのを発見して、知られるようになりました。
 私も当時、4,5回は通ったでしょうか。いつも汐川河口のシギチドリとセットのバードウォッチングを楽しんだものです。ただ、多いと500人もののバードウォッチャーが集まるようになりましたので、人の少ない神島に行ったことになります。今までの経験から10月10日を目指して行っています。
 ところが、最近の白樺峠などの情報を見ると、9月上旬から渡りが見られ、中旬が最盛期となっています。およそ1ヶ月早くなっています。
 実は、伊良湖岬も早く行けばもっと渡っているのではないかと思い、9月20日前後に行ったことがあります。残念ながら1羽のサシバも渡らず、やはり10月中旬でなければダメだと思ったものでした。
 9月に渡りが見られるのは、白樺峠だけではなく各地のことですから、渡りのタイミングは変化するものなかのか、興味のあるところです。
 ということで、神島の野鳥たちをお楽しみいただければ幸いです。

 

2022年10月 放送予定
2日 サシバ
9日 ヒヨドリ 
16日 メボソムシクイ
23日 ウグイス
30日 スズメ

2022年8月23日 (火)

『朝の小鳥』スタジオ収録-9月はコラボ

 ちょっと時間がたってしまいましたが、17日に文化放送の『朝の小鳥』のスタジオ収録を行っていました。
 来月のテーマは、2種類の鳥や生き物で構成してみました。自然のなかで、1種類だけが鳴いていることは多くありません。自然が豊かであればあるほど、いろいろな生き物の鳴き声が同時に鳴き、録音されてしまいます。
 そうなると、聞いている人は鳴き声の区別が付かなくなってします・そのため、できるかぎり1種類に的を絞り、解説しています、
 ところが、2種類同時に鳴き声を聞くことで、雰囲気がより出ることが分かりました。相乗効果で、自然の音により深みがでる感じです。
 今まで、お蔵入りにしていた鳴き声を構成しなおしてみました。
 いかかでしょうか。

2022年9月 放送予定9月
4日 シロハラ+センダイムシクイ
11日 オオルリ+カジカカエル
18日 ノジコ+アカゲラドラング
25日 コノハズク+ムササビ

 

2022年7月 6日 (水)

『朝の小鳥』スタジオ収録-8月は蔵王

 本日は、文化放送の『朝の小鳥』のスタジオ収録でした。
 来月のテーマは、蔵王の野鳥たちです。蔵王は山形県と宮城県にまたがって広がっています。案内をお願いした日本野鳥の会山形支部の簗川堅治さんと合流した関係で山形県側から登りました。
 蔵王取材の目的は、イワヒバリです。イワヒバリの録音はかなり苦労をしました。冬のイワヒバリは日光で何度も観察していますが、さえずりを録るとなるとまた別です。関東地方だったら繁殖地は2,000m級の山に行かなくてはなりません。
 立山室堂、千畳敷カール、那須岳は3回は行ったでしょうか。蔵王も2回目のチャレンジで、やっと録音できました。北へ行くほど森林限界の標高は低くなり、イワヒバリとの遭遇の確率も高くなります。しかし、東北地方の山地は、交通の便が悪くよい収録地がありません。それにお願いできるガイドもいません。
 ところが簗川さんという強い味方と、蔵王はとにかく行けば、駐車場からイワヒバリの好きそうな岩場がです。簗川さんの話では「駐車場のそばで鳴いていることもある」とのこと。実際は、1,2kmガレ場を歩いて雪渓の上を飛び交うイワヒバリに会えました。ただ、便利なだけに昼間は観光客も多いため人声が入ります。それに風が強い。そのため、早朝のタイマー録音でなんとか思い描いた録音ができました。
 その他、このときの取材で録音した野鳥たちをお楽しみいただければ幸いです。
 写真は、お釜と呼ばれる火口に水が溜まった湖。夜は、ここからヨタカの鳴き声が聞こえました。
Zaou

2022年8月 放送予定8月 蔵王の野鳥たち
 7日 イワヒバリ
14日 ヨタカ
21日 カッコウ
28日 ビンズイ 

 

2022年6月 2日 (木)

