番組・報道

2023年8月10日 (木)

「朝の小鳥」70周年特別番組のお知らせ

 本日、退院いたしました。
 今回は,長かったです。1月以上、入院していると、病院食のメニューが一巡することが分かりました。
ということで、明日放送予定の「朝の小鳥」70周年特別番組愚のお知らせが間際になり、申し訳ございません。
明日、昼12時より放送されます。

 

【特別番組概要】
放送局:文化放送
番組名:『朝の小鳥 70周年記念特番 〜鳥たちの声を追って〜 』
放送日時:2023年8月11日(金・祝)午後12時00分~12時55分
出演:松田道生、鈴木純子(文化放送アナウンサー )

 

下記サイトが詳しいです。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000196.000007381.html

 

 なんとか、自宅で特番を聞くことできます。
なお、文化放送を聞くことができるエリアでは、radikoにアクセスすれば無料で1週間、いつでも聞くことができます。今やラジオは、ネットで聞く時代になってしまいました。
 なお現在、治療の夏休みという感じです。ですので、コメントやメールへの返事は、できないことがありますのであらかじめご了承願います。

2023年5月10日 (水)

『朝の小鳥』スタジオ収録

本日は文化放送の『朝の小鳥』のスタジオ収録でした。
今日収録した来月放送分からは、山階鳥類研究所特任専門員の岡村正章さんにバトンタッチしています。私は、サポートの立場になります。邪魔にならないようお手伝いができたらと想っています。
 本日は収録はもとより、70周年を迎えた番組ついての取材が重なりました。収録前には新聞社があり、収録後は日本野鳥の会の「野鳥 誌と盛況ぶりです。日本野鳥の会からは編責任者の柵さんはじめ佐藤さんが来てくれました。写真は、取材風景です。

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1時間ほどのインタビューをスタッフとともに受けました。野鳥の魅力を雑誌として伝えてきた編集担当だけに、ラジオで野鳥の鳴き声とナレーションでその魅力を伝えることに感心してくれました。そつのない質問が続き、楽しいインタビューでした、私は、改めて音の力とスタッフの努力に感謝です。
 岡村さんの番組構成は、いきなりタマシギ登場。なんでも、お住まいの近くで録音した音声を中心bに構成したとのこと。これかららどんな鳥の鳴き声が登場するのか楽しみです。
 私のほうはコロナ禍と体調もあって、なんと3年以上も文化放送に行っていないことに気がつきました。久ぶりに浜松町に行ったら、目の間のビルが無くなり駅と直結していたコンコースがなくなっていました、時の流れを感じた次第です。
 いずれにしても、これからも引き続き「朝の小鳥」をよろしくお願いいたします。

2023年3月15日 (水)

『朝の小鳥』スタジオ収録-4月は六義園の渡り鳥

 今日は、文化放送の『朝の小鳥』のスタジオ収録でした。
 私はリモートで参加、スタジオではO村さんに立ち会ってもらいました。
 4月のテーマは、六義園を通過して行く夏鳥たちの歌声です。
いずれの音源も、六義園で実際に録音した鳥たちのさえずりを使用しています。
 六義園は、東を本郷通り、西を少し離れて白山通り。南を不忍通り、北は山手線などが走っています。10数分も車で行くと大学病院が多いので救急車両がしょっちゅうサイレンを鳴らしながら通ります。また、特有の形からヘリコプターなどの航路の目印になっているらしく上空を通過する航空機も多く、とにかく環境音が大きなところです。
 これに加えて来園者の話し声や足音もあって、野鳥録音には最適な環境とはいいがたいところです。おそらく、多くの都市公園での騒音は、この六義園なみだと思います。それだけに、いかにクリアに録るか、編集できるかが腕の見せ所です。
 録音するときは、少しでも近くで録るのが基本です。六義園は順路が縦横にありますので、周り込んで近づくことができます。これは、都市公園のいいところです。
 あとは、コンピュータのアプリ次第。とくにノイズリダクションというコマンドは救世主です。以前ならば、捨てていたような音源を生き返らせてくれます。たとえば、ウグイスが「ホーホケキョ」と鳴けば、最後のところは0.何秒か音が残り残響音となります、この音量は周辺のノイズと同じボリュームのところもあるはずですから、ノイズを取るといっしょになくなっていまします。以前は、そうでした。ところが、最近のアプリではこの断橋音を残してくれます。
 日光で録音した音源は、そのまま5分間取り出せば番組で使えることがあります。しかし、六義園で録音したものは、5分編集するのに1時間はかかります。それでも後ろでハシブトガラスが鳴いて都市公園らしい音ができたときは、うれしいですね。
 というjことで、六義園を通過して行く夏鳥たちのさえずりを楽しんでいただければと思います。
 
