番組・報道

2017年2月 8日 (水)

『朝の小鳥』スタジオ収録-オオタカなど

 今日は、文化放送にて来月3月放送分「朝の小鳥」のスタジオ収録でした。ちょうど、去年の3月に板橋区で取材した音源を中心に構成してみました。
 オオタカの鳴き声を録音しようと、一昨年も訪れたところです。だいたい午前中に行っていたのですが、鳴いても1声くらいで番組に使えるような音は録れませんでした。そのため、タイマーをしかけての録音を試みたところ、夜明け前後によく鳴いてくれました。2年越しで、成功したことになります。そのオオタカの声が、3月第1週です。
 緑地を見渡すことができるので、観察しているとオオタカがいるわりには小鳥が多いのです。シジュウカラ、メジロ、ウグイス、ヒヨドリ、ホオジロの鳴き声がたえず聞こえてきます。オオタカが、小さな鳥は捕りづらいのを知っているのでしょうか。また、オオタカいるおかげでカラス類が寄りつかないのも小鳥にとっては良い条件のようです。
 ただ、不思議だったのは緑地に隣接した住宅のTVアンテナにキジバトがとまって、鳴き続けていたことです。オオタカにとっては、ちょうどよいサイズの鳥ですから、大丈夫なのか気になりました。キジバトは、元気な成鳥であれば、すばやく逃げ延びることができるという自信があるのでしょうか。
2017年3月放送予定
 5日 オオタカ
 12日 シジュウカラ
 19日  ホオジロ
 26日  キジバト

2017年1月11日 (水)

『朝の小鳥』スタジオ収録-ウグイス

 本日は、文化放送にて『朝の小鳥』の2月放送分のスタジオ収録でした。
 2月は今までとは趣向を変えて1ヶ月間、ウグイスだけで構成してみました。最初は、明治神宮の地鳴き、ついで一碧湖のさえずり始め、大巌寺高原の本格的なさえずり、そしてポロト沼の北海道なまりのさえずりです。
 本当は、各地のウグイスの微妙な違いを紹介しようかと思ったのですが、番組は1週間に1回。先週との違いを示しても、おぼえていただいているとは思えず、地鳴きやさえずりの違いなど、基本的は話から始めました。
 ということで、北海道のウグイスのさえずりをアナウンサーの石川真紀さんに聞いていただいたら「ふるさと秋田のウグイスのさえずりに似ている」と懐かしそう。また「子供の頃、ウグイスはホーホケキョと鳴くと教わったけれど、そのように聞こえなくて疑問に思った」とのこと。ウグイスの多くが「ホーホケキョ」と鳴くのは、関東から南。それも、いろいろな個性があるのですから、奥が深いのです。そんな、ウグイスの声のいろいろ、楽しんでいただければと思います。

2017年2月放送予定
   5日 ウグイス 明治神宮・地鳴き
     12日 ウグイス 一碧湖・さえずり始め
   19日  ウグイス 大巌寺高原・さえずり
     26日  ウグイス ポロト沼・さえずり(北海道なまり)
       

2016年12月14日 (水)

『朝の小鳥』スタジオ収録-絶滅に瀕している鳥

 今日は、文化放送で『朝の小鳥』の来年1月放送分の収録でした。1月1日放送分のトキは、スケジュールの関係で先月に収録をすませています。そのため、残り4本の収録となりました。
 今回、取り上げたなかでもシマアオジが深刻です。私が1970年代に干潟の調査で、春国岱に行ったときには、ノゴマとシマアオジが数10mおきにハマナスにとまって、さえずっていた印象がありました。次の年に行った石狩川河口、さらに翌年のサロマ湖でも同様でした。それが、今では公表されている情報は、サロベツくらいです。
 北海道で、録音をしているH田さんによると、サロベツなどの日本海側とオホーツク海側では、鳴き方が違うとか。私自身、40年以上前に聞いた春国岱のシマアオジのさえずりをおぼえていないので何とも言えませんが、今や検証するのが難しい課題となっています。
 また、日本と同じ亜種(E.a.insulanus)はサハリンにも生息していますが、サハリンも風前の灯火とか。今回、使用した音源は2008年にサロベツで録音したものです。それから8年、サロベツのシマアオジは健在のようで、少しは安心しています。それにしても、毎年、大勢のカメラマンが訪れ撮影されているので写真は残るかもしれませんが音源はわずかしか残らないのは残念なことです。

2017年1月1日  トキ
       1月8日 オオトラツグミ
    1月15日  アカコッコ
       1月22日  ノグチゲラ
      1月29日  シマアオジ

2016年11月16日 (水)

