徒然

2018年7月 6日 (金)

アリの巣がありました-長時間録音の失敗

 東京地方は1週間、強風が吹きまくり、まったくフィールドワークができませんでした。そのため、今シーズン録音した音源の整理をしています。
 今シーズンは、新しい機種の試し録り2機種があり、なかなか良い音が録れました。新機種の試し録りは、霧降高原で行っています。霧降道路の際に置いて録音します。最初は、木の枝にしばり付けたりしましたが、地面に近い方が風の影響を受けることが少ないので、地面に置くことにしています。
 霧降道路は2車線でカーブが多いので、途中で車を止めることができる場所は限られています。少なくとも100mは直線のところ、あるいは車を縁石に乗り上げさせ少しでもスペースをあけて止められるところでないと危険です。標高が1,400m以上で、このような条件で録音機を置くことができるのはわずか2ヶ所しかありません。それでも、下り車線のため、かなりのスピードで車が下ってくるので、急いで録音機を置かなくてはなりません。先日は、数10mしか視界のない濃霧の中でしたので、なおさら急いでおきました。

P1050447

  録音機はあらかじめ稼働させておいて、さっと置きます。この間のタスカムのDR-44WLの試用では、置くときアリがたくさんいるのがわかりました。でも、アリの立てる音なんてたいしたことはないだろうと思って置いてしまいました。また、夜や早朝の温度の低いときには、活動しないだろうと思っていたのです。ところが、録音機のそばで活動するアリの立てる音は思いの他、大きく入ってしまいました。



 「ガサゴソ」という音です。この音源の部分は午前2時頃です。アリは、なんと夜中も働いていたのです。低音なのでカットは可能ですが、この音を削除するとカッコウの鳴き声も消えてしまいました。これからは、録音機の稼働の確認だけでなくアリの巣がないかの確認も必要と、長時間録音の注意事項に書き加えておきます。

2018年6月20日 (水)

カウンターが999999になりそう

 ふと気が付くと、拙ブログのカウンターが999,999に近づきつつあります。

Counter180619

 表示されているのは6桁までなので、これを過ぎると0になるのでしょうか。今から楽しみです。昔はよくキリ番でプレゼントをというサイトがありましたが、最近はなくなりましたね。
 このブログは、還暦になったのを機会にはじめました。ですから、約8年前の2010年の3月からです。ということは、一年間およそ12,500件、毎日300~400件という数字となります。それにしても、よくまあ続いたものですし、多くの方々が来訪していただきありがとうございます。この数字は、励みになります。
 おかげで検索に苦労をして、やっと見つけたと思ったら自分のブログだったときは、”なあんだ”と”ちょっとうれしい”、複雑な気持ちになります。
 

2018年4月22日 (日)

まだ冬鳥-戦場ヶ原

  週末は、日光でした。土曜日の午後は、まず戦場ヶ原へ行きました。暑いという天気予報でしたが、標高1,600mにある戦場ヶ原は、涼しいはずと思って着込んでいったら思わぬ暑さにびっくりです。
 夏でもこれだけの暑さは、珍しいと思うほど。また、なぜ余計に暑さを感じるのかというと、まだ木々が芽吹きもしていないので葉陰がないのです。ご覧のように、いつもならばズミやカラマツが影を落とす木道も日向道となっていました。

Senjyougahara180421

  しかし、鳥は冬景色で、まだマヒワ、ベニヒワ、そしてイスカがいました。夏鳥はノビタキとコサメビタキが到着しておりましたが、オオルリやキビタキとは会えませんでした。
 ここしばらくは、冬鳥と夏鳥が交差する戦場ヶ原です。

2018年4月15日 (日)

里山の夜

 土曜日の夕方から夜は、S木♂さんのご案内で東京西部の山地を巡りました。できたらミゾゴイ、オオコノハズクの声が聞けたらということでの探鳥行です。天気予報は雨と強風、春の嵐の来襲と最悪です。幸いなことに東京西部で雨は降らず、風も山間ではぎりぎり録音可能な状況でした。しかし、目的の鳥は鳴いてくれませんでした。世の中、思うようには行かないものです。
 しかし、始めて里山の夜を体験しました。時間は、もう9時近くとなっていました。昨日の日没が午後6時10分、日が沈んで3時間経っています。ところが、夜の里山の風景は意外と明るいのです。雲の合間から星が見えましたが、星明かりと言うほどありません。月は見えません。市街地から離れていますから、低い雲に街の光が反射して明るく感じることもないと思います。日光でも、山の中で夜を迎えたことがありますが、だいたい日没から2時間もすると真っ暗です。山間と違って、空が開けているぶん明るく感じることがわかりました。
 明るいために風景がよく見えます。田んぼのなかの道が谷津田の奥まで続いているのがわかります。なによりも、里山を覆う新緑が白く浮き上がって見えるのはこの季節ならではの夜の風景でしょう。そして、S木♂さんはナゲナワグモらしいクモを見つけたり、夜でも自然観察ができることがわかりました。
 田んぼからは、シュレーゲルアオガエルの合唱が賑やかに聞こえてきました。里山の夜は、思いの他生き物の息吹に満ちあふれていました。PCM-D100で録音。低音ノイズの軽減のみです。