4月の放送予定
2日 キビタキ
9日 オオルリ
16日 メボソムシクイ
23日 ホトトギス
30日 マミチャジナイ 

2023年2月15日 (水)

『朝の小鳥』スタジオ収録-3月は鳥にまつわる言い伝え

 今日は文化放送の『朝の小鳥』のスタジオ収録でした。
 3月のテーマは、鳥にまつわる言い伝えです。鳥の声を聞きながら、言い伝えの解説を聞いてただきます。言い伝えは、昔の人がよく鳥を見ていたなあと感心させられる事例が多いのですが、厳選しての4編です。
 ただ、最近の人はこうした言い伝えを知らないことが多くてびっくりさせられます。日本人の知識ともいうべき、言い伝えを番組にすることで、少しでも後世に伝えることができればと思います。
 今日はO村さんが、見学にいらっしゃいました。本当は、私がスタジオをご案内し番組収録のようすも紹介する予定でした。しかし昨日、抗がん剤の投与日で、本日の体調が完璧でないため申し訳なかったのですが、私はズームでのご紹介とさせていただきました。
 また、本日よりスタジオの機材が新しくなりました。そのため、M馬さんが最初はとまどってしましたが、あとはいつもの通りスムーズに番組収録が進行。若い人は機材慣れが早いです。
 ということで、来月もよろしくお聞きいただければ幸いです。

 

3月の放送予定
5日 カケスの雲溜め
12日 イスカの嘴のくいちがい
19日 メジロ押し
26日 ツバメが巣を作ると

 

 

2023年1月18日 (水)

『朝の小鳥』スタジオ収録-2月は舎人公園

 今日は『朝の小鳥』のスタジオ収録でした。
 2月のテーマは、舎人公園です。
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 この公園は、家からもっとも近い探鳥地の一つです。公共の交通機関の乗り継いで1時間以内にたどりつけます。その広さ65 ヘクタール。六義園の7倍以上はあります。ほぼ四角形をしていて、そのなかのもっとも長い辺は1キロメートルもあります。
 はじめてあしだちの会の探鳥会で案内してもらった時は、あまりの広さに驚きました。
 多目的公園のため、遊戯施設のあるエリア、芝生広場、バーベキュー広場など、自然度の低い環境もありますが、中央の池と南の一角にある自然観察園(写真)が野鳥の多いところです。
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 ただ、人声と周囲を道路に囲まれているため、どうしても騒音はさけられません。「会社が倒産してしまって・・・」なっていう会話が聞こえて来ると身につまされます。
 まずは、長時間録音して鳥が啼いていて静かなところをつないで人に聞かせられる音に加工しなくてはなりません。
 ただ、池のカモ類やカイツブリ、バン、オオバンは人慣れしていて近くまで来て鳴いてくれます。こうしたチャンスに録音すれば、思いの他クリアに録れ、野鳥録音も楽しめる公園です。・
 そんな舎人公園の野鳥たちが、少し春を感じているようすを番組にしてみました。
  
2023年2月 放送予定
5日 キンクロハジロ 
12日 ユリカモメ
19日 オオバン
26日 カイツブリ

2022年12月15日 (木)

