徒然

2017年3月26日 (日)

怪音-芝川第一調節池

  昨日の芝川第一調節池は、野鳥が多くそれも活発に活動している印象がありました。カワウの巣には雛が顔を出しよく鳴いていました。また、キジが鳴き、シジュウカラが追いかけあい、もう繁殖期まっさかりの鳥もいます。また、いつも単独でいるウグイスが数羽いっしょにいて、移動の準備をしているようです。同じように、いつもは寝ているコガモやキンクロハジロなどのカモたちが縦横に泳ぎ回り、これから始まる渡りにハイになっている感じです。このほか、サンカノゴイが悠々と飛ぶなど、たえず出会いがありました。
 この早春の雰囲気を録ろうと、録音機をしばらく池のほとりに置いておきました。コガモ、オオバン、カイツブリの鳴き声、ホオジロの地鳴きが録れました。録音しているときに気がついたのですが、とても低い音が連続して聞こえました。生きもの系の声とは思えません。といって機械音とも思えません。地響きのように聞こえます。
 PCM-D100で録音。ボリュームのアップ、ノイズリダクションをかけています。



 音は、150Hz以下のかなり低い音ですから、再生装置によっては聞こえないかもしれません。ボリュームをアップしたことで高めの音も増幅され軽い感じに聞こえますが、実際は腹に響くように聞こえました。時刻は12時30分頃です。最初に小さく鳴り、次にもっとも大きな音がして、だんだん小さくなります。全部で8回、音がします。間隔は、0.8~1.2秒前後で少し不規則です。ステレオ録音で左右のバランスはほぼ同じですから、正面の西から聞こえて来たことになります。
 西の方向は、調節池で500mの幅で水面が広がっています。この水面から聞こえてくる感じです。その先には造成地などがありますが、土曜日なので工事は行われていないと思います。また、時刻から昼休みなので人工音は少ない時間です。
 音の間隔から人工音の可能性も捨てきれませんが、とりあえず謎の音としてアップしておきます。

2017年1月 1日 (日)

あけましておめでとうございます

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 東京地方は、穏やかな元旦を迎えています。
 六義園からアトリの声が来ます。つかのまの静かな日本庭園を楽しんでいることでしょう。
 去年は、今までなく多忙でした。今年は、2年分野鳥たちの出会いを楽しみたいと思います。
 皆さま方におかれましても、野鳥たちとの素晴らしい出会いがありますことをお祈りいたしております。

2016年10月15日 (土)

デジスコ通信に投稿-「何が楽しいんですか?」

  昔、鳥を見ていると言うとよく言われたことです。
 最近は「良いご趣味ですね」が多いですが、久しぶりに言われました。
 考えてみると、それだけバードウォッチングが市民権を得てきたことになりますし、先人の努力のたまものだと思います。
 これから先、「鳥を見ている」と言ったら何と言われるのでしょうか。今の私たちの行動にかかっていることになります。
 下記URLで、お読みいただけます。
 http://www.digisco.com/mm/dt_96/toku1.htm

2016年9月10日 (土)

『鳥の道くさ』を閉じます

 ちょうど2000年9月に拙サイトの『鳥の道くさ』をアップしました。NiftyのサービスのいっかんとしてのWebサイトでした。ところが、Niftyより2016年9月29日でサービスの終了との通知がまいりました。もちろん、新しいサービスで同じようなサイトの運営は可能なのですが、これを機会に終了することにいたしました。
 おもえば、このサイトは『野鳥を読む』(1994)の巻末に掲載した野鳥関連の本のリストを中心に作り上げました。このリストは、明治から1994年までの日本国内で発行された鳥が内容に書かれている本と関係者が著した書籍のリスト1,784件です。私にとって、鳥の本を調べることが仕事のなかで大きなウエイトを占めます。ですので、他の方にも役に立つのではないかと思ってのデータの公開でした。
 ただ、もう22年たって、その後も多数の書籍が発行されています。また、大阪の早川貞臣さんが、全国を回って地方書も広い集めて、立派なリストを作ってくれました。もはや拙リストは、時代遅れとなりました。
 これ以外の旅行記なども、同じ場所を訪れる方のお役に立てればと思っての公開でした。しかし、すでに情報は古くなってしまい、かえって誤解や迷惑をかける可能性も出てきました。くわえて、更新もせずそのままになっております。
 そのため、今回のNiftyのサービス終了とともに拙サイトも終了させていただきます。サービス終了の9月29日までは、そのままにしておきますので、下記URLでご覧いただけます。