 S木♂さん、お世話になりありがとうございました。

2018年3月19日 (月)

昔、カモの脇腹は灰色だった

 昨日訪れた皇居の凱旋堀では、ヨシガモが近くで撮れます。先日の来訪では、良い天気のため頭のエメラルド色が輝いていました。できたら、明るい曇りくらいでしっとりとした色あいで撮りたいと思っての昨日の再訪です。

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 ヨシガモをファインダーで見ていると、頭のエメラルド色の美しさはさることながら、全体の模様の妙はまるで工芸品のようです。オバさんたちが「きれいなカモね。オシドリだわ」と言いながら通って行ったのも無理はありません。
 気が付いたのは、ヨシガモの脇腹にある虫喰い模様の美しさです。バードウォッチャーだとムシクイには模様はないと思ってしまうかもしれませんが、青虫が葉を食べた跡、あるいはシミが本を食べた跡のような模様を言うのだと思います。白地に黒いジグザグの細かい模様です。ヨシガモの場合、胸のほうの青海紋のような鱗模様で、それがだんだん虫喰い模様になっていくというなんとも不思議なパターンです。なんで、このような模様になったのか、想像もできません。
 私が学生時代、カモ類をよく見ていたのは千葉県の印旛沼です。当時は、狩猟が可能であったために、カモ類は陸から遠い水面にいました。そのため、コーワのプロミナーで波の間に間にいるカモを識別して数えたものです。たとえば、ホシハジロにも脇腹に虫喰い模様がありますが、遠いので灰色に見えました。その後、上野不忍池にホシハジロが増えて、近くで見ることができるようになって、はじめて脇腹が虫喰い模様であったことに気が付きました。
 その頃、たしか高野伸二さんだと思いますが「今度の新しいレンズは、虫喰い模様が撮れる」と言ったのをかすかに覚えています。当時の望遠レンズでは、灰色にしか撮れなかったのです。たとえば、高野さんが1978年に手がけた『野外ハンドブック4 野鳥』(山と溪谷社)のホシハジロの脇腹は灰色に写っています。使用したレンズはタクマー400ミリとなっています。いっぽうヨシガモは虫食い模様がわかり、ニッコール800ミリです。撮影者はいずれも高野さんではありませんが、この違いを言ったのかもしれません。レンズの善し悪しの判断をカモ類の虫食い模様が撮れるかで判断した時代があったのです。
 ちなみに前回のヨシガモの記事の写真は縮小しているので灰色に見えます。今回は、縮小率を下げているので虫食い模様がわかります。このように、昔は灰色に見えたことになります。

2018年1月23日 (火)

日本庭園には雪が似合う-六義園

 朝一番で六義園に行きました。枝に付いた雪が、落ちる前に写真を撮ろうと開門時間に行きましたが、すでにカメラマンでいっぱい。皆、考えることはいっしょです。

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 雪のために、池の南側の順路がわずかに歩けるだけなので、けっこう混んでいました。それにしても、曲線を生かした庭作りの日本庭園に雪が降ると、さらに曲線がなだらかになって見事な風景になります。

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 風景に見惚れていると目の前をカワセミが飛んでいきました。雪がレフ板の役目をしてくれましたので、こちらもきれいに撮れました。

2018年1月12日 (金)

HDDやメモリを捨てる

 5年ほど前に法律が施行されたのに関わらず、なかなか実行されなかった小型家電のリサイクル。最近、調べたら動き始めていました。どうも東京オリンピックに向けて、貴金属の回収をするためのようです。ただし、文京区では業者へ送る方法、豊島区では回収ボックスを設置されているという違いがありました。ということで、貯まった対象品目を歩いていける豊島区の回収ボックスに捨ててきました。

Hdd180111
 
 メインは、HDDが9個。多くが、インターフェースがIDAで容量も少なく今あるコンピュータにつなげることはできません。また、このうち1台はSATAで最近、異音がして壊れてしまったものです。容量が不明のものが1台ありましたが、27GBから1Tまであって合計したら2.167GBになりました。
 このほか、メモリのCFカードが5枚。もはや8MBなんて使い道がないですね。メモリステックの64MBが1枚。加えてDRAMが3枚で、容量はよくわかりません。
 初めて見たHDDは80MG。当時は、フロッピーディスクが640KBでしたから「100枚以上入るとは凄い!」と思ったものです。初めてコンピュータに内蔵されていたHDDは3GBで、それでも最初は広い体育館の片隅を使っているくらいの大容量の感じがあったのですから、隔世の感があります。
 なお、HDDはもうコンピュータにつなげられないインターフェースなのでフォーマットもできません。そのため、基板を壊して捨てました。それにしても、HDDが9台は重くリュックに入れて運びましたが、腰が痛くなりました。

2018年1月 1日 (月)