『朝の小鳥』スタジオ収録-外来種の鳥たち

 来年の1月1日は日曜日、そのため地方局では前日に放送を行うところもあるため、今日のスタジオ収録は、来年の1月1日放送分を合わせて5本録りました。テーマは、外来種の鳥たちです。
 『野鳥』誌の先月号の書評で『外来種は本当に悪者か?』を取り上げるにあたり「外来種を良しとしている」と誤解されるのではないかという懸念がありました。この本の主題は、原題の”The New Wild”であって生態系の新しい考え方を示しています。もし言葉があるのでしたら、生態系観の提示といえるでしょうか。少なくとも、自然保護運動で自然を元に戻すという元とはどこなかという議論は考えるべき課題です。
 だいたいクレームをする人は、本も読まないで思い込みでクレームしますので、その対応まで編集担当のK島さんと考えていたくらいです。幸いなことに、今のところ編集部に意見も含めてクレームはないとのこと。ということで、「朝の小鳥」も外来種の鳥たちで構成しました。
 来年1月のテーマは、絶滅に瀕している鳥たちなのですが、12月のテーマとかぶせて、トキです。元旦は、めでたくトキの声で迎えていただければと思います。

2016年12月 4日  ガビチョウ
         12月11日  ホンセイインコ
          12月18日  ハッカチョウ
          12月24日  ソウシチョウ
2017年 1月 1日  トキ

2016年10月 5日 (水)

『朝の小鳥』11月分スタジオ収録-渡良瀬遊水地の野鳥

本日は、文化放送にて『朝の小鳥』のスタジオ収録でした。
 スタッフの皆さん、知識の泉みたいな人ばかりなので、収録の後も話がつきません。今日、話題になったのは鳥が飛ぶことから凧の話になり、ゲリラカイトはゲリラではなくゲイラカイトだと教えてもらいました。あのビニールでできた3角形をした凧です。ちなみに、ゲイラは発売したアメリカの会社の名前だそうです。1970年代のことですから、ときあたかもベトナム戦争まっさり。ベトコンやゲリラという言葉があふれていた時代で、てっきりゲリラだと思っていました。
 ところで、11月のテーマは、渡良瀬遊水地の鳥たちのカワラヒワ、ツグミ、ケリ、シメです。ケリは、今年の春から夏、日光に行くときにスペーシアの車窓から必ず見える田んぼありました。遠くに渡良瀬遊水地の堤防が見えるあたりで、まるで新幹線で岐阜羽島あたりを走っているような錯覚をしてしまいます。こうした風景が関東平野でも当たり前になってしまうのでしょうか。

2016年11月放送内容
 11月 6日 カワラヒワ
    13日 ツグミ
    20日 ケリ
    27日 シメ
   

2016年9月 7日 (水)

『朝の小鳥』10月分スタジオ収録-東京湾の野鳥たち

 本日は、文化放送にて『朝の小鳥』のスタジオ収録でした。
 10月放送分で、テーマは東京湾の野鳥たちです。谷津干潟のキアシシギとセイタカシギ、葛西臨海公園のモズとクイナ、そして茜浜のトビです。
 いずれも、秋の風景のなかで鳴き合う鳥たちのようすを音で表現できたと思っています。東京湾の海辺で残暑から秋風が吹く、季節が移り変わっていくようすも感じていただければと思います。
 収録前に、現在ラジオがいろいろ変化して行っていることを教えてもらいました。すでに、インターネットラジオで聞いている方も多いと思います。
たとえば、文化放送など民放はラジコ
http://radiko.jp/
NHKはらじるらじる
http://www3.nhk.or.jp/netradio/
です。また、FM波でAM波の放送局を聞くことができるワイドFMがあります。いずれも、ステレオはもちろんのこと、高品位な音質で聞くことができます。
 さらに来月から、放送終了したあとも放送を聞くことができるポットキャストが試験的に行われるとのことです。『朝の小鳥』のように早朝の番組でも、あとで聞くことができるわけですから、これは朗報です。これからのラジオがどう変化していくのか、ラジオ好きの私には楽しみです。

2016年10月放送内容
10月 2日 キアシシギ
     9日 モズ
   16日 トビ
   23日 セイタカシギ
   30日 クイナ

2016年8月24日 (水)