http://homepage2.nifty.com/t-michikusa/

また、このサイトとリンクを張っている方、お手数ですがリンクを切っていただければと思います。さらに、今後情報が必要な場合は、直接メールなどいただければわかる範囲でお答えいたします。
 いずれにいたしましても、長のおつきあいありがとうございました。あつくお礼申し上げます。

2016年7月29日 (金)

なぜ良い時ほど録音に失敗するのか

 なぜ、忙しいとコンピュータは壊れるでしょう。先日、ハングアップしたので強制終了しました。しかし、再起動させるとループしてしまい起動しません。修理に出したらハードデスクが寿命ということでした。データは、別のハードデスクに保存しているので大丈夫ですが、5年分のメールが霧散してしまいました。ということで、アドレスが分からなくなってしまった方がたくさんいます。これから失礼があるやと思いますが、お許しください。まあ、5年6ヶ月使っているので無理もないと思いますが、よりによってこの忙しい最中に故障しなくてもと思ってしまいます。
 ところで、野鳥録音をしているとなぜか珍しい鳥が鳴いてくれたり、素晴らしいコーラスに遭遇すると、まったく音が録れていないことがあります。DATの時代は、テープとバッテリーの残量を絶えずチェックしていましたので録音状態も同時にわかり、失敗はまずありませんでした。しかし、メモリ録音機の時代となって簡単便利になった反面、失敗も多くなりました。これが、何度も同じ失敗を繰り返したり、思わぬ失敗をするのですから困ったものです。それも、なぜか良いシーンで失敗するのですから、かなりへこみます。
 ということで、メモリ録音機による失敗例を紹介いたしました。これは、ただいま日本野鳥の会などが行っている全国鳥類繁殖調査の調査員向けのレターニュースに投稿したものです。現在、パナソニックから寄付してもらった100台の録音機が全国で稼働しています。さらには、所有している録音機も引っ張り出されて活躍していることでしょう。皆さんのお役に立てばと思い恥を忍んでの寄稿です。
 下記のURLで読むことができます。野鳥録音家の皆さん、ぜひ参考にしてください。
 http://www.bird-atlas.jp/news/banews05.pdf

2016年7月14日 (木)

やっとハシブトガラスの幼鳥-六義園

 今年は、いろいろいつもの年とは違う季節の変化があります。
 ひとつは、ハシブトガラスの幼鳥の声がいつまでたっても聞こえなかったのです。今日、やっと聞くことができました。1羽の幼鳥がクスノキにとまって鳴いていました。他のハシブトガラスが近づいてくると親鳥が威嚇の声を出し、追い払う行動が見られました。
 PCM-D100で録音、ボリュームのアップ、ノイズリダクションをかけています。



 いつもの年ならば、6月上旬に六義園で聞くことができます。基本、六義園では巣落としをしていますので、六義園のものではありません。周辺の住宅地で繁殖したハシブトガラスが幼鳥を連れて六義園にやってくるのが恒例なのです。だいたい、5月下旬に巣立ち、六義園に入ってくるのが6月上旬ということになります。親鳥が食べ物を探している間、幼虫は樹冠部にとまって、ときどき鳴いています。甘えたような声なので、幼鳥とすぐわかります。
 それが、今年は7月中旬となりました。およそ1ヶ月半、遅れました。ハシブトガラスの繁殖のスケジュールは年によって多少の早い遅いがあるようですが、1ヶ月半も遅いことはありません。この間、訪れた浮間公園では、幼鳥が何羽も飛びまわっていましたから、六義園周辺にかぎったことなのかもしれませんが、今までにない状況です。
 このほかにも、六義園周辺でいつもの年と違うことがいくつかあります。昆虫では、ヒグラシの声がまだきこえません。夕方、飛ぶイエコウモリの姿が見えません。鳥では、メジロのさえずりが朝夕、聞こえるはずなのですが今年はないですね。
 メジロのさえずり、ハシブトガラスの繁殖、ヒグラシ、イエコウモリから共通することがらを見いだすことはできませんが気になっています。 