『朝の小鳥』スタジオ収録-来年1月は日本三鳴鳥と三霊鳥

 昨日は『朝の小鳥』のスタジオ収録でした。
 来年の正月にむけての収録です。
 正月らしいネタを考えたすえに、三鳴鳥と三霊鳥が思い浮かびました。1月は5週ありますが、合わせたら6種類になり1日たりません。しかし、ウグイスが三鳴鳥と三霊鳥のどちらにも入っていますので、ちょうど5種となり面白い構成になりました。
 ブッポウソウの鳴き声は、岡山県吉備高原まで行って録音しました、ただ、あまり癒やされる声ではないため、番組では使ったことはありませんでした。今回、コノハズクの鳴き声との比較でやっと日の目を見たことになります。
 三鳴鳥と三霊鳥の鳴き声を聞くことで、日本人が鳥たちの鳴き声をあがめたり楽しんだりした感覚を今に伝えられればと思います。
 白状しますと、去年2回ミスをしました。1回は録り直しをしてもらいました、今年は12月最後の収録を迎えて、ミスはゼロの自信があったのですが、最後の最後で大きなミスをしてしまいました。
なんと最後のジュウイチの音源は、編集前のファイルを渡してしまっていたです。ですから、音を流すと「ゴーッ」という音のなかでジュウイチが鳴いていることになります。最初は、機械が壊れたかと思いましたが、どうも違います。
 すぐに、手元のファイルを確認すると未編集のものを送っていることに気がつきました、おそらく送るためのフォルダーにコピーするときに、ファイルを間違えて入れてしまったとしか考えられません。もちろん、編集済みのファイルがありますので、すぐにデータ便で送り事なきをえました。
 もし、私がスタジオにいたら対応できないリカバリーですし、昔ならばバイク便を飛ばすか、タクシーで持って行かなくては鳴らない事態です。なんと時間のロスはわずか5分ほどで解決することができました。リモートならではの対応で、リカバリーできたことに、ちょっと新鮮な驚きでした。
 また、鈴木さんと門馬さんに編集前と編集後の音を聞いてもらう滅多にない機会ととなり、現在の技術のすごさを知ってもらうこともできたのは不幸中の幸いでした。
  
2023年1月 放送予定
1日 コマドリ
8日 オオルリ
15日 ウグイス
22日 コノハズク
29日 ジュウイチ

2022年11月24日 (木)

『朝の小鳥』スタジオ収録-12月は謎の鳴き声

 本日は『朝の小鳥』のスタジオ収録でした。
 来月のテーマは、謎の鳴き声の解明です。
 拙ブログの記事では、不明の鳴き声を取り上げていますが、なかなか番組として構成するのは難しく懸案となっていました。というのも、まったくわからなければ紹介のしようがありません。また、多くが短い声だったり録音状態もよくなく、5分間の番組に耐えられるような音でないからです。
 そうしたなかで、三宅島で録音し最初はオオコノハズクと思われていたツツドリ、蒲谷鶴彦さんが解明したフクロウの幼鳥、3日通いTさんの協力を得て姿を確認してわかったヨシゴイの幼鳥、葛西のクイナの冬に聞いた声をお聞きいただきたいと思います。また、普通のツツドリの鳴き声、フクロウとヨシゴイの親鳥の声、クイナの夏の鳴き声も紹介しながらの構成です。
 今回、三宅島のツツドリの鳴き声を聞くと、テンポや雰囲気はやはりツツドリ。音の高さと音質は異なりますが、なぜあのときツツドリの名前が出てこなかったのか不思議です。編集し加工して聞きやすくすると、だんだん普通のツツドリの鳴き声に消えてきてしまったのです。
現地で聞いたときは、小犬のようにも聞こえる鳴き声だったのです。もちろん私だけではなく、ベテランの鳥仲間も聞いて首をかしげていたのですから、わからなかったことは事実です。音の要素のなかに、本来のツツドリの”本質”のようなものがあるのでしょうか。  

2022年12月 放送予定
4日 ツツドリ
11日 フクロウの幼鳥
18日 ヨシゴイの幼鳥
25 日 クイナ、冬の声

2022年10月20日 (木)