『朝の小鳥』9月放送分収録-幼鳥たちの鳴き声

 本日は、浜松町にある文化放送で『朝の小鳥』のスタジオ収録でした。
 来月の放送分の収録です。9月は、鳥は静になり、企画に毎年苦労しています。今年は、巣立った幼鳥たちの声で、構成してみました。そのため、芝川第一調節池、日光、軽井沢、大久保農耕地と収録場所は、いろいろです。
 野鳥の声に関わって幼鳥は、成鳥とは違った鳴き方をする種類が多いことに驚きました。ところが、鳴く期間は短いため、聞く機会も少なくあまり知られていません。録音仲間には知られた話ですが、あの蒲谷鶴彦先生ですらフクロウの幼鳥の声がわからず、長い間テープには不明と書かれていました。偶然、飼育されているフクロウの幼鳥が鳴いているのを聞いてわかったのですが、それまで5年かかったと言っていました。当時のレコードに収録されていることもなく、図鑑にも書かれてないのですから無理もありません。
 今回、紹介するヨシゴイの幼鳥もヨシゴイとわかるのに3日かかりました。先生の5年越しの解明に比べればどうってことはありませんが、どこにも情報がなかったのですからしかたありません。
 鳥のなかには、親鳥の声の片鱗すらない鳴き方をする若鳥がいます。たとえば、フクロウもそのひとつです。成鳥の雄は、開けたところで声を遠くまで響かせるために低い声、若鳥は森の中にいるので葉などの隙間を通り抜けて遠くまで聞こえる高い声で鳴くと、説明できます。なぜ鳴き声が違うのかは、その鳥の生活に深く関係しているはずですから想像するのも楽しいです。
 今、野鳥録音をしていると、不明の鳥の声がたくさん録れます。そのいくつかは、若鳥の声の可能性が高いと思っています。これまた、いつか解明されるのが楽しみです。
2016年8月の放送内容
 9月 4日  ツバメ
   11日  シジュウカラ
   18日  フクロウ
   25日  ヨシゴイ

2016年7月20日 (水)

『朝の小鳥』8月放送分収録-大巌寺高原

 今日は、浜松町にある文化放送にて『朝の小鳥』のスタジオ収録でした。エレベーターの前で、大竹まことさんとすれ違いました。私より年は1つ上ですが、あのいぶし銀みたいな風格のある年取り方はあと1年でなれるはずもありませんね。
 さて、気を取り直してスタジオ収録、本番です。8月の放送分の収録でした。
 8月のテーマは、去年訪れた大巌寺高原の野鳥たちです。新潟県の南部、周辺の有名な地名では松之山温泉でしょう。松之山温泉を通って、さらに奥に行くと棚田の広がった風景があって、さらに行くと大巌寺高原となります。周辺には、ミズナラやブナの森が広がり、ノジコとアオジ、コサメビタキとサメビタキの区別に迷いながらの録音でした。
 とくかく朝、アカショウビンの声で目が覚めるのは最高の贅沢でした。おかげで、ばっちりと目が覚めました。そんなエキサイティングな録音から、いいとこ選んで番組を構成してみました。

2016年8月の放送内容
 8月7日 アカショウビン
   14日 ホトトギス
    21日 ニュウナイスズメ
     28日 カッコウ
    

2016年7月15日 (金)

来週から夏休み、ということで「夏休み子ども科学電話相談」

 今年も来週から、NHKラジオの「夏休み子ども科学電話相談」の放送がはじまります。
 なんでも、今年で33年目だそうで、最初の頃の放送で質問した小学生は40才になっているかもしれないと思うと凄い番組です。
 今年は、高校野球の代わりにリオ・オリンピックが間に入ります。去年から出演回数を減らしてもらいましたので、出演日は2回です。同じく鳥の中村忠昌さんが3回となりますので、合わせてよろしくお願いいたします。
 私の出演日は、7月22日と8月2日、中村さんが7月27日、28日、8月23日となっています。どうぞ、野鳥についての質問をお寄せいただきますよう、お子様、お孫さんにお願いしてください。
 放送時間や他の先生方のスケジュールは、下記のサイトでご確認いただければ幸いです。
 http://www.nhk.or.jp/radiosp/kodomoq/index.html

2016年6月22日 (水)

『朝の小鳥』7月放送分収録-白河の森

 今日は、文化放送にて『朝の小鳥』のスタジオ収録でした。
 今回、テーマはかなり悩みました。7月は日曜日が5回、たっぷりできます。悩んだすえ、先月に行った白河の森の野鳥たちにしました。
 白河の森は、三菱製紙の社有林です。かつては、軍馬の放牧地であったところに、紙を作るため植林をして40年、今では立派な森になりました。先日、講演を依頼されての来訪。たった1泊でしたが、野鳥が多くいろいろな音が録れました。それだけに音作りもシナリオも苦労しないで、そうそうに完成。お陰さまで、本番も順調に収録できました。
 いわば、録って出しの番組制作となりました。

2016年7月の放送内容
 7月3日 トラツグミ
   10日 ノジコ
    17日 クロツグミ
     24日 コゲラ
     31日 ヒガラ

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