『朝の小鳥』スタジオ収録-7月は天売島

 本日は、文化放送の『朝の小鳥』のスタジオ収録でした。
 おそらく東京からもっとも遠い探鳥地は、北海道の天売島でしょう。距離から行ったら西表島や小笠原のほうが遠いかもしれません。しかし、今まで各地を訪れていますが、交通の便や心理的なことを考えると天売がいちばん遠く感じます。
 それでも、過去に2回取材に訪れています。10年ほど前は、写真を撮りに行った人はいたので情報はそこそこありました、しかし、録音で訪れた人は希で情報はまったくといってありませんでした。これは、今も同じだと思います。
 ウトウポイントへの交通の便から、ノイズの状態、録音するために前もって知っておきたいことが山ほどありました。なんとか関西の録音仲間の方が天売に行ったことを知り、メールで情報をいただきました。クマはいないけれど、まっくらな中歩いて帰ってきて怖かったなど、コアな情報をいただき覚悟の上の天売来訪となりました。
 幸いにして、現地のガイドというか天売の主の寺沢孝毅さんに案内をお願いすることができました。解放されているウトウポイントに案内してもらい午後8時まで制限の範囲内で、録音できました。こうしたローカルルールは、現地に行って初めて知りました。これを無視して撮影している人もいて、寺沢さんにお会いすることがなければ恥をかくところでした。
 ただ、1回目は訪れたのが早かったため、ウトウの雛がまだ孵っておらず、雛の声は録れませんでした。
 2回目は、日光の仲間と来訪。今度は、私がガイド役を果たし雛の声も録れました。ただ、日没後ひとりで帰ったのですが、その心細いこと。ちょうどヤマシギが鳴く時刻で、クリアな録音ができるチャンスとなりました。何が怖いというのではありません。ただただ、1人で闇の迫る草原にたたずむだけで怖いのです。恐怖心とヤマシギの鳴き声を天秤にかけて、ヤマシギがかろうじて勝ちました。歯を食いしばって「せっかくもっとも遠い天売まで来たのだから、ここはがんばるところだ」と自分に何度も言い聞かせての録音でした。
 写真は、今まで体験したなかでもっとも美しい天売の朝焼けです。
R0013328
 そんな天売を思い出しながら、構成してみました。

2022年7月 放送予定
3日 ウトウ
10日 ノゴマ
17日 ハシブトガラ
24日 コヨシキリ
31日 ヤマシギ

 

 

2022年5月 7日 (土)

『朝の小鳥』スタジオ収録-6月は高尾山

 4日は、文化放送の『朝の小鳥』のスタジオ収録でした。収録後、そのまま日光に行きましたので、報告が今日になってしまいました。自然の天候の具合、そして私の休薬期間が合うのは、この連休後半しかありません。混むのを覚悟で出かけました。連休の行楽地の混雑が報道されていましたが、幸いにして日光はちょっと車が多いかなと言った程度、渋滞もなくのんびりできました。
 さて、今回収録した6月の放送分は、高尾山の鳥です。
 蒲谷鶴彦さんは新宿に住んでいたこともあって高尾山は、ホームグランドでした。録音はもとより調査もしていました。最終電車で高尾に行き薬王院で夜を過ごし、夜の鳥から夜明けのコーラスを楽しむというヨルタカ探鳥会、若くなくてはできないバードウォッチングも楽しそうでした。
 ところが、中央道が開通してからは車の音がうるさいので、高尾山での録音は行かなくなったと言っていました。蒲谷さんは、パラボラ集音器を使用しての録音ですから遠くの音も拾います。そのため、道路とは山の反対側で録音してもノイズが入ると言っていました。
 当時の蒲谷さんの録音を聞くと、ノイズがないほんとに静かなところで録音しているのがわかります。高尾山の高速道路の開通によるノイズの発生は致命的であったことがわかります。
 ICレコーダーを少しでも音源に近づけて、とくにかく録音しておく方法の私にとって、高尾山でもここまで録音できるということでの番組構成です。
 現在の高尾山は道路のノイズより、ガビチョウの鳴き声をいかにさけるか。こちらのほうが、時間や手間がかかります。

2022年6月 放送予定
 5日 アオゲラ
12日 ヤマガラ
19日 クロツグミ
26日 サンコウチョウ

2022年4月11日 (月)