おめでとうございます

あけましておめでとうございます。
今年も、syrinxブログ編をよろしくお願いいたします。

アップするのは、日光の二社一寺のひとつ輪王寺のオリジナルテーマソング「福来い囃子」です。初詣で参拝すると、参拝客が集まったところで、お坊さんたちが歌ってくれます。



歌は、大きな伽藍のなかに反響するので身体に響きます。
身体いっぱいに福をいただいた感じになれます。
今年も幸多い年になりますように。

2017年8月15日 (火)

マダニが増えた理由

 今日のNHKニュースで「マダニ媒介の感染症SFTS、ここ5年で最多に」がありました。今月6日で、統計があるここ5年間で最も多い発症例64人が報告されているとのことでした。
 私自身、何度もマダニに刺されているので人ごとではありません。フィールドでの作業、じっとしていなくてはならない野鳥録音では、マダニに刺される危険があります。一度は、私に向かってマダニが歩いて来るのが見えたことがあります。それでも、動けず刺されました。
 去年、日光の中禅寺湖のほとりでシカが2頭いました。見ると、2頭とも両耳に黒い小さな塊が10個ほど付いていました。おできか皮膚病かと思ったですが、よく見るとシカの血を吸って大きくなったマダニが付いていたのです。
 今思えば、なんで写真を撮らなかったのか、あまりの気持ち悪さに撮る気にならなかったというのが正直な気持ちです。これだけ、シカがマダニにたかられているのならば、以前に撮った写真の中にあるかもしれないと探してみました。
 シカの耳がわかるように近くで撮れた写真は多くはないのですが、ありました。2010年7月12日大笹牧場付近で撮ったものです。

Sika100712

 写真をクリックして、拡大して見ていただければと思います。耳の後ろに血を吸って大きくなったマダニが2匹が付いています。毛のない耳が吸血しやすいのか、それとも耳に付いているのが見えやすいのか、わかりません。そのため、身体の他の部分にも付いている可能性もあります。少なくとも多いときで片耳で10匹、1頭が20匹も付けていることがあるのですから、ちょっとした数になります。
 マダニは、吸血のために数日は付いているので、シカの広い活動範囲にマダニが拡散されていくことになります。日光でマダニが活動をするのは4月から10月の約7ヶ月間、何千頭というシカがマダニをばらまいているのですから増えるわけです。
 これが、全国のシカの生息地で行われていることになります。その結果、マダニが増え、SFTSも拡散していく可能性があるわけです。
注:マダニには何種類かあります。種の特定ができないため、マダニといたしました。

2017年6月12日 (月)

夜の鳥セット

 昨日の英彦山の録音を聞くと、わずか数秒間のオオコノハズクの声の合間にコノハズクとトラツグミが鳴いています。報告では、夜鳴く鳥としてヨタカ、アオバズク、ジュウイチも録音されていたそうです。こうして夜の鳥を録音していると気がついたのは、夜に鳴く鳥はセットになっていることです。
 たとえば、日光ではコノハズクのいるところにはオオコノハズクがいて、トラツグミ、ヨタカも鳴くといったようにです。雲龍渓谷というところで野宿したときは、午前2時にヨタカとホトトギスの鳴き合う声で目が覚めました。戦場ヶ原ならば、フクロウにオオジシギとヤマシギの声が加わります。東京西部の山地では、フクロウは必ずいてトラツグミ、ヨタカ、アオバズク、そしてときどきオオコノハズク、ミゾゴイというセットとなります。兵庫県北部の山地も、トラツグミ、ヨタカにジュウイチ、ホトトギスが加わっていました。
 当たり前のことかもしれませんが、夜の鳥が1種類だけということは希で、だいたい複数種の鳴き声が聞こえてきます。
 多いのは、フクロウとトラツグミ。トラツグミの替わりにジュウイチかホトトギスが、鳴けば、ポーカーで言えばツーペア。標高の低い所ではアオバズクが入って、スリーカード。標高、高めでヨタカがいればコノハズクがいて、希にミゾゴイやオオコノハズクが加わります。これだけそろえば、ロイヤルストレートフラッシュになる感じです。
 関東地方の山地、森林環境ではホトトギス>トラツグミ>ジュウイチ>フクロウ>アオバズク>ヨタカ>コノハズク>オオコノハズク>ミゾゴイという順序が難易度の傾向かな。これは、あくまでも私の限られたフィールドでの経験からの個人的な感想です。要するにコノハズクのいるところは、ヨタカ以下の鳥の声がするということになります。ただし、オオコノハズクは声が小さいこと、ミゾゴイはさえずりの頻度が少ないことで、この通りにはならないことがあります。
 ただ、これらの鳥がいっせいに鳴いてコーラスにはなるようなことはありません。日没から日の出まで、それぞれ好みの時間帯があってまるで時間を割り当てられたように鳴き分けている印象があります。
 こうした夜の鳥のセットが充実しているところは、早朝のコーラスもにぎやか。それだけ、自然が豊かであることの証拠にとなります。

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