2016年6月13日 (月)

キビタキの多い森って-日光阿世潟

 日光野鳥研究会の自然観察会のため、週末は日光でした。
 中禅寺湖の南岸、歌ヶ浜からイタリア大使館、八丁出島の先まで行き、往復しました。天気は、晴れ間の多い曇り、涼しい湖畔の道を歩きました。涼しさのせいか季節のせいか、エゾハルゼミの声はわずかで、野鳥の声がよく聞こえました。
 いちばん良く聞こえて見えたのは、キビタキ。1kmくらいの行程に、6~7羽はいたと思います。実感としては、100m歩くと1羽が鳴いているという感じです。声も姿も美しい鳥なので、会えるとうれしいのですが、キビタキが目立つ森、ちょっと疑問になりました。
 というのは、森の風景がこうなっているのです。
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  シカのおかげで、林床にはほとんど植物がありません。このあたりは、以前ササで覆われていたところです。今残っているのは、シカが食べない毒のあるクリンソウやコバイケイソウなどです。一見、掃除されたみたいにきれいなのですが、以前の風景を知っている者にすると異様です。ササがなくなったおかげで森が乾いてしまい、いくつもあった流れが1本もなくなっていました。そして、ササがないので、ウグイスのさえずりをひと声も聞くことができませんでした。
 今、シカたちは、地面にある植物を食べ尽くし、首が届く範囲の樹木の葉を食べています。ですから、森のちょうど人の背丈くらいから下は、緑がほとんどないのです。
 キビタキは、中層木の鳥です。樹冠部でもなく、林床でもなく、森の中程の灌木を主なすみかにしていると思います。ですから中層木のない、きれいに管理された植林地のスギ林では少ない鳥です。
 ということで、キビタキの領域がかろうじて残っていてことになります。以前ならば、ウグイスがさえずり、道際の地面でアカハラがピョンピョン跳ねながら食べ物を探していたところです。今では、こうした鳥たちがいなくなって、キビタキが目に付くようになったことになります。
 キビタキには罪はないのですが、キビタキばかり目に付く森は不自然に感じました。

2016年5月18日 (水)

小鳥が録音機にとまった-戦場ヶ原

 戦場ヶ原に置いた録音機に、小鳥がとまった音が入っていました。YAMAHA W24でタイマー録音。前後をカットして切り出しただけで、編集加工していません。



 時刻は午前4時22分、羽音がしてトンと近くにとまった音がします。さらに、近づいてきてより大きなとまる音、このときマイクにとまっているかもしれません。そして、ちょっと離れて、軽い羽音を残して飛び去っていきました。この間、およそ30秒です。
 小鳥たちがさえずり始めたのは、4時からでした。ひとしきりさえずった雄が朝ご飯を探しての飛来でしょうか。それとも雛に与える食べ物を探しに来た雌かもしれません。前後では、シジュウカラとヒガラが近くでさえずっています。録音機は地面に置いていますので、地面に降りることの多いシジュウカラの可能性があります。
 タイマー録音のおかげで、小鳥の息吹をとらえることができました。  

2016年5月 2日 (月)

六義園、今朝の謎の声

 このところ、繁殖調査をひかえてPanasonic SX455のタイマー録音の実験をしています。ちゃんと作動するか、電池の持ち具合、天候の影響などをチェックしています。本日、早朝に六義園へ向けてベランダに置いておきました。あわよくば、渡り途中の夏鳥のさえずりが録れないかと思って仕掛けました。タイマーは、午前3時30分から6時30分までの3時間、2Gとなります。六義園で早起きの鳥はハシブトガラスですが、同時にゴイサギの声も入っていました。昼間は見つけられませんので、どこで寝ているのでしょう。
 さて、聞いたことのない声も入っていました。生き物の声でよろしいかと思います。ボリュームのアップ、低音のカット、ノイズリダクションをかけています。