『朝の小鳥』スタジオ収録-5月は瀬波海岸の鳥

 昨日は、文化放送の『朝の小鳥』のスタジオ収録でした。
 zoomでの参加です。
 今日収録した5月の放送分は、新潟県村上市の瀬波海岸の鳥たちです。瀬波は、粟島に行く途中に寄りました。朝イチで東京を発てば、昼には粟島に着きます。当時「朝の小鳥」の収録がありましたで、午後イチに出発して瀬波で一泊、粟島に行ったときの取材です。瀬波は、まだコロナ前でしたので、けっこう繁盛している温泉街の印象がありました。
 ホテルから道路を挟んで、すぐに防風林が広がっていて、バードウォッチングや散歩にはことかかない環境でした。カワラヒワ、ウグイス、ホオジロ、メジロと言った出会いの多い鳥ばかりですが、それだけに身近に出会えるはずです。放送を聞いて、鳥の名前がわかるリスナーも多いことと思います。
 瀬波は日本海に沈む夕日が名物でした。赤く染まった海と黒くシルエットで浮かび上がる粟島を見ながらの夕食は最高でした。また、瀬波にはアナウンサーの鈴木純子さんも訪れたことがあるとのこと。思い出しながら、シナリオを読んでいただきました。
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2022年5月 放送予定
 1日 カワラヒワ
 8日 キジ
15日 ホオジロ
22日 メジロ
29日 ウグイス

2022年3月28日 (月)

文化放送に出演予定-ご案内

 文化放送は、今年で開局70周年です。
 それを記念して、各番組では番組どおしのコラボが行われています。
 私が担当している「朝の小鳥」も「阿川佐和子&ふかわりょう 日曜のほとり」とコラボします。なぜかというと、デレクターのM馬さんによると「小鳥とほとりが似ているため」だそうです。
 ということで、次の日曜日の午前10時台で鳥の話をいたします。
 「朝の小鳥」のナレーション担当の鈴木純子さんが、「朝の小鳥」の歴史などを解説、そのあと私が2人の鳥についての質問などを受けて、野鳥の魅力を話せたらと思っております。生放送、リモートでの出演です。知識のあるお二方のしきりですから、どのように番組が展開していくのか、楽しみでもあり不安でもあります。
 いずれにしても、日曜日の午前中のひととき、鳥の話題を提供いたします。

 

阿川佐和子&ふかわりょう 日曜のほとり
 出演者 :阿川佐和子、ふかわりょう
 4月3日(日)10:00-12:00
 番組のURLです。
  https://www.joqr.co.jp/qr/program/hotori/
インターネットラジオradikoで1週間以内であればタイムフリーで聞くことができます。

2022年3月13日 (日)

『朝の小鳥』スタジオ収録-4月は北浦の水鳥

 本日は、文化放送の『朝の小鳥』のスタジオ収録でした。
 zoomでの参加です。
 4月は、茨城県北浦の鳥たちです。北浦は若い頃に1度、行ったことがあります。帆引網漁を見たかったのですが見られず。どこを歩いたのか、どこに泊まったのかももうおぼえていません。秋で雰囲気はとてもよかったのですが、鳥は少ない印象がありました。
 今回は季節が変わって、水温む北浦の春の音を伝えられたらと思います。
 カンムリカイツブリが巣作りをしているという情報をいただき、おもむき取材したときの音源です。私の世代にとってカンムリカイツブリは、どちらかというの珍鳥の部類に入るほど数の少ない鳥でした。それも冬鳥でした。
 学生時代に狭山湖にいるとのことで、行ったことがあります。広い貯水池のなかほどにポツンといるカンムリカイツブリをプロミナー(当時)で、かろうじて確認した記憶があります。
 そのカンムリカイツブリが、日本で最初に繁殖したと報告されたのは、1972年青森県の小川原湖です。2年後の1974年に蒲谷鶴彦さんは、録音に行っています。
 小川原湖には行ったことがありますが、とにかく広い。地元の鳥仲間が案内してくれたそうですが、苦労されたことと思います。それ以前にカンムリカイツブリがあまり鳴かず声が小さいことで、思うように録音できなかったとおっしゃっていました。ですから、カンムリカイツブリは野鳥録音では難題と鳥だと思っていました。
 それが今では、冬の東京湾では千羽単位の群れで見られ、南では琵琶湖まで繁殖しているのですから隔世の感があります。まして関東地方で繁殖期の声が録れるとは、蒲谷さんには申し訳ない気持ちになってしまいます。
 蒲谷さんの時代に録れた鳥が録れなくなり、録るのに苦労した鳥が簡単に録れるようになる。録音をしていると鳥は、時代とともに変化するものだと実感します。
北浦の周辺では、里山の風景が広がっていました。それだけに野鳥も多く、まだ使っていない音源がたくさんあるほどです。さらに、北浦のあとに涸沼にも行きましたが、翌日は風が強く思うような音が録れなかったのは残念です。
 北浦と涸沼は、コロナが収まったら、また行きたい場所です。

 2022年4月 放送予定
 3日 アオジ
10日 カンムリカイツブリ
17日 セグロセキレイ
24日 カイツブリ

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