『朝の小鳥』スタジオ収録-11月は鳥のトリビア

 昨日は『朝の小鳥』のスタジオ収録でした。
 来月のテーマは、去年評判の良かった鳥のトリビアです。
 トリビアネタはいくらでもありますが、なかなか鳴き声といっしょに話ができて、違和感のないテーマとなるとかなり限られ苦労しました。
 「ドバトはなぜ首を振って歩くのか」は。NHKラジオの夏休み子ども科学相談でもよく電話がきました。また、観察会などでもよく質問を受けます。身近な鳥を観察する良いテーマだと思い取り上げました。しかし、ドバトの鳴き声が「朝の小鳥」に登場するのは、放送以来初めてかもしれません,私は初めてですし、蒲谷鶴彦さんは録音できないで苦労されていました。たしか『野鳥大鑑』の制作のためにやっと録音できたと記憶しています。そのころは「朝の小鳥」の 放送予定をいただいていましたが、ドバトはなかったと思います。ちょっと記念すべき回となります。
 写真は、スタジオの門馬さんとZoomのようすです。鈴木さんへのキューの指示が優しげです。私は、マルチスクリーンで、上の画面にシナリオを表示させて確認しながら、進行具合をチェックします。

Studio

2022年11月 放送予定
6日 オシドリはオシドリ夫婦か・再考
13日 なぜマガンは隊列を組んで飛ぶのか 
20日 なぜハトは首を振るのか
27日 チドリはチドリ足か

2022年9月22日 (木)

『朝の小鳥』スタジオ収録-10月は神島

 昨日は『朝の小鳥』のスタジオ収録でした。
 来月のテーマは、三重県の神島です。申しわけございませんが、このコロナ禍と私の体調から思うように取材ができず、過去の使用していない音源を元に構成しています。
 神島の取材は、まだDATで録音していたの時代で1996年10月です。亡くなってしまった鳥友の樋口行雄さんと鳥羽市から神島を案内してもらった思いの出の取材です。
 いつも不思議に思っているのですが、タカの渡りが早まったことについて、あまり語られていません。伊良湖岬、神島ルートでサシバが10月に渡るというのが、発見されたのは1970年代のことです。当時は、渥美半島にある汐川河口のシギチドリが有名で、渡り鳥を見に行った地元の方が、たまたま伊良湖岬で休んでいるときにサシバが渡って行くのを発見して、知られるようになりました。
 私も当時、4,5回は通ったでしょうか。いつも汐川河口のシギチドリとセットのバードウォッチングを楽しんだものです。ただ、多いと500人もののバードウォッチャーが集まるようになりましたので、人の少ない神島に行ったことになります。今までの経験から10月10日を目指して行っています。
 ところが、最近の白樺峠などの情報を見ると、9月上旬から渡りが見られ、中旬が最盛期となっています。およそ1ヶ月早くなっています。
 実は、伊良湖岬も早く行けばもっと渡っているのではないかと思い、9月20日前後に行ったことがあります。残念ながら1羽のサシバも渡らず、やはり10月中旬でなければダメだと思ったものでした。
 9月に渡りが見られるのは、白樺峠だけではなく各地のことですから、渡りのタイミングは変化するものなかのか、興味のあるところです。
 ということで、神島の野鳥たちをお楽しみいただければ幸いです。

 

2022年10月 放送予定
2日 サシバ
9日 ヒヨドリ 
16日 メボソムシクイ
23日 ウグイス
30日 スズメ

2022年8月23日 (火)

『朝の小鳥』スタジオ収録-9月はコラボ

 ちょっと時間がたってしまいましたが、17日に文化放送の『朝の小鳥』のスタジオ収録を行っていました。
 来月のテーマは、2種類の鳥や生き物で構成してみました。自然のなかで、1種類だけが鳴いていることは多くありません。自然が豊かであればあるほど、いろいろな生き物の鳴き声が同時に鳴き、録音されてしまいます。
 そうなると、聞いている人は鳴き声の区別が付かなくなってします・そのため、できるかぎり1種類に的を絞り、解説しています、
 ところが、2種類同時に鳴き声を聞くことで、雰囲気がより出ることが分かりました。相乗効果で、自然の音により深みがでる感じです。
 今まで、お蔵入りにしていた鳴き声を構成しなおしてみました。
 いかかでしょうか。

2022年9月 放送予定9月
4日 シロハラ+センダイムシクイ
11日 オオルリ+カジカカエル
18日 ノジコ+アカゲラドラング
25日 コノハズク+ムササビ

 

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