 時刻は午前4時25分です。ちなみに、ハシブトガラスが鳴き始めたのが3時50分、シジュウカラが、この声の2分後の4時27分からさえずり始めました。謎の声は、小鳥が鳴き始める時間に鳴いていることになります。声は、2分にわたって5回鳴いています。「キュウ」と聞こえ、1,200~1,500Hzの高さの声です。特徴的なのは、倍音が何層にも見え、7層9,000Hzまであります。
 大きなファイルはアップできませんので、モノラルに変換して、1分ほどに編集していいます。そのため、声と声との間は詰めています。それでも、だんだん近づいて来て遠くなっているのがわかると思います。最後の二声は間を詰めていませんので4秒ほどの間に、声が小さくなっているのでそこそこの速度で移動をしていることがわかります。と言うことは、飛んでいる可能性があります。まずは、鳥類なのでしょうか。
 これから繁殖調査で、SX455が全国で100台稼働するになると、このような謎の声がどんどん録れることでしょう。 楽しみです。

2016年4月 2日 (土)

江戸家猫八さんが・・・

 江戸家猫八さんが、お亡くなりになりました。
 先日の「徹子の部屋」に出演されたとき、たいへん痩せていたので心配はしていたですが、まさかお亡くなりになるとは思ってもみませんでした。私と同じ年でもあり、たいへんショックです。
 猫八さんとはじめてお会いしたのは、1979年7月1日です。日本野鳥の会が、新宿野村ビルで行った「第1回鳴きまね日本一コンクール」でした。猫八さん(当時は小猫)が司会、私は審査員の一人でした。この時の優勝者の中学生が、ブログ「野原から」のS木♂さんでした。S木♂さんのことは猫八さんもよく覚えていて、「ぜひ会いたい」と言っていましたので、二人を引き合わせたいと思っていたのですが、これが叶わぬこととなりました。なんとも悔やまれます。
 これ以降も猫八さんとは、覚えているだけで雑誌の対談3回、トークショー3回、テレビの共演1.5回(0.5回分は別撮り)など、仕事をさせていただきました。このほか、パーティやらイベントでごいっしょする機会は何回もありました。そうそう、蒲谷鶴彦先生のお別れ会にもおいでいただき、心のこもった弔辞を賜りました。
 猫八さんは、タフという印象があります。寄席の芸人なんて青白い顔をしているものですが、いつも日に焼けていました。以前、テレビの取材で奥日光の戦場ヶ原を歩いたことがあります。拙ブログの記事にしています。
  http://syrinxmm.cocolog-nifty.com/syrinx/2011/05/post-d796.html
 この時は、赤沼に午前7時に集合。中禅寺湖畔に泊まった私は5時半に起床。いろは坂を登って来なくてはならない猫八さんはもっと早く起床しているはずです。そして、取材をしながら戦場ヶ原を縦断しました。湯滝に着いたときは午後2時近くとなり、やっと昼食。番組はせいぜい20分くらいなのですから、これで終わりかと思ったら、さらに上の湯の湖まで行こうとのこと。おかげで、湯の湖では珍しいミサゴを見ることができました。ここでシメのコメントを録られて、ようやく終了かと思ったら「せっかくだから、もう一度戦場ヶ原をもどる」との提案。電車の予約時間の関係で私はここで失礼させていただきましたが、足取りが軽やかな猫八さんに比べて、若いテレビ局のスタッフの後ろ姿は疲れていましたね。この時、ネコはネコでも野生のネコなんだなあと思ったものです。また、仕事に対しては全力を注ぎ、手を抜くことのない猫八さんの姿勢に驚きました。そういえば、トークショーで「芸でお客さまによろこんでもらうためには健康でなくてはならない、そのために普段から鍛錬している」と舞台の上でスクワットを披露してくれたことを思い出しました。そんな、タフな猫八さんがお亡くなりになるなんて信じられません。
 いつか猫八さんから、物まねから見た野鳥の鳴き声の本質なんっていう課題を語ってもらおうと思っていただけに、残念でなりません。
 江戸家猫八さんのご冥福を心よりお祈りいたします。
 ネットにアップされている猫八さんとの対談のURLです。猫八さんを忍んでいただければと思います。
「サイエンス・ウインドウ」2009年秋号(10-11月)
https://sciencewindow.jst.go.jp/html/sw28/sp-002
「野鳥」2011年2-3月号
http://www.birdfan.net/fun/matsuda_song/pdf/01.pdf

 

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